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たくさんを守るのは、一人ではできないわ?
何人もで何人をも守るしか
守るだけでもなくて、守られなくては。
限界がきてしまう
[両方の掌を見つめながら]
……うん。
まもられたから、私もまもろうとして。
…でも、できなかった。
[施設が獣に滅ぼされた時。
最後に彼女を庇って死んで行った、男の子を思い出す]
[泣いて、泣いて、泣いて……零れた涙の雫は魂の欠片。
雫となった欠片は、ふわりと散り…緩やかに大気へと溶け込んで。]
[残り僅かな魂は、卵のように…胎児のように。丸くなって……
*静かに夢を見る。*]
[掴んだ拍子に、蝋燭の一本が倒れ、血に汚れた敷布を朱に染める。
暖かいと思った。
けれど、ヘンリエッタの震えは止まらない。
この震えは寒さでも恐怖でもない。
ヘンリエッタにはもう、恐れるものなどないのだから。
あるのはただ、冷たい殺意。]
[投付けられた燭台]
[其れは血の陶酔に溺れる男の背へと]
[然し、幼い少女の力では]
[辛うじて当てるのが精一杯で]
[組み伏した女性を押さえ付ける][脚に当たった物の]
[特に痛痒を覚えた様子も無く]
[変わらず][首筋に口唇を押し当てた儘]
[忘我の境地に]
お嬢様 ヘンリエッタは、流れ者 ギルバート を投票先に選びました。
[投げ付けた燭台は、男を傷つけることなく、床に転がる。
何故、あの武器庫から毒薬を持ってこなかったのかと後悔した。
あの時、暖かく弾んでいたネリーの吐息。
それはもうない。
転がった燭台を再び持ち上げ、今度は男の首筋を狙い、打ち落とす。
びくびくと動くそこが、柔らかそうに見えたから。
武器庫で持ち上げた長剣よりも、毒瓶よりも、燭台は軽く感じられた。]
[殺意]
[間近に迫った気配に][遅まき乍ら獣の本能が覚醒を促し]
[打ち落とされた燭台を掌で受け止め]
[食餌を邪魔された獣の][威嚇の唸りを喉奥から発する]
[男がこちらを振り向いたことに、少しだけ微笑む。
その手がヘンリエッタの大切な人から離れたことにも。
けれど、それは喜びではない。楽しいことは全て、終わってしまった。
燭台を引き、今度は彼の顔面目掛けて打ち下ろそうと下が、少女の力では果たせなかった。両手で引いても、受け止められた燭台はびくともしない。
だから、彼の顔を狙い、噛み付こうと口を寄せる。]
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