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/中/
当人の挙動を見て、決めましょうか……
幸いにして、誰を占うかのRPはしておらず。
ちなみに、昨日のデフォルトはヘルガ様でした。
本日は「占い:イレーネ」「投票:ナターリエ」
そのままにしておくべきでしたか、ね。
[――時は、早朝まで溯る。
いつもの如く紅茶を淹れた執事は、朝食を運びに主の部屋へと赴く。
銀のトレイをバランス好く持ち、規則的に、四度のノック。
しかし普段ならばすぐに返るはずの声は、いつまで経っても返らない]
ヘル・オストワルト?
[同じ動作を繰り返し、待機しても、やはり返答はない。
こういったお披露目会の翌日、興奮し過ぎたがためか、
主が寝入ってしまう事は、今までになかった訳ではなく。
だが、今日に限っては。
違う、と脳裏で警鐘が鳴らされていた。
或いはそれは、意識しないでいただけで、以前から]
―客室―
[昨夜、少女に促されて共に部屋へと戻ってから既に長い時間が経過していた。]
[寝台の上で規則正しく聞こえていた寝息が乱れて止まる。]
・・・・・おじい?
[うっすらと開いた双眸の色は紅い。]
――、
[愁眉が顰められ、僅かに表情が歪む。
執事が暫く戻らぬのを訝しげに思ったか、
丁度好く侍女の一人が階段を昇り、こちらへとやって来た。
それを認めた執事は苦い色を掻き消し、何でもない風を装う]
ゼヒツェーン。
ただちに、マスターキーを。
[突然の言葉にも、十年来の付き合いの彼女は緊急の要件と悟ったか、
深くを問う事はなく、些か慌しく来た道を戻っていく]
―客室→廊下―
[廊下に出る。いつものように扉の前で躊躇うこともなかった。]
連れて、かれた。
・・・・何処に?
[うわ言のような言葉を繰り返し、紅い眸は何処か遠くを見る様。]
[何かに憑かれたような足取り。]
[……当の侍女が鍵を手に戻って来る頃には、
客人にも、異変に気づき始める者がいるだろうか。
半ば投げるように手渡されたそれを咎める事もなく、
鈍い煌めきを鍵穴に差し込んで、捻る。
――カチャリ、開錠音。
中に声をかけることも忘れ、すぐさま、扉を開いた]
−客室−
[廊下を駆けて行く、使用人の足音。
起こるであろう騒ぎに心の内でほくそ笑み、シーツの海にたゆたう]
…ゥフフ…もゥ、私のものなんだからァ。
だァれにも見せてなんかあげなァィ…
[くすくすと堪えきれぬように声を零し、深紅の瞳を瞼で隠す。
――誰かが起こしに来るまで、*夢の空間を漂うだろうか*]
[普段より荒々しく扉を開き、一歩中に踏み入る。
目に入ったのは、白のシーツの上に身を横たえる主の姿。
ともすれば、ただ眠っているだけのようにも見えた。
けれども執事の胸中に上る、違和感、違和感、違和感]
ヘル・オストワルト!
[傍らに膝をついて、不自然な――
何かを求めるかの如く伸ばされた、皺の刻まれた手。
目蓋を下ろした老耆の貌に浮かぶは、満足したような表情。
昨晩の食事会で見せたものですら、遠く及ばない。
それは、奥方を没くしてからは終ぞ見られなかったもの]
……主。
[左の手袋を外して、その手を取る。喪われたぬくもり。
しかし不思議な事に、微かな呼吸と、脈とは確かにあった]
[主の手をそっと動かして、その胸元に。
生命の火はまだ消えておらず、しかし抜け殻の如き姿。
何が原因かなどと言う事は、執事にはわかり切っていた]
……なるべく、騒ぎは広めないように。
とは言え、オルゴールまでもが失われたとなれば、
客人にこのままお帰り頂く訳には参りませんね。
[立ち上がり、顎に手を添えて思い悩む表情。
事情を問う者もいるだろう、隠し通せるとは思えない。
使用人達には真実を伝えねばならないのだし、
そこから洩れてしまう事もありうるか。
ともなれば、素直に明かした方が好いかもしれない]
とりあえず。
まだ、“失くなった”と決まったわけではありません。
私はこの部屋をもう少し、見て行きます。貴女は保管室の方を。
[頷いて立ち去る侍女を見送り、深く息を吐き出した]
[ほくそ笑む女性の部屋の前を、それと知らずに通り過ぎ。]
[階上の呼び掛けが聞こえたか、見上げた。2つの眸は紅と蒼の間を彷徨う。]
・・・・何処?
[置いていかれた子供のような声。眸から一筋、透明な泪を*零した。*]
[女が宝物を隠したのは――秘密という意味持つ薔薇の下。
女の魔力は薫り高い薔薇にかき消され、魔にも露見する事は無い]
[女が魔力に包んで埋めたのは、黒ではなく白の薔薇の下。
未だ蕾は硬く、その花弁は濃い緑のガクに隠れて見えない。
――けれど、白薔薇は同族とも言える女の魔力を受けて、その色をゆっくりゆっくりと…淡い紅へ色付かせる]
[――もしも、女の魂がオルゴールへと囚われたなら。
蕾は女の魔力を一気に吸い上げ、*艶やかな紅を咲かせるだろう*]
オストワルト様。
[“眠る”主へと視線を戻して、顔を俯かせる]
永遠のオルゴール、か。
それが原因とあらば――
[口唇は震えるものの、続きは、声としては紡がれず。
伏せた双瞳は、愁いを帯びているように見えたろうか。
歪んだ口許は、笑みを浮べているように見えたろうか。
陰になったその表情は窺えず、それを知る者は、*いない*]
[浮かんだ笑みは、自嘲めいたもの。
主に仇名す者は赦しはしないとは思えども、それ以上に。
――何処かで、あのオルゴールの音を聴きたいと願っていた。
それは、己に近しいものを感じたからだろうか。
正式な契約を交えていないとは言え、主を差し置いてまでとは。
全く持って、愚かしい]
[朝、詰め所に顔を出すと真っ先に聞かされたのは、昏睡状態に陥った主のことと、忽然と姿を消したオルゴールのこと
話を聞かされてもどういうことか理解出来なかったが、それなら見てきなさいというサクヤさんの言葉に主の部屋を訪れる]
召使い ユーディットが「時間を進める」を選択しました
[まだ事情を知らないであろう招待客に気取られないよう気をつけて部屋の中へ入ると、そこには確かにベッドの上に横たわる主の姿
一見ただ眠っているように見えるが、そっと近付きその手に触れると]
……冷たい。じゃあ本当に?
[その体からは生命の温かさが感じられず、ただ底冷えのする冷たさが感じられるのみ]
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