ああ…お花の兄さんもここにいたか。[ノーラの奥にいるライヒアルトも見て。イレーネが小さく頭を下げる様子には、こちらも会釈を返した。]――…鎮痛剤、見つけたから配布する。できるだけ受け取ってくれ。自分の為と――…自分の傍に居る、誰かの為に。[手に持った包装パックを掲げて]あと、使う時は過度の期待を持たぬこと。これが利用方法だ。[奥へ向かうノーラにも渡したかったが…まずはその場の3人へと一錠ずつ投げて渡す。あえて投げるのは、受け取り拒否を拒否する為でもあった。]