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温泉。
地中から湯が湧き出す現象や、地下水が湯となっている状態、またはその場所を示す用語。その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれる。
[いや、そんな事を調べても仕方がないのだが。]
[準備と言っても、近場なのだから、然したる大荷物でもなく。
出来ていないとすれば、それは心の準備くらいなもので。
当然ながら、公衆浴場の類になんて、入った事はない]
…………むぅ。
[困った。]
[しかし、彼が困っていようがなんだろうが、女性陣の行動は早かった。
母は勿論の事、侍女のイザベラはとっくに全員分の準備を整えていたし、寝惚けていたように見えたユーディットさえも、乗り気のようだった]
[扉がノックされる音。]
[――溜息]
─工房・自室─
……あー……何かなー、もう。
[はふ、とため息をついて、起き上がる。
窓からは、通りの賑わいがこぼれ落ちてくる。
薄暗い部屋に差し込む光、それを跳ね返すのは紫水晶と白の花冠]
……あー……マジで、どうしろっつの……。
[紫と白を見つつ、ぼやくような呟きがぽつり、と]
………………………あふっ……
[花輪の追いかけっこの後始末が終れば自宅に帰る…
予定だったが、自衛団長が消えたとなってはそうはいかず。
青年も時間の限り自衛団長を探した…村の中に限られたが。]
[先日から始まった、村の外へ向えない…状況は収まることがなく]
[また、他の村の人々を見るに皆が村の外へ出れない訳…ではなかった。]
[むしろ、青年のように一歩も外へ踏み出せないのは異例のようで。]
[大概は村の内と外を通過する際に軽い違和感。
一部境界に近づくと
…掃除の時にいたある青年のように歩きづらそうにしている者もいたが]
[そもそも、大勢が自分のように外へ出られなかったら、
何らかの噂や騒ぎが起こるだろう…が無かったことからも
どうやら青年の方が異例のようで]
[見に憶えのない不思議な現象に
青年は途方にくれながら広場でグリューワインを啜った]
ま、ぐだってても、はじまらねぇか……。
[呟いて、起き上がる。枕の横に丸まっていた相棒がぴょん、と肩の定位置へ飛び上がった]
……さて、何か食いに出るか、ヴィント?
[肩に乗った相棒に問えば、返って来るのはきゅ、と言う威勢のいい返事。
それによっしゃ、と返してから、ふと、作業台の上の白の花冠を見やった]
[てちり、と相棒が頬を叩く。
その感触にふとした物想いから立ち返ると、ふらり、と外へ。
そのまま、宛もなく通りをぼんやりと歩いて行く]
[昨日の大騒ぎが嘘のように、でもそれでも十二分に賑やかな通りをぞろぞろと歩く。
その一団の一番最後に付いて行きながら、なんとはなしに周囲を見れば、見覚えのある人影がちらほらと。]
[村と外との境目。
その近くに立つ出店で珈琲を頼み、ぼんやりと其処を見遣る。
瞬間に首を傾げはするものの、村を出入りする人々。
ゆるゆると息を吐き出して珈琲を啜った]
…どうしたものかな…
[何気無く村の外に出ようとし、進まなかったのを思い出す。
妖精祭りの一環で何かあるのだろうかとも思ったが、己を除く周囲の人々にそんな様子は見られない。
祭りの間だけならば元々最後まで見ていくつもりで、問題はないが。
もしもこれが何時までも続くようならば]
……どうしたものか。
[もう一度、ぽつり]
[村の境界の謎と自衛団長消失の謎。]
[青年が答えが出そうもない謎をグルグル考えていると
見知った顔がチラホラ。]
[青年はユリアンとミハエルとメイドさんにヒラリと手を振った。]
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