4 赤き雨降る崖の上で
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お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:02:58
[然し、既に罪悪感は無い。]
[少女の大事な人を奪ったのだと言う事実を受け入れるのみ。]
(-19) 2007/02/16(Fri) 20:04:43
お嬢様 ヘンリエッタは、どうしたら、この男を殺せるかしらと考えながら。
2007/02/16(Fri) 20:05:02
[緋く広がる血と、揺れる焔の海。
獣に殺意を向ける赤い少女。
初めて気がついたとでも言うように、翠の瞳は見開かれ]
(+98) 2007/02/16(Fri) 20:06:19
[死んだ女性の躯を放り出し]
[噛み付こうと口を寄せる][少女の顔を掴んで]
[抱き抱えて押さえ付けようとする]
……お、
[気遣う表情で][声を発し掛けて][止め]
(40) 2007/02/16(Fri) 20:07:52
流れ者 ギルバートは、殺意の塊と化した少女をじっと見詰め。
2007/02/16(Fri) 20:08:40
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:10:43
…死してでも守ろうなど、愚かなことだ。
[緑のお下げの少女の横で、獣は淡々とそう告げる。]
(+99) 2007/02/16(Fri) 20:12:14
学生 メイは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:12:43
…お前が命と引き換えに守ろうとしたもの。
だが、それは…単に順番が変わっただけのこと。
遅かれ早かれ…
(+100) 2007/02/16(Fri) 20:13:38
だめ…!
[弾かれたようにそちらのほうへ。
水の中にいるように大気を掻いて]
[焦る程には早く進まず]
[酷く、もどかしい]
(+101) 2007/02/16(Fri) 20:14:41
[倒れた燭台の蝋燭の、炎は静かに敷布を焦がし…
それはゆっくりと広がっていく。
彼らはそれに気づかない。]
(+102) 2007/02/16(Fri) 20:15:50
[獣の声が聞こえたのか]
[振り返る顔は泣き出しそうにも見え]
(+103) 2007/02/16(Fri) 20:17:06
……殺したいのか。俺を。
[其れは][数日前に][熱夢の中で朦朧と][蒼い髪の青年に問うた言葉]
(41) 2007/02/16(Fri) 20:17:17
[然して、愛する者に裏切られたと知った]
[人狼Giselbertが自分に問うた言葉。]
[──否。今は自分が、呪われた人狼Giselbertだ。]
(-20) 2007/02/16(Fri) 20:17:49
[押さえ付けられた顔を懸命に動かし、男を見据えた。
その表情は、殺人者のものにしては頼りなく。彼と言葉を交わしたことを思い出した。
緑の髪の少年のことも。]
何で。
なんでネリーを。
[ネリーは誰も殺してはいないのに。
呟いた声に激情はなく。けれど、瞳には殺意をみなぎらせ。]
(42) 2007/02/16(Fri) 20:19:11
[問い掛ける][黄金の眸の中には虚無の光。]
[*切ない、凄愴な笑み。*]
(43) 2007/02/16(Fri) 20:21:00
[獣と化した男と]
[殺意に満ちた少女の]
[その間に降り立つ]
(+104) 2007/02/16(Fri) 20:21:23
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:23:25
(+105) 2007/02/16(Fri) 20:27:08
[問いかけに、こくり頷く。]
だから、死んで。
あなたは生きていたいの?
[彼が気にかけていた少年のいない、この世界で。]
(44) 2007/02/16(Fri) 20:27:10
学生 メイは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:27:44
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:27:57
……其れは。
同属を……ハーヴェイを、守りたかったからだ。
[然し][其の声音には何処か迷いが]
(45) 2007/02/16(Fri) 20:30:24
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/16(Fri) 20:33:38
[「生きていたいの?」と問われ][虚を突かれた様に]
……では君は死にたいのか?
[*沈鬱に呟く。*]
(46) 2007/02/16(Fri) 20:35:53
神とやらが存在するのだとしたら。
[ 尤も其の様なものを彼は信じてはいないが。]
余程に俺を、厭っているらしい。
或いは、此処に来し者全てを。
[ 抑揚の無い聲は閑寂に彼の赤い世界に響く。]
(*5) 2007/02/16(Fri) 20:38:57
[けれどその手は、少女の顔を掴む手を払うことすらできず]
(+106) 2007/02/16(Fri) 20:39:20
[ 赤髪の少女は彼も目に入らぬ様子で己が慕う少女を組み敷く男へと其の赤銅の瞳に冷たき憎悪の焔を滾らせ、地に落ちた蝋燭は其の色を敷布に分け与え徐々に揺めきを広げゆく。]
……此れが人の絆、ね。
[ 脆くも崩れた其れらに関心も失せたかの如く緩やかに巫女へと視線を戻せば、月を宿した双眸が移ろうのは映されし朱の所為か其れとも感情の揺らぎか。]
(47) 2007/02/16(Fri) 20:40:39
[同族と言われてはじめて、誰が人外であったかを理解した。男の力の訳も。]
あなたには、守るものがまだあるのね。
私にはもう無いのに。
[もう無いのに何故、自分がこの男が憎いのだろう。
殺してもあの少女は戻って来ないのに。
この男を殺したい。]
(48) 2007/02/16(Fri) 20:41:35
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