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中/
とりあえずイレーネ心配状態(?)
イレーネに絡むかそういうの詳しそうなエーリッヒに話を聞くか。という流れが一つあるぐらいかな。
現状
アァラ、心が強ければ魔になど負けぬのでしょゥ?
ならばァ、その弱さは私のせいではなくってよォ。
[他の誰が知らずとも、執事は知っているだろう。
彼の主が、どれほど安らかな表情をして眠っているのか]
フゥン…、気に喰わないネェ…。
その方がよっぽどわかりやすい理由ですわァ。
マァァ…そういうことですのォ。
ならば、どうするとおっしゃるのォ…代わりに貴方の魂を差し出すとでもォ?
……それともォ、私を消しますのォ?
[囁く言葉に、女は嫣然と笑んだまま、腰を下ろして脚を組む。
手には煙管、立っている事が辛いのだとは微塵も感じさせぬ仕草。
紅薔薇の花弁のような唇に咥えて、ぷかりと紫煙を吐き出す]
…何、これ…
[まるで魔法のように。
…いや、実際、魔法なのかも知れない。
少女は二人の様子を見ていることしかできなかった。
話す内容、舞い散る花びら、浮かぶ紫煙。
全てを理解するには時間が足りなさすぎて…
全てを理解するには知識が足りなかった]
…
[立ち上がって逃げるべきかどうか…辺りを見回すも、誰も逃げる気配はなかったのだった]
/中/
実質、一人墓状態ですが(苦笑)
こういう一人で進めるのが実は好きなので(人がいても絡まず延々一人で進めたことがあったり。間違ってるよ、それ)
と言うより、会話、が苦手なのですな。
多弁なのは、間がもたないから、と言う理由に過ぎません。
[そういえば。と思い返す
呑まれるという単語でオルゴールのほうに思考が言ったが具体的に考えていたわけでもなかった。
でも、先程腕の中にいたヘルガはなぜだかは知らぬまでも確かに脆そうに感じて。ということは彼女は]
オルゴール…に?
[その呟きは誰かに聞こえたかどうか]
人とは弱きものですよ。
弱きが故に、愚かしく、美しい。
[冗談めかしたような言葉。しかし、浮かべた笑みは柔らかい]
どちらも、お断り願いたいですね。
自己犠牲の精神を持つ程、殊勝ではありませんから。
件の品を渡して頂ければ貴女を無為に傷つけるつもりもない。
貴女とて、ここで終わるなどと言うのはお厭でしょう?
[黒の欠片は煙と混じり合う間際、黒の光へと移り変わる。
照明が点いているにも関わらず、薄く広がっていく黒は闇と同じく。
それは魔が人を惑わす香りと似て、女を優しく諭すかのように]
中/
もうそろそろ果てると思いますのォ。
今は5分咲きの濃紅色くらいでェ、散ったその時に深紅の花が満開になったことにしていただけると嬉しいですわァ。
ヘルガ、さん・・・が。
[銀灰色の間から覗く蒼い色が揺らめいた。]
[魂の単語に反応したのか、オルゴールに囚われかけている魔の女の魂を感知したのか。蒼は僅かに、少しずつ紅を帯び始める。]
[執事の申し入れ。
それはむしろ命令めいて。
それは力の差故なのか、力を奪われつつある者へのせめてもの譲歩なのか。
その場を包み込むは闇の色]
……ここで手放すか、取り込まれるか……最早、その、二択になっていように。
……気づいているのかいないのか。
[魔の女性を見やりつつの呟きには、微か、嘲りの響きがあっただろうか。
広がる闇に、翠はわらうような色彩を揺らめかす]
[紫煙に混じりて黒き花の欠片は黒き光と変わり、そこより闇が侵食し、思わず退きたくなるが、何か距離を置くのも無駄に感じてやめる。
ああ、きっと自分の手には負えないのだろう。と思いながら。
今までのヘルガは全て偽者なのか。魔というものにとりつかれたがためにこうなっただけなのか。わからないままに、自身も整理できぬ複雑な感情を抱いたまま
どちらの行為に組することなくただ自衛と、ほんの少しの意地か。周りの人間を*気にするのみ*]
[紫煙が消され――薄闇へと変わる。圧倒的な力の差。
それが最後の力だったのだろう、女の手から煙管が落ちる]
…ィャ…嫌よゥ…
