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[魔は、少女の言葉に軽く肩を竦めただけで何も答えない。
その沈黙は拒絶するものではなく――ただ最期に、深紅の瞳に焼き付けようとしてるだけ]
……勝負あった…かしらァ………?
[くすりと妖艶に笑めば、その姿は一瞬だけ元に戻り――
オルゴールに囚われた時と同じ様に、紅の花弁と化して*消えた*]
[少女の言葉に小さく呟く]
…そっか。
じゃ…寝て、目覚めたら…元に、戻ってる…かな。
[少し残念そうに言う。
ふと、少女の方を見やれば…一瞬、見たことのある女性が見えた気がしたが…消えてしまった]
…
[少女は虚空から視線を外すと、大の字に寝転がった]
お屋敷の花の中で寝むる…なんて。
ロマンチックなこと、もう、出来ないかな…
二階から飛び降りる…なんて。
気持ちいいこと、もう、出来ないかな…
でも…お婆ちゃんに、あえるかな?
[黒がよろめく蒼を捕え、呪の旋律を紡ぐ様子に僅か、眉を寄せ。
それから、青年の手にした銀に翠を向ける]
……っと!
[今、『歌姫』が魂を求めようとしたなら。
無防備な青年が最も危険に晒される可能性は否めない]
……迷える『歌姫』、我の元へ。
[その言葉を紡ぎしは内なる魔か。
ふわり、白い羽根が舞い、銀を取り戻そうとその元へ]
―――…、そうだったな、
[蒼の中に紅の残滓を残したまま響く声は、何処か低く掠れ。
執事の告げる『約束』の言葉に、微か口許に緩く笑みが浮ぶ。
紡がれる韻と共に触れる掌に、す、と。紅を孕む瞳を伏せた]
[力の失った左手から、するりと逃げるように
地へと落ちようとした銀を、ふわりと舞う白の羽根が拾い上げ]
中/
――というか紅薔薇=オトフリートの白薔薇に力が吸われているのだからぁ、Bっぽいのかしらぁ?
…どのみち消滅だけどぉ。[ぽそり]
アーベルの魔が裁かれて、こちらが裁かれないのは不公平っぽいしねぇ…。(未必の故意ではなく、わかってやっているのでほぼ同罪)
あぁん、生かすも殺すも勝者に丸投げにすれば…! [手をぽむ]
[どうやら自分の放った矢は左肩を削ったらしい。
仕留めれなかったのが残念でありながら、だが魔ではなくアーベルのことを考えればほっとする。
もう一射…と考えるにしたら、それはもう黄泉路を覚悟したほうがいいだろう。でも成果があったかどうかなど知らぬが自分がやれることはやったつもりだ。
下を見れば、こちらのそれが功を奏したか。関係ないかまでは知らないが、各々の目的を持って黒と金が蒼に動く。]
俺もう無理だから…がんば
[まだ辛いため、蚊の鳴くような声ではあったがいつもの調子でそうぼやいた]
[青年が目を閉じると同時。すいと細められた紅い左眸から流れ落ちるあかい泪。]
[拭おうともせず、銀の箱が移るのを見守る。]
[ふわり、ゆらり。
銀を拾い上げた白は、それを護るように包み込み。
人と魔の狭間にある者の元へと運ぼうか]
……お帰り。
愛しき歌姫……。
[銀を手にした狭間の者は、小さく呟いて、その装飾を撫でる。
浮かぶ笑みは魔とは思えぬ穏やかさと共に、人とは思えぬ艶を宿して。
呟く声には、はっきりそれとわかる愛おしさの響きがあるか]
[己が血と他の血を混じらせる遣り方は、些か乱暴だったか]
[一瞬、意識が揺らぎかけるも、体内を巡る熱を押さえて息を吐く]
――……ふう。
[闇を孕んだ双眸には紅が混じり、ゆらり揺らめく]
[けれどそれも、緩やかな瞬きの後には元の色を取り戻した]
[血より力を喰らったが故か、青年の肩から溢れる緋色は止まる]
―――…、
[ふるり、と。瞼が震え。
掠れる声と共に、ゆっくりと開かれるのは蒼の瞳。
赤へと染まりきった右手をゆっくりと離しつつ、
揺れる光は、自らの記憶を辿るように]
……。…俺、
[ふいに。左肩に走る痛みに僅かに呻きその身体が傾ぐ。
内へと封じられた青年にとって、何処か朧気だった記憶が
熱を持った痛みによって輪郭を伴って]
[オルゴールをエーリッヒが取るのを見た。
アーベルのことがどうなるか。その辺りはわからないが、アーベルに何かしているオトフリートがなんとかするだろう。なんて、勝手に思うことにして。
…そこで完全に気が抜けた。床に手をつく気力さえもなく倒れる
本来なら倒れた際の衝撃があるものなのだろうが、感覚が麻痺しつつあるので、ただ振動があったのみ。そこに妙なお得感を感じつつ...は仰向けに天を仰ぐ。]
……気がついたか、アーベル?
[青年の声が耳に届き、翠がそちらを見る。
真白の妖精が案ずるような声を上げて、尾を振った]
さて……後は、解放……か。
[呟く刹那。
翠はやや、翳ったか]
……対価が都合できんと、『メルヒオル』は動かんし……多少、強引にやるよう……か?
[己が掌に付着した緋色を舐め取っていたが、
青年の身体が傾ぐのに気づくと、片腕で支え]
お目覚めですか、シード様。
止血はしましたが、傷は治っておりませんゆえに。
[銀の煌めきの移動した先を、視線で追う]
レーヴェ様。お独りで大丈夫ですか?
[独りで大丈夫か、と問われれば、浮かぶのは苦笑で]
ん……『メルヒオル』に喰わせる対価があるなら、やらせるのが一番早いんだが。
生憎、そんな余裕はどこにもない。
……可能なら、力だけ投げてくれると助かる。
とにかく、解放だけは急がないとならない……。
御大や、シャイトさん辺りは特に危険だ。
お帰り、なさい。
[蒼い瞳を取り戻した青年に向けて、そんな言葉を発した。]
[執事の瞳が元に戻れば、あかい泪の跡は細かく砕けて霧散し、後には何も残らない。未だ紅いままの眸を除いては。]
・・・解放。
[金の髪と白い生き物と、銀の小箱を見つめる。]
[月と星の華が咲く空に視界を埋めながら
...がただ不安に思うは、オルゴールが本当に戻ってくるのか。事件が本当に収拾するのか。ということ
例えば、下の誰かがあれを利用するようなことにならないのかどうか。と
でも、もう気力もなければ、現在三歳児にも殺される自信がある。手で鼻と口を塞げば楽勝だ。
それに手札も切ってしまった。次は通じないだろうから、そうなったら本当に終い、ならやるだけやったし、これで駄目なら土台無理と。諦めもつくというものだ。なんて自嘲的な思考に浸る]
[傾ぐ景色が、かくりと支えられる様に止まって。
ゆるりと、執事へと向けて視線を上げる]
クリューガーさん。
……、にーさん、…に、チビ。 ……イレーネも。
[掛けられる声に僅か蒼の光が揺れる。続く会話の意味に気付けば、
エーリッヒの腕の中に納まった銀の小箱を見やり僅かに眉を寄せ。
何処か居心地の悪そうに、ふるりと視線を逸らす]
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