[イレーネと自分のこれから。抽象的なイメージで難しい注文であった。だけど、音にのせられた想いは確かにこの胸に届いた。死の先を行く自分達。これから、何があるかなんて予想がつかない。だけど、イレーネと一緒なら、と確信できるそんな音色だった。感極まって、思わず演奏を終えたイレーネを背中から抱きしめた]イレーネ、ありがとうです。そして、これからもずっとずっとよろしくです。[抱きしめた体を離しした。そして言葉と共にその唇をそっと奪った**]