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[――案の定、とも言うべきか。村から離れようとすればするほど
歩幅が縮んでいく…とでも言うのだろうか。
苦労して進んだかと思えば、気付けば自分の足跡を再び辿っている様な有様で。
…どれだけ足掻こうとも、村より外に出れそうにはなかった。]
["聴いた"言葉の通りなら。そう思ってひたすら投げ続けた雪球。
―――あの言葉が嘘なら、多分「グー」で一発という所なのだが。]
あー…本当だー…。
……39個も投げたのに、1個も戻ってこないなぁ…。
[…結構、試していたらしい。
嘆息を漏らせば、チラリと向ける視線は自分の胸元]
―――面白いことは好きだけど…、ねっ!
[よ、と片足を軸に半回転して。
くるりと踵を返せば、村へと道のりを辿る。]
[ミリィの手が頭に伸びる。
子供はきょとんとした顔で、それを受ける。]
ええと、あの、ありがとうです。
[慌てて、にこっと頬笑みを浮かべた。
それから子供は籠の中のマフィンを見る。]
ミリィさんが、作ったのですか?
[淡茶のオーバーコートを身に纏い、革の手袋に、革のブーツ。
侍女を伴い、扉を開ける。夜の風が、彼の頬を撫ぜた]
[外の空気は冷たく、吐く息は白かったけれども、相変わらず村は賑やかで、人の活気と色とりどりの光に包まれていて、寒いと感じる間も無さそうだった。
出掛けると言っても、特に宛てがある訳でもなく。満天の星の下、歩みを進める]
[ティアラをヘアピンで止めながら、少女は問いかけに、小さく肩を竦めた]
いいえ、屋台で買ったの。私がマフィンやケーキを作ると、なぜか、必ず爆発してしまうから、危なくて、他所のお家では作れないのよねえ。
[どうしてかしら?と、心底不思議そうに首を傾げた]
……そう言えば、そうだった…
[村の入り口で箒をもって、青年はうんざりする。]
[昨日は大判焼きの甘さにすっかり心を奪われていたが
青年は相変らず村の外から先にでることが出来なくて
そして、やっぱり考えても答えなんてでなくって。]
……まさか、本当に妖精の仕業だったりな…
[青年はそう呟きながら、はなからそのことを信じていない表情で]
[まだ、小さい頃の影響が残ってるのかな]
[そう思いながら朝の掃除を終りにし、
他の村の人々と一緒に村の中心へ戻っていった]
―早朝:村の入り口→村―
[小さな花は、ミリィの手の下で揺れている。
子供はじっとおとなしくしながら、話を聞く。
なんだかおかしな話を聞いた気がするが、
そういうこともあるんだなと、思っておいた。]
爆発してしまったら、怪我をしてしまいます……
怪我、しなかったですか?
[心配そうに尋ねるが、しかし、
台所の心配は、実感が無いのでできないようだ。]
はい、出来上がり。
[明るく言って、少女は、手触りのいい柔らかい金髪を撫でる。続く問いには、少し遠い目をして応じた]
そうねえ、怪我はしないけれど、オーブンが焦げ焦げになって、エプロンが生地でべたべたになっちゃうことが多いわ。おじいちゃんのところで挑戦した時は、おじいちゃんのヒゲが、ちょっと焦げてしまったし。
[怪我をしなかったのは、多分、ただの運だろう]
[何か、自分にとって不思議なことがあると
それは、きっと妖精のせいに違いない…と思っていた小さい頃。]
[むしろ、そう思い込みたかった小さい頃。]
[そんな、幼年期の自分を思い出し
青年は、小さく苦笑する。]
「おーい、アーベル!そっち準備終ったか?」
[考え事をしている時、
祭りを取りしきる実行委員の人に声をかけられ
青年は現実に引き戻される。]
[頭を撫でられて、嬉しそうに子供は笑った。]
ありがとうございます。
……エプロン、いっぱい必要ですね。
おひげだけで、よかったです。
[なんだかそら恐ろしいものを少し感じてしまった*らしい*]
[今は源泉までのルートの安全最終確認…の仕事中だった。]
[見物客も混ざるおいかけっこ
…ルートに危険なものが放置されていないか
突如邪魔になるものが置かれたりしてないか。
ルートにある屋台の一時撤収がすんでいるかどうか確認して歩く。]
[足を止め、首を捻る。何となく気だるいのは居眠りの所為だろうか]
[ふと思い出してコートのポケットを探ると、昨日少女に貰った飴の袋が出てきて]
[一つ口に放り込めば円やかな黒糖の味が広がった]
…ん。
[舌の上で転がすうちに幾らか気も晴れた気がする。そのまままた、大通りへと向かって歩き出した]
[屋台通りに並ぶ店の一つ一つの前で、いちいち立ち止まる。
彼にとっては見慣れないものの連続で、興味深いらしく。
ユーディットはと言えば、矢張り彼女も少し珍しそうに、けれど、主を見守るかのように後ろに控えている]
[そんな二人組は、たとえ人込みの中でも、些か目立ってしまうか]
[自分が担当した区画ではクレープ屋の撤収が遅れていた。
が、青年自身も撤収を手伝うことで、
無事担当区画の安全は確保された。]
[手伝ったついでに、クレープを貰ったのは言うまでもない。]
…んっし。行きますかっ!
[気合の声を上げて立ち上がると、手足につけられた銀の輪がシャらりと鳴った。
儀礼用のダブルクリスを手に取る。
二つの月の刃は、危険の無いように軽い木を銀色に塗ったもので、間をキラキラ輝く1.5メートルほどの薄絹の布で繋いである。
すっと構えて意識を澄ませ、舞台へと。]
[屋台通りで、時折立ち止まっては細々と水風船やらを買い込んで。
ウサギの飴細工は、片手に握り締めたままだ。
買ったは良いものの、どうやら勿体無くて食べれないらしい]
……なんか、食べ物ほしーかも。
[何買おう。とぽつりと呟きながら歩を進めて。
ふと視線を上げれば、何処かで見た2人組に気付いて、
おや。と小さく首を傾げる。]
……あの、あれだ。エリにぃの『お姉さま』少年だ!
[数寸考え込んで、記憶に思い当たりを見つければ
あぁ!と納得したように声を上げる。
―――覚え方は失礼極まりないものだけれど。]
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