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[少年の顔を見つめる瞳に、抱いて来た疑念が少し、揺らぐ。
――獣がこんな表情をするのだろうか?
言葉の続きを黙って聞こうとして]
「……あ、トビー君。」
[後ろから掛けられた声に、一つ瞬いて、振り返る。]
…ローズマリーさん……?
[一瞬、笑みを浮かべるも。
なんだか少し緊張した気配を感じて、不安そうにその名を呼んだ。]
[その男の腕に抱かれた物を見れば一瞬表情が変わり
しかし其れはすぐに消えて]
あんたとそいつは仲が良かったもんな…
悪いな、俺のせいで。
[感情は無く、淡々と]
[わたしは――
あぁ、きっと止められない。
それでも今は、目の前の子のために。
微笑を作る。]
きっと、弔ってくれるのでしょうね。
良かった。
[どうにかしてこの子をここから離そうと思った。]
それはどうも、って答えとくべき?
[返ってきた言葉に、くす、と笑う。
外で貼り詰めて行く緊張に、気づいているのかいないのか。
そこだけは、全てが動き出す前、さながらで]
お蔭様で。
怪我は大分良くなった。
記憶も……昨日あんたがトビーを殺した所為で思い出したよ。
[吐き捨てるように]
[琥珀の眸が激情の強い光を帯びる]
[ 此処に在るのは嵐の前の静けさだろうか。
部屋の外の空気が変わるのには薄々と気付いていた。己が血を与えた獣の動向は、全てでは無くとも僅かには感じられていたから。尤も、然う云う効果があると彼自身知っていた訳ではなかろうが。
然れど彼が手を下す事はない。唯したのは、獣を解き放つ手助けだけ。]
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
そうか?そいつは良かった。
[相手の目に剣呑な光が浮かんでも、それを返すように睨んで]
あんた、俺に言ったよな?
人か、獣か、って。
同じ言葉をあんたに返す。
あんたは何だ?
人か?…獣か?…どっちだ?
まあ、そうだな。
[ 何かに気付いたのか、己が入って来た部屋の扉を一瞥するも視線は直ぐに逸らされ、メイの云い様には矢張り小さく笑みが零される。]
……。
[ 不意に訪れる沈黙。募る、奇妙な違和感。]
大丈夫か?
[ 或いは其れは、尋ねない方が好い事だったのかもしれない。]
[話を聞いた時は恐ろしくて、よく気に留めていなかったけれど、武器庫は一階のどこかにあったはずだ。
初めてここに来た時に、探検してあけることの出来なかった場所。
ヘンリエッタは記憶を頼りに開かずの扉を探した。]
此処に運び込まれた時には色々と世話になったそうだから、先ずは礼を言って置こう。
けれど、お前がトビーにしたことを許す積りは無い。
[ギルバートが踵を返した気配に気付いたか。
ふと視線をそちらへとやれば、階上には彼を――した、蒼髪の男の姿。]
――――あ…っ!
[反射的に怯えたのは。死の瞬間を思い出してか。]
[ 緩やかに上げた黒の視線は碧の少女の向こう、窓の外を彩る深き闇を見遣る。既に陽は落ちて地平線の彼方に沈み月は天へと其の姿を現した。其れは即ち――。]
……獣の時間、か。
[ 刻を告げる、静かなる聲。]
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