[>>+77目の前に浮かび上がるかのように出でる人影。それを不思議とも思わず自然に受け入れる。自分が居る場所を理解していればこそ…]―――…[そんな風に、笑うんだな。そう思った。初めて見る、ころした男のまともな顔。困ったような、少し頼りないような…それでいて、何処か安心感を与えてくれるような人のいい笑みだ。]…あの時、[頭を下げられる理由がわからなくて、紺青はただ、その姿を見つめた…あの時、]――…何、言おうとしてたんだ…?