あはは。ありがとうございます。[そしてイレーネには(>>+116)、少し影とは違う類の何かを混ぜた微笑を返す。彼女が見やる先。先程から呟かれる言葉。――そういう面には聡いと思っている医師の卵だった青年は、密やかに笑みの下で心を痛めた。まさか、その少女の想う先が、殺されるなどとは、その時は露とも思わずに……。]