―部屋6―ベアトリーチェは偉いのね。そして…素敵なママ。[少女の事を思って言ったのだろうけれど、それは母親としては厳しさと優しさを兼ね備えたもの。]……ほんと、すてきね。[親子とはそうあるものなのだろうか、と。思えば、また面持ちは悲しそうな顔。ハインリヒの言葉に、はた、と顔を上げて差し出されたものを見る。]蛇対策ね。[最初に出た言葉は彼女らしい言葉。]