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………う……うぅ………
!!!!
[ぱっと]
[毛布を跳ね飛ばし]
[触れる手から逃げようとするかの様に]
[ベッドから飛び降り]
[走り出す。]
[押さえていた腕を跳ね除け、ベッドを降り走り去ろうとする男を追う]
おい!無理するな、危ないから!!
[叫んだところで止まる筈も無く、ただ追いかけて]
俺は人前じゃ吸わないから好いんだ。
[ 其れでも、染み付いた匂いは容易には取れない訳だが。
耳に届いた悲鳴に眉を険しくし天井を見遣っていたが、胸に手を当てるメイの姿に視線を下ろす。]
……大丈夫か?
[声の聞こえた方──階段を見やって、立ち尽くしていたが、問いかけにはっと我に返って]
え、あ。
あ、うん。
何でもない、よ?
[とっさに笑顔を作りつつ、ほらなんでもない、と言いたげにぱたぱたと手を振るものの。
どうにも、不自然さは拭えなくて]
[頭を抱え蹲る男に近付き、目線を合わせるようにしゃがんで]
ほら、急に動くから…。
俺は敵じゃない、って言ってるだろう?
…ナサニエル、だ。分かるか?
[驚かさぬように、できるだけ静かな声で]
[少女は反射した窓の奥に続く闇に、瞳を奪われたまま時を過ごしていた。]
[途中、ナサニエルが室外へ足を運んだ気配と、玄関先で誰かが訪れたような気配は微かに感じ取れていたが、階上の叫び声は聞こえることなく――]
嫌な雨…長く続かなければ良いのだけども…
[雨音によって呼び起こされるのは過去に出来ないほどの真新しい記憶か。
緩やかに襲ってくる頭の痛みに僅かに顔を歪めながら、少女はようやく窓の闇から開放された。]
……そうか?
[ やや間を置いてから、不自然な表情に返した青年の様子も些か不自然だったろうか。
視線を宙に巡らせて僅かに思考すると、未だ濡れていた手をタオルで拭きメイの頭をポンと撫でる。]
まあ、云いたく無い事なら云わなくて好いし。
云いたくなったら何時でもどうぞ。
[ 軽く笑みを作って云うも、直後にくしゃみ。]
……寒っ。
人か獣か、ってあんた…人を化け物みたいに……
[そこまで言って思い当たる、ある、魔物の話。
人を喰らう獣、人の姿を真似た……]
あんた、まさか……あれを?あれに襲われた、のか?
[拒絶の視線は、きっとそれを恐れての物かと思えばそれ以上何も言えず]
[頭を撫でられた瞬間、身体がわずか震える。
相手によってはそうでもないものの、触れられるのが苦手なのはどうにもならなくて]
『……まあ、他意がないのわかるから、なんてことないけど』
ん……まあ……気が向いたら?
[呟きは心の奥に止め、声に出すのは曖昧な言葉。
それから、くしゃみと、それに続いた言葉に嘆息して]
……そりゃ、寒いでしょ……。
[呆れたように言いつつ、浴場に続く廊下を見やる。
様子を見に行ったネリーは、そろそろ戻ってくるだろうか、と思いつつ]
[痛みを訴え泣く様子は本当に子供のようで。
また怯えさせるだろうけれど、そっと声を掛けて]
まだ休んでいた方が良い。
歩くのも辛いんだろう?
[ふゆりと時計を見上げれば、結構な時間で。少女は使用人が準備した食事の匂いに誘われるように、広間のテーブルに改めて着く。]
[鼻をくすぐる匂いに、自然と頬が緩むのは人間の本能。では、両親を喰らった人狼の本能は?――
雨によって呼び起こされた記憶に誘われてか、おかしな思考が頭を擡げる。
その思考を振り払うように、少女は二、三、頭を振る。一つに纏めた金糸がさらりと背中を舞い落ちる。
衣服越しに得た感触に、平常心を取り戻しつつ、再び食事と向き合う。]
――そういえば…昨日居た方々たちは…この雨の中屋外へ?それともまだ…室内の何処かで時を過ごしているのでしょうか…。
[薄紅色の唇から漏れた独り言は、宙に舞う。]
<ヘンリエッタ寝室>
[音がする。
何かが割れるような激しい音が、遠くから。
ああ、また。
今起きちゃ駄目だ。寝た振りをしておいた方がいい。
毛布を被って隠れていれば平気。
そこまで考えて、身を被う寝具の違和感に、目が覚めた。
意識が覚醒していくとともに、耳を打っているのは破壊音ではなく、雨音だと気づく。
横たわったまま、ほのかな明りに誘われて窓を見れば、鈍い色の雨雲。]
……雨か。
[薄暗い室内には全く見覚えがなく、束の間自分のいる場所が判らずに混乱した。
思い出したのは館の主の笑み。]
来ちゃったんだよね……。
[ メイの内心に気付く事は無く――其れは相手も同様だろうが――取り敢えずガシガシと頭を拭く。零れる滴の量は少なくなれど、代わりに其れを吸い込んだ絨毯は確りと濡れていた。]
……見て来る……。
[ 再びくしゃみが出そうになるのを口許を押えて堪えつつ、*浴場へと向かった。*]
[彼が頷くのを見て、少しだけ安心をして]
ベッドに戻った方が良い。
…立てるか?
[とりあえず手を貸せるようにと、そっと差し出して]
―浴場―
[階上の叫び声は、閉め切られ湯気の立ち込める浴室には然程大きくは届かなかった。それでも何かあったのだろうか、と眉を顰める。
加減を確かめるために濡れた手を拭き、手袋を嵌め直す。
身体が冷え切っているであろう客人を呼びに、玄関へと向かった]
―浴場→玄関―
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