4 赤き雨降る崖の上で
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お嬢様 ヘンリエッタ
［少女の目前では、いくつかのことが同時に起きていたけれど、ヘンリエッタが見ていたのはただ一人。
彼女の姿が、琥珀の目をした男の影に隠れ見えなくなった時、少女は弾かれたように動いた。
唇からもれる叫びはただ、その名のみ。］
【墓】 冒険家 ナサニエル
[彼は言っていた
『あんたがトビーを殺したおかげで記憶が戻った』
と。
そして彼は男を殺し
血を貪り
そして己の牙となる刃を手に入れる]
…奴を目覚めさせたのは、俺か？
そして牙を与えたのも。
[自嘲の笑みは
やがて声を伴い
くつくつと笑いながら
広間を見つめる]
【独】 牧童 トビー
/中/
あ、Ｃ狂ってことは、ハーさん両手に花endもあり得るのか。
……なんかますますコーさんが気の毒に…ぁぅー。
そしてメモ見てたらこんなライン考察が。
⇔両想い
←片想い
＝友情
≠敵対
⇔書⇔流＝鳶≠
学 ↓ 冒＝神⇔双 見⇔嬢
←吟 酒⇔
↑
鳶姉
……複雑だなぁ。
学生 メイは、お嬢様 ヘンリエッタ を投票先に選びました。
【墓】 牧童 トビー
[――嘆く彼の上に、赤い雨が降り注ぐ。
それは、既に死した身である彼を染める事は出来なかったけれど。
命の雫であるがゆえか、揺らめく身体へ仄かな温もりを残し、通り過ぎて。]
……っぅ、…っく……ネリー…さ……ん……
[呻けども、声にならず。声になったとしても、嘆きは届かない。]
【墓】 牧童 トビー
[――そして、茶色の髪の青年が、少女の命の泉溢れる喉元へと口を付けるのを見れば。ついに耐えかねたか、涙溢れる目を硬く閉じて、]
[ぴちゃ][ぴちゃ]
[濡れた音だけが、耳へと届く。]
【墓】 牧童 トビー
……ゃだ……やだよぉ………
元の…お兄さんに……戻ってよぉ……ねぇ………！？
[目を固く閉じたまま、彼の知る”お兄さん”へ戻ってと、何度もうわ言のように繰り返す。
言葉も祈りも――青年には届かないと知っているけれど。]
[――やがて、音も *途絶えるだろうか。*]
【墓】 吟遊詩人 コーネリアス
［幼き姿を見つけ、目を細め。］
大切なものは守れても、己の身だけは守れぬか。
…己が身を盾にしたとて、倒れれば次はあの子だというのに。
【墓】 見習いメイド ネリー
けものから人をまもるのが私たちの役目。
自分をまもることを考えてはだめ、だって。
[“施設”で教えられたことを、ただ口にした]
【墓】 牧師 ルーサー
[少女の問い掛けに答える為、視線を。]
ここは、死者の集う安息の地。
ま、天国じゃないみたいですがね。
[*くすくす*]
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