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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が4人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、妖魔が1人、囁き狂人が1人含まれているようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
−客室−
[柔らかな朝の光がカーテンの隙間から差し込む。
女はシーツに包まり、まどろみの中をたゆたう]
…ゥウ…ン
[夜遅かったために…未だ目覚める事はない。
否、起きたとしても準備を手伝う気などなく*部屋で寛ぐだろう*]
中/
ハァイ、お仲魔さんはどなたァ?
私は魔そのものにするか人間にするか迷ってるわァ。
そちらの設定次第であわせられてよォ。
囁きの方が誘惑して欲しいと言うなら誘惑して差し上げますわァ。
本日は遅いのォ、また後でネェ?
−早朝・厨房−
[執事の朝は早い――何時休息を取っているのか、不明な程に。
確りと着込んだ白と黒の燕尾服は、朝陽の下には似つかわしくないか。
天から注ぐ光の露に、白の器の中の濃厚な橙が鮮やかに映えていた。
それで喉を潤した執事は、ゆるりと息を吐き出す]
……ふう。
[顔に浮かぶは普段の形式的な笑みよりも安らいだ表情。
僅かな時間を楽しんだ後、たカップをソーサーに置くと、
宙の青を宿し始めた空に鮮やかな緑の眼差しを送る]
……今日も一日、頑張りましょうか。
[双瞳が眇められるも一度瞬きをすれば、穏やかな色を湛えて。
部屋に篭り切りの主の為、朝食の準備へと移りながら、
彼の好むアールグレイのミルクティーを*淹れようと考えた*]
─2階・客室─
「エーリ、エーリー」
[意識では言葉を結ぶ、みゅうみゅう、という声に目を覚ます]
……ん……ああ、ローゼ……。
「エーリ、ねぼうー」
悪かったな……夢見が良くなかったんだよ。
[苦笑しながら言って起き上がり、身支度を整える。
それから、ん、と身体を伸ばして]
さって……お楽しみの前に、仕事の方をやらせてもらいますか。
「その前に、ごはんー」
……わかってるよ。
[カーバンクルの突っ込みにくす、と笑みを零しつつ、ペンとノートを持って部屋を出る。
ホールで簡単な食事を済ませたら、書庫でしばし*自身の研究に没頭するだろう*]
―客室―
[寝台の上。昨夜は多人数の中にいたせいか余程疲れていたようで、服装もそのままで眠っていた。]
[不意に眸が開かれる。慌てたように起き上がり、窓のほうを見た。]
・・・・ぁ、・・そっか、おじいの・・
[それなりに朝も早い自宅と間違えてでもいたのか。安堵したように息を吐いて、再び仰向けに倒れ込む。]
[数分もすれば、再び規則正しい寝息の音が*聞こえた。*]
/中/
ういーっす。赤が見えた事にうっかり狼狽えた俺が来ましたよ、と。
ちなみに囁きじゃなくて、お仲魔でっす。よろしく!
…で、ぶっちゃけた話(想定内とは言え)弾かれ役職なんで
ほぼノープランでお送りしています。さー設定考えるz(ry
って事でやりたい設定とか有ったら、現時点幾らでも合わせられるんで
お二方とも遠慮無く申し出下さいまし。
[…客室。
朝早くから、少女は悩んでいた]
ぁぁぁ、な、なんでイレーネがココにいるの…!
[…それは、一人の知り合いの名前である。
いや、そりゃ招待されたからなのだが…
ともかく、その姿が見えた時、コッソリとこの部屋に戻ってきて…そのまま寝たのだ]
こ、これじゃ、あたしが嘘ついてるってバレちゃうじゃない…!!
