―部屋6―[彼女の言葉に薄らと瞳を細める。認めるでもあり、跳ね返すかのような新緑の瞳だろう。けれど]――…[あいされていた。][『ノーラ。正統な星詠みとして、立派に―――』]…それは素敵ね。ほんとうに。[悲しみを帯びた声が返るのだろう。石像に触れる彼女の背を見守りながら数歩近づく。]…手伝うわ。