情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[外に出れば包む大気はひやりと冷たく。
……それに負けない熱気の余韻はさすがと言うべきか。
ふとこぼれる、笑み。
そして、その足は森へと向き]
……何だ、これ……。
[村と森との境界線。
そこに、違和感めいたものを覚え。
しばし、立ち尽くす]
なんにもない……よな?
[問うた所で、答えはなく。相棒もまた、首を傾げるのみ]
[相棒の呟きには、妙に納得できた。
結界の強度やら何やら、総合的に見ても、これまでとは、格が違う]
…………。
『フェーン……?』
あんのバカ親父……。
[ぽつり、こぼれる、かすれた呟き]
……ただの昼あんどんじゃねーんだから、普段からきっちりやる事やってみいってんだ、バカやろぉぉぉぉぉぉっ!
[絶叫。
ついでに結界に蹴りを入れたい衝動に駆られたが、*それはなんとか押さえ込み*]
[叫びとほぼ同時。男も結界の前に居た]
……今のは効いた…
[絶叫は意図せず意識を伝い頭に響く。
くらくらする頭を押さえてもう一度結界に目を落とした]
結界に付与できる要素全てを織り上げられてる…か?
[そんなことをすれば普通はどこかに綻びが起きそうなものだが]
一切そんな隙はないな。
さすがは妖精王といったところか。
[絶叫の言葉は解せなかったか、ぽつりと呟いて]
『こっちも駄目よ』
[ひらりとドレスの裾を舞わせて女が現れる。
祭りの中にあるならともかく、陽の光の許には異質だろうか]
『村に紛れてる妖精と、あと力のある人間。
調べようとしてもぼんやりとした気配しか読めないの。
多分これも妖精王が何かしらの力を用いてるわね』
周到なことだ…
[双方の視線は交わらず、互いに無関係を装い意識を交わす]
やはり再度相談が必要だな。
『そうね。向こうは何か見つけてるかしら?』
さぁ、どうだろうな。
あまり期待はできないだろう。
[これでは、な。と結界を見据える。
女は朝の早い出店でジュースをひとつ購入して]
『どうかしら。あの子ならもしかしたら…』
…昨日から何なんだ?
ユリアンがどうかしたのか?
『んー…自分で聞きなさいな』
お前は…
[泳ぐ視線を思い出せば、聞けるわけがないだろうと*息を吐いた*]
[陽が、一番高く昇る時間。
きりりと澄んだ空気も緩み、日差しが優しく降り注ぐ。
はた、はた。はた、はた。
洗い上げられた真っ白なリネンが、風に撫でられて、
揺れる。]
[朝食の席に、母の姿は無かった。
イザベラに尋ねれば、まだ、寝所で休んでいるとの事で。
身体が強くないというのに、殆ど一日中出歩いていた所為だろう。矢張り、無理にでも連れ帰るべきだったろうか]
[食事を済ませ、毎日の日課――簡単な復習や運動を終えた後、母の寝所に向かう]
[コンコンと、規則正しく二度、ノックの音]
……ミハエルです。
母上、失礼致します。
[内からの返事を聞いて扉を開け、一礼。
半身を起こし、イザベラに髪を梳かれるフィリーネの姿があった。陽光を受けた金色は、宝石の如くに煌めく]
御身体の具合は如何ですか?
あれ程、無茶はなさらぬようにと申し上げたのに。
……医者に掛りたくないのでしたら、御自愛なさって下さい。
[何方が親だか解らない我が子の言葉に、母は楽しかったものだからと、困ったように笑みを浮かべた。侍女がそんな彼を宥める]
……母上に何かあれば、皆が……父上が哀しみます。
[無論 自分も、とは小さく。
それきり黙り込んだ彼を見、イザベラが退出する。
母は謝罪の言葉を述べ、細い腕を伸ばして、傍らに来た我が子の頭を撫ぜた]
[彼が口を開こうとした瞬間、フィリーネがくすりと笑う。
「そうね。
大事をとって――
明日には、温泉にでも行こうかしら」
無邪気に微笑みつつ、皆も一緒にと付け加える彼女は、*ちっとも反省していないようだった*]
[乾くまでには、まだまだ時間がかかりそう、と。
その間に、お使いに。
手籠の中には、買い物リストと言う名の地図が一枚。
そして――朝の一仕事を終えた後、与えられた部屋に戻って、小さな手で編み上げた、小さな花の小さな花冠が一つ。
渡すまでに萎れないよう、小さくおまじないを唱えてはあるけれど。ちゃんと遇えるかしら?]
[地図を見ながら店を廻り、身体を温める効能のある生の香草と、新鮮な林檎を買い求めて。
ぱた、ぱた、と来た道を戻る。
途中、酒場を通りかかって。
聞こえた嘶きに、ふと、足を止めた。]
[少し道を逸れ、ぴょこ、と馬小屋を覗き込めば。
見覚えのある馬が一頭、こちらの気配を察して首を上げて。
じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
……何故か始まる、見つめあい。]
[勝った、と思ったのか、馬はふんふんと鼻を鳴らし。
その迫力に彼女は逆らいきれず……果物屋でおまけにもらった小振りの林檎を、びくびくと差し出した。
はぐり。
林檎を咥えた馬の注意が、完全に逸れた瞬間。]
………っ!
[涙ながらに逃げて行く姿が、*見られたりしたとか。*]
[子供は朝陽の下で目を覚ます。
隣に大きな茶色の頭。
ふわふわ、ふかふか。
柔らかくて、頬笑みが浮かんだ。]
嬉しいなぁ。
お祭りが始まって、いっぱい嬉しいなぁ。
[抱きしめるように眠っていたから、
ちょっと疲れていたけれど。]
こんな風に眠れるなんて、嬉しいなぁ。
きょうだいみたいな優しい人もいて、
きょうだいみたいに眠れるなんて
[ステージ近くの仮設テントの楽屋で、伝統衣装の装束を着付けられている。
黙っていれば以下略なのだが。]
つーかまー、今年はあいつがやるんだったんだけどなぁ。
[旅から帰らぬ旧友を思い出してぽつり]。。
[子供は熊を相手に首を傾げた。
それから少し考えて、熊を撫でる。]
行ってきます。
[同じ言葉を施設の大人にも、
言って子供は外へかける。
大人たちは、昨日の熊の話に、
花を咲かせ始める。
きっと一人の女の人が、
夜になる前に、お礼を言いに行くだろう。]
いってみようかなぁ。
[子供は、とても嬉しいようで、
もう村の入り口に向かっている。
しかし、村の入り口についたら、
なんだか体が重くなる。
芸人たちは陽気だし、
観客たちも飛び跳ねているのに。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新