[少女が家出する前、彼女にだけは挨拶しに行った。
…それぐらいの仲ではあったのだ]
ぅー。ぅー…
[部屋の中をウロウロと歩き回る。
確かに、会えたことは素直に嬉しい。
だが、年齢がバレるというのは、また別問題なのだ。
…既に勘づいている者がいるとは知らずに、少女は*悩み続ける*]
―客間―
ぅぅぅうう……ふわもこ……はっ
[ホールで食事と招待客や知り合いと会話をして過ごし、客間に戻ってしっかり眠りについた...は、昨日書庫の椅子で寝たと言うこともあって、のびのびぐっすりと寝れた
……思わず寝すぎてしまうほどに。
おかげで睡眠が十二分に取れたからだろう、ようやっとという時間をかけて、ぼんやりと目を覚まし、あたりを見る。
見慣れない光景。
でも確か泊まりにきているんだったなーということであまり慌てずにぼけっとしつつカーテン越しでさえ強い日差しに目を細める。
...はすぐにはベッドから起き上がらず、のろのろと日課の目覚めようの知恵の輪を取り出して、無心にいじくる。
輪が解けて、目が覚めると、今度は違う知恵の輪を取り出して*遊んでいることだろう*]
−庭園−
[――パチン。茂る緑に鋏が走り、余分な枝を落とされた。
全体のバランスを見て、伐り過ぎないように、形を整えていく。
どうやら執事は、庭の手入れをしているらしかった……が、
その間も黒の燕尾服を纏っているのは、利便性としてどうなのか。
傍から見れば、不似合いとも似合いとも言えない、奇妙な光景か。
朝から行っていた作業を一通り終えると、鋏を置いて顔を上げ、
庭の片隅、蕾を開かせて間もない、薔薇の花々に視線を移した。
周囲には取り取りの色が広がっているにも関わらず、
其処だけは雪の様な白と、闇の如き黒で埋め尽くされて。
白い手袋を嵌めた指で黒の花弁に触れ、薄く笑みを浮かべた]
――客室――
[珍しく遅くまで話し込んだせいか目覚めは遅く。
ホールに向かい、目覚まし代わりにとお茶と軽い食事を摂り、その後で日課の散歩代わりに中庭の散策を]
…まぁ、たまにはのんびり過ごすのも悪くはなかろう。
[このような場にまで仕事を持ち込む自分の習慣に少しばかり苦笑を漏らし。
かと言って、このような場では他にすることもなく]
そうさの、以前ギュンターが言っていた本でも読んでみるかの。
あれが勧めるのならば暇つぶしにはなるだろうて。
[そう呟き書庫へと足を運ぶ]
―2F:客室―
[眠るときも外していなかった首飾りが、起き上がるとちゃらりと鳴った]
ん。朝?
…ああ、寝すぎちゃったかなぁ。
やっぱり、綺麗だわ、ここ。
素敵な庭園、素敵な風景。
[窓の外の光を浴びて、彼女は目を細める。
窓に触れる指。白く細い腕。
指輪の転がる胸元を隠すのは、フリルのレェス。
薄地の白のシルクは、柔らかな膨らみにぴたりと吸い付いて。
絨毯の上には、柔らかな部屋履き。
細い足にも薄い白をまとい、シミーズの裾に隠れるように、レェスが見えた。]
あら。
執事さん?
[薄い薔薇色の口唇は、尋ねるように言葉を作る。
庭の手入れをしているのだろう、彼を見た彼女は、カァテンに触れる。]
テイルコォトでなんて、汚れてしまわないかしら。
…ん、庭にいってみようかしら。
[身を翻し、寝台へ。
残った裾のレエスがゆれた。]
――→書庫――
[書庫に赴き目的の本を探すうちに金色の髪が目に入り、見ればエーリッヒと名乗った青年がなにやら真剣に調べ物をしているようで]
ほぅ…研究熱心とは聞いていたが、それは誠のようだの。
[と聞こえぬ程度の声で呟いて。
その彼の肩に相変わらず居座る小動物が此方を見るように感じれば小さく笑い]
……お前さんの友の邪魔はせぬよ。
[とこれもまた小声で囁く。
通じたのか通じてないのか、小動物は軽く首を傾げるような仕草で此方から目を逸らし]
やれ、賢いの。善き友を持っておるようで何よりだの。
[そう頷きながら、目的の本を見つければホールに戻り、その場に居たものに茶を頼んで。
そうして椅子に腰かけ本に目を落とす。
暫くすれば周りも忘れて本へと*没頭しているだろうか*]
―1F―
[ふらりと何かを探す様に、何気なく開けた扉の奥に
現れた黒塗りのそれに、蒼の瞳を数回瞬いた。]
……へぇ。こんなところに、
[思わず感嘆の声を上げながら、足を踏み入れる。
彼是数年間はこの邸に通ったが、まだ知らない部屋があったらしい。
尤も、あの老人が楽器を奏でる趣味を持ち合わせている、とは
終ぞ聞いた事が無いから、こんな部屋が有った事すら
知る由も無かったわけだが。]
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