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はあ。
そういう問題なんか。
[やっぱり良くわかっていないらしい。がじ、と蒼の髪を軽く、掻いて]
いや、別に邪魔じゃねぇが。
物珍しくて、鍵盤はじいてただけだし。
[言いつつ、また、音を鳴らし。
何やら探しているらしい様子に気づいて]
貸したままって……縛っとくもん、ないんか。
[っても、俺もないしなー、と、ぽつり。
なけなしの物は先日のクリーチャー戦の血の始末で、既に臨終していた]
―昨夜:回想―
[暫しの会話の後に友人達と別れると、階下へと足を向ける。
広間にはまだ幾人か人が揃っているかも知れなかったが
気付いていないのか、見知らぬ振りをしたのかそのまま通り過ぎて。
カツ、と小さく足音を響かせて玄関ホールへと辿り着いた。
周囲に人の気配が全く無い事を確認すると、その足取りは真直ぐに――
しかし、外へと続く扉では無く、壁際へと向けられる。]
[何の飾り気も無い壁を目の前にして、ぴたりと立ち止る。
無機質な白を見つめながら何を思い出したか――ひとつ溜息を零した。
僅か細めた瞳に浮かぶのは、何処か、冷たさの滲む色で]
――…、ああもう。
よりによって。
[一人でこなす方が、幾らかマシじゃないですか。
苛立ちの含む呟きを零しながら、目の前の壁へと掌を当てる。]
[す、と掌を滑らせて、或る一点で、其の動きが止まる。
ゆると翠を瞬くのと同時、音も立てずに隠された扉が開かれた。
しかし、突如現れた其れに驚愕の色も浮かべずに。
待ち受ける相手が相手だけに――…全く気が進まないが。
出向かない訳にもいかない。再び、溜息を零して。
ぽっかりと口を開けたエレベーターへ、足を踏み入れる。
白の壁が再び音も無く、青年の姿を*消して*]
―地下―
[低い駆動音を立てて、暫しの後に鉄の扉がゆっくりと開く。
静けさに包まれた通路の向こう、振り返る相手の存在を認め翠を細めた。
カツ、と音を鳴らして通路へ足を踏み入れると、
白い扉が、背後でゆっくりと閉じられる。]
「お久しぶり、会えて嬉しいです。」
――とでも、言えば宜しいですか?
[虫唾が走る、と向けられる言葉に小さく鼻を鳴らし]
/*
…偉い勢いで爆睡しました。まだ眠いです。
全力で回想形式了解。 こちらも今は暫く反応遅いので。
…メモのやつは、うん。
直そうと思ってて、すっかり忘れてました。ありがと!
はっぴーばれんたいーん。
っ【チョコ】【チョコ】【チョコ】【チョコ】【チョコ】
[4つは墓下用。 皆、こっちに来たら食べればいいよ!]
*/
そういう問題なんです。
[こくこくと頷いた。先日の繰り返し。
無いものは仕方ないと諦めて、なるべく足に意識を向けないようにすることにした。]
珍しい? でも、弾いて――
ああ、こんなところにあるのが、ですか?
確かに、そうですよね。
大分昔のなのかな?
造り自体も古いみたいだから……。
[顔を動かして、ぐるりと周囲を見渡す。]
なんで、こうなっちゃったんでしょうね。
(…面白いと来たか)
[自分と対話してイレーネが漏らした感想。
無知なる者はかくも意図を理解出来ぬが故に幸であり不幸であるものだ、と思う。
少女がこの意図を理解した時、この感想はどのようなものへと変わるのだろうか]
[広間に人が少なくなると、自分も広間を辞し。
廊下にまだ人が居た場合は挨拶をしてから個室へと戻る]
─そして現在・個室G─
[自室にて乾かしていたハンカチを手に取る。
長く干していたために水分は完全になくなっていた。
皺の残るそれを出来るだけ丁寧に畳む。
付着していた血はある程度取れていたが、うっすらと残っている箇所があったりもした]
…血は、なかなか落ちないからねぇ。
[仕方ないか、と僅かに肩を竦めた]
……ああ。そ。
[繰り返しの問答に、これ以上はキリがない、と判断して、その話題はそれまでに]
ああ、残ってるっていうのが、中々珍しいな。
こういうモンは、大抵お宝狙いの連中がさっさと片しちまうから、残ってる事は少ないんだ。
[かく言う自身も、そんな仕事を請け負う事は多いのだが]
……なんで……って。
この廃墟が出来た理由、か?
