武器は鈍器から鋭利な細い刃物まで、揃っているね。[冷凍睡眠に入る以前は、写真のフラッシュを浴びる日々だった。 それは一人の人間の眼差し、記録ではなく。 報道を知る権利を持つ者、すなわち国民の全てに開かれた公のもの。 ファインダー越しに、サファイアブルーがアーベルを見詰め返す。]こういう状況の所為か。撮られて、生きていると感じるのが不思議だ。[生きていると言ってから、ユリアンの能天気にも見える無謀さに困惑している事にも気付く。]