人狼物語 ─幻夢─


4 赤き雨降る崖の上で

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【独】 書生 ハーヴェイ


[ 一層、一年前の彼の時、彼女と共に――。]

(-27) 2007/02/15(Thu) 22:22:22

【赤】 書生 ハーヴェイ

馬鹿げているな。
俺も貴女も、皆。全てが馬鹿げている。

[ 刃を抛った手は目の上に当てられ、顔を半ば覆い隠し其の下の表情は窺えない。唯一つ確かなのは、嘆き哀しむ事抔、涙の流し方抔、疾うに忘れたと云う事。薄い口唇が歪められれば、其処から微かに零れたのは笑い声か、嗤い聲か。]

(*7) 2007/02/15(Thu) 22:22:38

書生 ハーヴェイ


[ 嗚呼。飢える。渇く。]

(117) 2007/02/15(Thu) 22:22:54

書生 ハーヴェイ、ナイフを懐に仕舞えば外へと出、廊下を歩む。人の姿で、足で。

2007/02/15(Thu) 22:23:18

見習いメイド ネリー

―自室―
[早朝、未だ目覚めぬ少女に銃を放ち、昨日のように壁を作る。銀粉はふわり舞い、空に溶けるように消えた。
主亡き今、彼女にとって一番護るべきはこの少女で。そして昨日感じた衝撃から、少女が獣でないことは明白であった。自らの同族に牙を向ける獣など聞いたことはない。――人以外は。

少女を起こさぬようそっと部屋を後にし、――そして今に至る]

―…→広間―

(118) 2007/02/15(Thu) 22:25:48

【墓】 酒場の看板娘 ローズマリー

[*少し困った*]

(+67) 2007/02/15(Thu) 22:27:02

【墓】 牧童 トビー

[泣きじゃくる彼の頭をそっと撫でる手は、とても優しくて。
それがまた、彼の涙を溢れさせる。]


『どうして…どうして……?』


[既に死した身なのだから、既に正体も晒しているのだから。青年が彼に偽りの慰めなどかける意味は無い。
それは、つまり――姉さんが言ったように、青年の優しさか。]

(+68) 2007/02/15(Thu) 22:27:03

【独】 書生 ハーヴェイ

[ 部屋を出る前、手帳に書き残した言葉。

 ――Nec possum tecum vivere, nec sine te.

 其れは誰に宛て、何を想って書かれたものか。]

(-28) 2007/02/15(Thu) 22:28:23

お嬢様 ヘンリエッタ

-アーヴァイン私室前-

[昨日の騒ぎに、花束を忘れていたことに気づいたのは朝になってからだった。
 しおれかけた花束を花瓶に差し半日。
 すこしだけ生気を取り戻したそれを、予定通りの場所へと持っていく。

 階段には青い髪の青年の死体はなかった。
 彼を手にかけた男の姿もなく、辺りはしんと静まり返っている。

 昨日は、人狼は人を襲ったのだろうか?
 既に、この館に誰が生存しているのか、少女にはわからない。]

(119) 2007/02/15(Thu) 22:29:16

双子 ウェンディ

[と、そこまで口にし。
少女ははっとした表情で口元を手で覆う――]

あの時、神父様は何て言っていた…?
神父様は人狼の餌食に…、ナサニエルさんもギルバートさんの手によって…おそらく命を絶たれたでしょう。

――少年も…命を絶たれているし、ヘンリエッタさんもさっき言った通り、人狼なら率先して私を隠れ蓑にするはず…。
メイさんの力は本物だし、ギルバートさんは、会話から察して人狼では無い見方が強い…。
そして…ネリーさんが人狼なら…?何故武器庫の鍵を…?

[と、そこまで言うと。少女は口を噤み――]

探さきゃ…『あの人』を…。
きっと『あの人』に会って聞いた方が――答えが…見つかると思うから……

[少女は胸元をきゅっと握り締めて――]

『彼ら』の力には到底敵わないと思うけど…。でも…私を見守ってて?お父様、お母様、そして――神父様…

[ゆるり――][少女は花籠を携えて――]

(120) 2007/02/15(Thu) 22:29:23

お嬢様 ヘンリエッタ、アーヴァインの部屋の扉をあける。

2007/02/15(Thu) 22:30:06

双子 ウェンディ、ゆっくりと金糸を揺らしながら立ち上がり、歩み始めた――

2007/02/15(Thu) 22:30:57

書生 ハーヴェイ、緩やかに廊下を歩んで階段を降りていく。普段と何も変わりなく。

2007/02/15(Thu) 22:31:53

学生 メイ、ぼんやりと旋律を紡ぐ。どこか、虚ろいだ様子で。

2007/02/15(Thu) 22:33:03

【墓】 牧師 ルーサー

[『容疑者』が立ち去った後も、私は彼女の言葉に耳を傾けていた。]

……ふむ。確かに『それ』を見た事はありませんでしたね。

[一瞬だけ、銀のペンダントヘッドに視線を落とし。
どのような曰くの品なのだろう。
そして、続く言葉に。胸を打たれた。]

……嗚呼。

[彼女も、私と同じ気持ちでいてくれたのだと。
同じ心の形を、持っていたのだと。
こんなに嬉しい事はなかった。]

[彼女が再び歩き始めた。追いかけなくては。]

―屋敷内 廊下→アーヴァインの部屋―

(+69) 2007/02/15(Thu) 22:33:13

見習いメイド ネリー

―広間―
[そして、思考は何処まで巡ったのであったか。
…ああ、そうだ。異端審問官を名乗る男が、人狼に殺されたかもしれないということ。
だとすれば、――あの蒼髪の男性を殺した彼が人狼なのだとすれば、ますます可笑しなことだ。
彼は緑髪の少年の死を嘆き悲しんでいた。真っ先に恨むべきは蒼髪の男性の筈。
彼を差し置いて、直接関係のない牧師を夜中に襲うだろうか?]