[軽く、問いつつ、また鍵盤に指を落としていく。
紡がれる旋律。
『冬って、ほんとはあったかいんだよ』
そんな口癖と共に紡がれていた音色を、静かに織り成して]
/*
……墓下にて、血で血を洗う戦いが…!?
チョコってば、恐ろしい!
[がたぶる。]
しかし、全力で釣られてやしませんか旦那ァ。
*/
ああ、えっと……
[言葉に詰まったのは、
他にも意図があったからか。]
そうです。
なんで、壊れちゃったのかな、って。
やっぱり、『異変』のせいなのかな?
[旋律を妨げないように、声は小さく。
吐き出す息は仄かに白く染まる。]
[詰まる言葉に、蒼は一瞬だけそちらを見て、また、鍵盤に戻って]
さてね。
『変異』のせいか、組織同士の撃ち合いのせいか、ざっと見ただけじゃ判断はできんかな。
わかるのは、ここが壊れてて、何でかピアノが残ってた、って事だけ。
でも、俺にとっては、目の前にあるその事実だけで十分……知ったところでどうにもできやしない過去の事で悩んだって、時間の無駄だろ?
どうにもできやしない。
……それは、そうですけれど。
もしかしたら、誰かが残したかったのかもしれない、
なんて考えたりするのは、意味のない事でしょうか。
[視線を楽器へと滑らせる。]
……意図なんて、ないのかもしれないし。
先を見なくちゃいけないのは、
わかっていますけれどね。
意味のあるなしは、自分で決めればいい。
あると思えばある、ないと思えばない。
[それだけの事、と。
なんでもないような口調で言って]
先……ね。
ま、確かに、今は先を見にゃならん時だな。
立ち止まっても振り返っても、逃げ道はない。
[静かな言葉と共に、旋律が止まる]
行く先を決めている以上、前に進むだけ。
−回想:地下−
[椅子の背の上に組んだ腕を置いて、掬い上げるように相手を見やった。]
まだ、生きていたか。
[薄っすらとした笑みは失せる。]
安心しろ。
貴様にそんなことは期待していない。
[厭われていると知りながら、気にも留めていない様子だった。
その口振りは、外見よりも歳を重ねているようにも聞こえる。]
とりあえず。
座ったらどうだ。
[示したのは、彼女が凭れていた椅子だったが。]
人によって、真実は異なりますしね。
信じた事が、全て。
[目を伏せた。]
――アーベルさんは、もう、決めているんですね。
[声には羨望のような色が滲んだ。
止まる旋律に、ゆっくりと眼を開く。]
優しい音。
寂しくも、あるけれど。
真実なんて、一番曖昧なもんだからな。
[呟きつつ、ふ、と、薄く笑む。孤狼のそれはすぐに消えて]
……決めるも何も、俺の選択肢は、最初から一つだけ。
俺が従うのは、自分の意思と、『誓い』。そして、『約束』。
それ以外のものに指図されるいわれは、ない。
ただ、自分の思うとおりにやる。
[それだけさ、と、告げる口調は常と変わらず飄々と。
それでも、音を表す言葉に、やや訝るような響きがこもる]
……優しくて、寂しい……?
そう。
言葉ひとつでつくれるものですから、ね。
……真実なんて。
[ブリジットの顔に、笑みは無い。
時を経て、尚、存在するピアノを見つめたまま。]
やくそく、かあ。
そうですよね。
約束は、守らないと。
[彼女の唇から零れる単語は同じでも、
彼のものとは異なる響きを帯びる。]
[怪訝そうな声に、ぱちりと瞬いて、アーベルへと目を移した。]
……わたし、何か変な事言いました?
うーん、想い…… っていうのかな、
何か、込められたものが感じられて、それが優しくて。
でも、遠いようにも思えて、それが寂しくて。
……あたたかいけれど、寒い、感じ?
ううん、違うなあ。
[眉を寄せて、ブツブツと。]
[笑みのない表情で綴られる言葉、そこに込められるものは計り知れぬまま]
……ああ。
『俺は』、破れないから、な。
[呟きは、独り言めいて。
視線をこちらに向けての言葉には、がじ、と蒼の髪を掻く]
……想い、ねぇ……。
ねーさんは、今の曲弾く時、
『冬って、ほんとはあったかいんだよ』
って、必ず言ってたけどな。
[かんけーあるのかね、と、呟きつつ。
一つ、二つ、連ならない音を鍵盤から弾く]
ねーさん?
