◆ENDRP[編みかけの小さな靴下。子供が流れて編むのを止めた、悲しい思い出の品。名前もつけられなかった。でも、選ばれて傍に来てくれた大切な命。ぽろぽろと涙を零しながら抱きしめ、ごめんねと愛してるを繰り返した。きっと忘れない。あの城に残して来た人たちと同じ。忘れられない。重い記憶だけど、城の事は一人で背負わなくていいから、平気。写真はゴミ箱へ捨て、靴下は編み上げる事にした。御守りにする為に。*忘れない為に*]