[振り向いた先。どこか緊張もしてこちらを見ているユリアンの傍にあるのは。優しい色をした一台の鍵盤楽器]あ…![彼岸で再会した後のこと。自分が作るからと約束してくれたことを思い出す。やらなければいけないというのが何であったのかを知って、瑠璃が潤む]弾いて、いいですか?[ユリアンを見つめて問いかける。その顔に浮かんでいたのは、ほころぶような笑みだった]