―2F 部屋6―…私、勘が良いの。なんて、…ね。[星詠み、と名乗ったのは彼と、彼女だけだった気がした。あまり馴染みのない職故、邪険にされる事も――あった。だからこそ自分から口にする事は少なかった。冗談を静かに言えば何やら不思議な光景だったかもしれない。ブリジットの傍に歩み寄る時、不思議と足が一瞬だが軽くなった気がした。けれど、また重みは戻ってきた。レイピアを差し出して首を傾けた。]…?[おそらくブリジットには首輪の数値がひとつ低下している事に気付くだろう。]