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ええ、特効薬なら、病状は進むことはないと思いますし。
マクレガー……さん?
[記憶の中、見つけ出したのは、
オトフリートが確かそう女性を呼んでいたと。
自信なさそうに、濁しながらその名を呼んでみて]
………。
[女性の視線が自身から老人に動くなら、口を瞑った。]
[聞こえてくる話し声。ゆらゆらと揺れる体。温かな腕に包まれて、きゅっと体を縮ませる]
……ぱ。
[何事か呟いたが、言葉にならず、やがて薬品の匂いがする場所へ。
人の気配にようやく安心して、さらに意識は深く*落ちていった*]
[マクレガー。
そう呼ばれて、ぴくりと身体を震わせた。
名乗っていない事に、漸く思い至った様子。
老人から一度、金糸の彼へと視線を戻す。]
……。 ええ、と。
あまり其方の名前で呼んで欲しく、ないの。
色々と、思い出してしまうから。
カルメンって呼んでくれる? 愛称。
[謂って、苦笑いする。
誰もその先が"殺人"だとは思いもしないだろう。
せいぜいが、婚姻やら、離別やら、止まりか。
だからあえて、そのまま口にした。
気は幾分か、楽になるかと思ったけれど。
そうでは無くて、逃げる様に老人へ視線を戻す。]
……あなたの名前は?
[老人を見たまま、金糸の彼の名を問う。]
[あらかた食器を片付けて、ハサミを片手に玄関へ。
ささやかに咲く花をいくつか摘んで、二階へと向かう。
ちゃんとした作法は知らないけれど、白い亡骸を見つけるたびに花を手向けて祈りを捧げる。]
…ぇ!?
[開けたドアの向こう、無惨に割られた数人の風化した亡骸。
その一つだけがなんだか違う雰囲気を帯びていて。]
…なん、で。
[視界がぼやけた。]
なんで?そんな…
[指からこぼれ落ちる花。
茫然とただ立ち尽くす。
痛いほど伝わるのは絶望。
床に転がっている首輪の装置は、引き千切られたようにみえた。]
カルメンさんですか。素敵な愛称ですね。
[戻る視線と、新たに伝えられた呼び名に、
緩やかな微笑を浮かべる。
――カルメン、その名に思うのは、
自分に真っ直ぐに生きるオペラの登場人物。]
ごめんなさい。僕から名乗るべきでしたね。
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
エーリッヒで構いません。
苗字は……僕も時々舌を噛むので。
[再び逸れた視線を気にすることはなく。
むしろ視線の先の老人が、華やかな女性に誘われて。
目覚めないだろうか……などと不謹慎なことを思っていた。]
[素敵だと謂われると。
老人を見たまま、複雑な笑みを浮かべる。
名乗りを受け、舌を噛む、と聴けば]
……そう。
[くすりと可笑しそうに一つ、笑い声を立てた。
エーリッヒ。 …名を受けて、思索。]
じゃあ。 ……そう、ね。
エリィ。 …じゃ、駄目?
舌を噛みそうな方と足して、リッツ、とか。
……愛称を呼びたいの。
[希望を述べた。
相手が不謹慎だと思っている事をしれば、
むしろ感謝すらしたかもしれず。
知らぬ蒼二つは、老人を見続け。]
愛称ですか……ええ、構いませんよ。
ゲルダさんも、僕のことをエーリィと呼んでらっしゃるし。
カルメンさんの呼びやすいように呼んでください。
[内心の不謹慎は露とも見せない、爽やかな笑顔で是と述べた。]
……そう。
[エーリィと呼ばれている。
愛称が彼の口から零れれば]
エーリィ。
私の事は、カルメン、でいいの。
さん、なんていいから。
[小さく謂っては見るが。
それは願いではなく、口にしてみただけの事。
ね、エーリィ、と小さく追いかけて。]
[老人の様子に、微かに嘆息。
エーリィへ視線を移し、首を左右に振って。
無理そうね、と小さく零す。]
……ごめんなさい。
少しだけ、眠るわ。
[暫くは黙り込んでいたが。
そう零すと、腕で顔を覆い一時の闇に堕ちて行く。
腕で顔を覆った直後。
未だ其処にヴィヴィの気配があれば
"ありがとう"と相手に届くか届かないかぐらいの
本当に小さな声で礼を*謂って*。]
―― 水場 ――
[公共の生命線を汚すのは本意ではないので、端でしばらく内部の吐き気と格闘した。しばしの後、口と手をゆすいで綺麗にその場を掃除し]
………不意打ち、でした。
でも、本当に、私はなんせここにいるのでしょう。
[流し場に手を付いて、ぼんやりと目の前を這う蔦を見る]
Rose, oh reiner Widerspruch,
Lust,Niemandes Schlaf zu sein …… sein ……
(薔薇よ、おお純粋なる矛盾、それだけ多くのまぶたの下に………)
[詩句を暗誦しようとして、途中で言葉が詰まった。
思い出そうとすると、知らず、右瞼が痙攣するように瞬きをする]
さんをつけるのは、僕の癖のようなものです。
[カルメンの願いに、少し困った風に微笑む。
その癖を改める気は、ないように。]
なんとなく、クスリに関しては
聴けない星回りなのかもしれませんね。
[そして誰かの言い回しを真似て、
尋ねてくれようとした女性に礼を込めた頷きを。]
騒がしくしてしまってすみません。
……良い夢を。
[青年はベッドの傍を離れ、壁の近くに椅子を出し、
薬品庫の方を気にしつつ、そこに座った**]
―医務室―
[老人にエーリッヒやカルメンが話しかけるさまを見ていた。
カルメンの謝罪には気にするな、と首を振りつつ……。
小さな寝息をたてる少女の顔も見る。
きっとその名をエーリッヒに問うた。ベアトリーチェという名前に語感の良さをその後舌で転がしつつ、
薬品庫のほうを見る。]
ああ、さっき途中だった。
[ハインリヒと、ブリジットの声が聞こえただろうか。
だけど、今は、今がいつということより、この老人から情報を得るほうがいいと判断する。]
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