――

[少なくとも、蒼髪の男性が人狼でない限りは。
他にいると考えたほうが良い]

(121) 2007/02/15(Thu) 22:33:31

見習いメイド ネリー、広間の中をうろうろと巡り。

2007/02/15(Thu) 22:34:18

双子 ウェンディは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。


双子 ウェンディが「時間を進める」を選択しました


書生 ハーヴェイ

[ 耳に届く旋律。其の音は心を安らげるか、若しくは何も響きはしないか。黒曜石の双瞳は何処か冷たく、其の表情は何処か遠い。階下に降り音楽室の方を見遣れば、一度は其方へ往こうと足を向け扉の傍までは到達するも、一定の距離を置いて、其れより先に近付く事は無い。
 緩々と一度首を振れば、闇にも近く見える濃茶の髪が俄かに揺れた。]

(122) 2007/02/15(Thu) 22:37:48

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/02/15(Thu) 22:40:19

【墓】 牧童 トビー

[尽きぬと見えた涙も、いつしか止んで。
小さくしゃくりあげるだけになり。
それも、やがて落ち着いて。]

……ありがとう…コーネリアスさん。

[昔話と撫でてくれてた事への礼を、小さく呟き。*微かに笑んだ。*]

(+70) 2007/02/15(Thu) 22:41:00

お嬢様 ヘンリエッタ

-アーヴァイン私室-

[カーテンが風に翻る。夜気を吸い込み、部屋は冷たい。
 この館で恐らく、唯一のはめ殺しではない窓から吹き込む風に、ヘンリエッタは身を震わせた。

 シーツにくるまれたその遺体に目を向ける。
 既に死後数日を経た遺体は、徐々に人の形を離れて悪臭をまき散らしている。
 そして、同じ部屋にはもう一つ、人でなくなった物。
 明らかに人の手では不可能な形に損壊された死体。]

 ああ……。

[ヘンリエッタは嘆息した。
 あの神父は確かに、人狼にとって邪魔な存在だったろう。
 けれど、銀の狼を仕留めた彼なのに。

 神父と二人、寄り添うようにして活動していた少女はどうしたのだろう?]

(123) 2007/02/15(Thu) 22:41:48

双子 ウェンディ、探す当ても見つからず、とりあえず階段を下りて広間へ――

2007/02/15(Thu) 22:42:42

学生 メイ、メモを貼った。

2007/02/15(Thu) 22:42:56

学生 メイ

─音楽室─

[ぼんやりと、どこかぼんやりとしたまま、旋律を紡ぎ続けて。

ふ、と。
織り成された、不協和音。

手が止まる]

……わけ、わかんなくなってきた……。

[呟く。
それは果たして、何を意味するのか]

(124) 2007/02/15(Thu) 22:43:28

見習いメイド ネリー

[蒼髪の男性の、昨日会話した時の様子を思い起こす。突然人を―恐らくは牧師を探すと出て行った彼。冷静に人狼を探している印象で、彼女を殺さないとまで言った彼が人狼とは思えず]

――あ…

[ふ、と会話の内容が思い起こされる。

『奴らは武器を必要としないだろうし――』
『――何方を選ぶ事も出来ない臆病者ですから』

声が2つ、重なった]

(125) 2007/02/15(Thu) 22:45:33

お嬢様 ヘンリエッタ

[彼女は、まだ生きているのだろうか?
 それとも、彼女が神父を殺した獣なのだろうか?

 神父が油断し、殺されるとしたら彼女しかいない。]

 二人で分けてね。

[そう呟いて、悪臭の漂う室内に甘い香りの花束を置く。

 金の髪の少女を探し、廊下へと。]

(126) 2007/02/15(Thu) 22:45:36

双子 ウェンディ、静かにドアを開けて、中に居る人物に向かって柔らかく微笑んだ。

2007/02/15(Thu) 22:45:37

【墓】 牧師 ルーサー

―アーヴァインの部屋―

ああ……それにしても。
何故私はこんな場所で死ななければいけなかったのでしょう。
いやまあ、調べ物をしていたから仕方ないのですが。

[ぶつくさと呟きながらも。ウェンディの『儀式』を見守っている。
彼女が『聖書』の裏表紙に記名された名前に気付き、呟いた。]

ああ、それはね。私の本名ですよ。
30年前に、捨ててしまいましたがね。

[もし、生きていられたなら。
その名前を名乗る事もあっただろうか?
……詮無い事だ。]

『わたしは死ぬ。わが胸に真実を抱いて死ぬのだ』

[私が抱いた『真実』。
それは。*『聖書』と、ウェンディへの想いだった。*]

(+71) 2007/02/15(Thu) 22:47:00

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