だってェ…あれはもゥ私のものなんですものォ…。
あんなに綺麗なのにィ…唄えないなんてェ…聴けないなんてェ…
銀が煌いて赤と緑が踊って…星のように月の様に唄声が降る…一度知れば忘れられないわァ…
[終わってしまうという言葉にも、女は駄々をこねる様に頭を振る]
[青年達が静かに見つめている事も、少女達が微かに怯えている事も、少年が…ナイフを手にした事も、今の魔にはわからない。
既に半ば以上、魂も力も奪われている。
蕾はその色を濃紅色と変えていることだろう。
けれども、あの妙なる音色を手放す事など、女には出来ないから]
[魂を奪い唄うのか]
[唄に魂を奪われるのか]
[答えは誰も知りはしない――契約した妖魔以外は]
[目の前で繰り広げられる現実離れした光景
だが、彼女の思考はそれを不思議と思うことなく、周りの全員がオトフリートとヘルガの遣り取りに気を取られていることを一瞥して確認すると]
……今なら
[ポツリとそう呟き、誰にも気づかれることなくホールをあとにする
ホールを出る彼女の口元は、三日月にいびつに歪んでいた]
…
[花びらと紫煙が混ざれば黒い光が生まれ、辺りが暗くなったのを感じた]
…
[圧倒的な力量差なのか…
やがて、ヘルガの声色が変わると、少女は静かにその様子を*見守っている*]
青年 アーベルは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
/中/
青年 アーベルは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
ってことで、非霊COのブリジットで現在セットしてまっす。
ユーディに襲撃RP任せることになるけど、だいじょぶ?
今なら、他の人にでも変えれるけど。
ランプ屋 イレーネは、酒場のママ ヘルガ を投票先に選びました。
[魔の…ヘルガの力が弱まり、弱々しく呟くような声が続く]
……あぁ、結局これもあのオルゴールに魅入られただけの、オルゴールに囚われた愚かな……
[小さく呟く。哀れみにも似た色を含み]
自らの終わりを知っても、まだそれに固執するというのもあのオルゴール自身の魔力なのかの。
魔すら取り込み歌う……
その様なものの封印が今更叶う物なのかの……。
[魔を凌駕する力を秘めし執事。
しかしそれをもってしてもそれは叶うか否か]
ワシにはどうする事も出来ぬて。
[ゆらり揺れて、そのままその場の成り行きを*見守り続ける*]
─庭園─
[ホールを抜け出した彼女はシャベルを片手に庭園に現れる
向かう先は白と黒の薔薇の咲く区画。先ほど、ヘルガが居た場所
その場所には白い薔薇の蕾がある……筈であった
しかし、そこにあったのは薄紅色に色を染めた五分咲きの蕾
そして、鼻歌交じりにその根元を掘り出す]
[執事自身、音色に関心がないと言えば嘘になる。
否、むしろ――けれど、それを表に出す事はなく]
お気づきになりませんか?
人をあやかす魔たる貴女こそが、歌に魅せられている事に。
その快楽は刹那に過ぎず、やがては貴女の身を滅ぼす。
美しきは永遠に喪われてしまう。
[先程までの様子と一転して、孔雀石の瞳は柔らかな色を帯びる。
薄い口唇から零れるのは、まるで睦言を紡ぐかの如き甘いテノール]
戻れなくなる間に―― こちらへ。
[既に間に合わぬと、執事は知っているか、知るまいか。
頑是無く頭を振り、虚ろな存在となる女に手を差し伸べようと]
ああ……なるほどな。
それで、か。
[駄々をこねるような言葉に。
零れ落ちる呟きは、どこか……納得したような響きを帯びて]
……愚かな事を。
『歌姫』を……独占しようなどと……。
[はっきりそれとわかる嘲りを込めた言葉と共に、翠の瞳がす、と閉じられ。
……次にそれが開かれた時、そこにいるのはいつもと変わらぬ……しかし、いつもよりも疲労した様子の青年で。
もし何か問われたなら、できうる限りは答えようとするだろう。
……それでも、今の自身の変化については、*言葉を濁す事だろうが*]
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