[端末を挟んだ両の手で、口許を抑えるようにしながら、反射的に問い返した。]
冬はあったかい…… ですか、
不思議な感じですね。
全てを包んでくれるような雪は、優しくて好きだけれど。
……曲だけじゃなくて、
アーベルさん自身の、もあるんじゃないかな。
[再びくしゃみ。]
……そうします、
というか、そうしようとしていたんでした。
[小さく頷いて、早速、瓦礫の合間を擦り抜けようとして、立ち止まり、振り返る。]
アーベルさんは?
ああ……俺を育ててくれたひとの、一人。
[問いには、さらりとそれだけを]
ま、意味はよくわかんないんだけどな。
いつもそう言ってたよ。
って……俺自身、の……。
[少女の言葉には、更なる疑問を感じるものの、余り引き止めるのも悪いか、と問いとしては投げず]
ああ、まだいくつかやる事があるんでね。
それが終わったら、戻るさ。
[だから気にすんな、と。軽い口調で告げる]
―回想・地下―
そちらこそ、何処かで倒れているとばかり思っていましたが?
…ご期待に沿えず残念ですが、“俺”はご覧の通りピンピンしてます。
[尤も、貴女の期待に沿えるつもりは微塵も有りませんが。
掬われる様に向けられる視線からは、翠を逸らしたまま]
――折角ですが遠慮しておきます。
貴女とご一緒の空間で、寛ぐつもりは有りませんから。
…で? わざわざ場所を指定して来る以上
何か御用がおありなんでしょう。
[勧めの言葉には、きっぱりと言い切って。
腕を組んだまま部屋の壁へと凭れ掛ると、ゆると視線を向ける。
用件など、ある程度検討がついている筈なのだが、そ知らぬ振り。]
ん――そうですか。
[視線を一度下げてから、戻す。
離れてしまえば、薄闇の下では、互いの表情は見え難い。]
わかりました。
それじゃ、気をつ――
[……戦わねばいけない相手なのに、心配をするだなんて、滑稽だ。そんな思考が過ぎり声は途絶えるも、]
気をつけて。
[平静を装って、紡いだ。
それきり振り返らず、片足が気になるか、やや危なっかしい動きで、*去って行った。*]
[去り際の言葉。それに思わず、くく、と笑う]
気をつけて、ね。
[そりゃむしろそっちがだろう、と。
呟く脳裏を過ぎったのは、先日の浴衣の時の事か。
少女の姿と気配、それが完全に消えたなら、蒼の瞳は再び鍵盤へと落ちる]
……ま。
一応、理由は聞いてんだけどな。
[言う必要もねぇし、と。
小さな呟きが、冷えた大気に溶ける]
「冬って、ほんとはあったかいんだよ?」
「冬は寒いから。だから、いつも、大事な人の手を握ってられるから」
「一番、ぬくもりを感じられるの」
[そう言って微笑んでいた姉は、兄が死んだ半年後に病に倒れた。
愛しい者の後を追うように。
自分より年上だったのは、その時にはもう、彼女だけだったから。
その時から、彼は『身内』の子供たち全員の心の拠り所となっていた]
生憎、早々、楽には死ねないらしい。
そして、組織の「仲間」が減るのを喜ばしく思うような性格はしていない。
[それは、「駒」とも言い換えられようが。
勧めを断られれば、残念、と口にはしたものの、最初からそれは予想していたようだった。]
……それが解らぬ程、愚鈍ではないと思ったが。
見込み違いか。
[僅かに首を傾げ、髪を揺らす。]
上からのお達しだよ。
……さて。
現状打破のために、真面目に動くとするかね。
[立てた左の手に、拳にした右手を打ち当てつつ言って、気持ちを切り替える。
鍵盤に元のように蓋をするとその場を離れ、違う廃ビルの中へと足を踏み入れた]
[きちんと扉から戻って自室に戻ったのは大分前だろうか、それとも少し前だろうか?
ベッドに大の字になって暫くうとうとしていたようで、薄く目を開くと天井が見えた。
ゆっくりと体を起こす。]
…ふあぁ。
[大きく欠伸をすると、冷蔵庫から果物を取り出してかぶりついた。]
…そういえば、砂漠って見てないなぁ。
ね、見に行きましょーか。
[虚空を見つめて、呟く。
しゃくしゃくと、口に入れた洋梨が音を立てた。]
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