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−医務室−
───?
[考え込んでいたつもりが]
[眠っていた]
[ずっと壁に寄り掛かってそこにいたけれど]
[充電池]
[もう過充電は諦めるしかないだろう]
[溜息]
[何が起きているのだろう]
[辺りを、見回す]
薬品庫はこの奥ですよ。
でも、使える薬品はあまりないかと……。
あ、鎮静剤なら1人1錠見つかってます。
ご入り用ならお渡ししますが……え〜っと。
[ベアトリーチェに杖を渡していれば、かかる声。
その少女の名が記憶になく、語尾が言い淀む。
そのことを誤魔化すように、再度盲目の少女に視線を向け]
僕もまだ大丈夫だよ。
ベアトリーチェさんは優しくて強いね。
うん。かっこいいな。
そうそう。ベアトリーチェさんも自分で持っていた方がいいなら、
鎮静剤渡しておくよ?
[妹がいたらこんなに可愛かったのだろうか。
そんなことを思いながら、得意そうな少女の頭をやはり撫でてしまう。]
―衣裳部屋―
[指先で辿る、襤褸の布のようなもの。
身だしなみはきちんとしなければならないと
厳しく謂われていたのだと思い出す。]
……おとうさま、
[でもそれは、父本人の声ではない。
また少し虚ろが過ぎった。]
怒るのは疲れるから。眠っても変な夢を見るから休まらないし。だから、ここにいる。
[チラッとライヒアルト達が消えた扉を見て。]
右腕と微熱だけ。あまり困ってもないし。ミスターツヴァイはどこを。
─二階・(5)の部屋─
[壁には、棚らしきものも見える。
もっとも、侵蝕する濃い緑のため、中を見る事は容易くはなさそうだが]
……休憩室の類の成れの果てか。
未使用備品の一時置き場か。
俺の研究室とは違うだろうが、準えるならどちらか、か。
[腕組みをして、独りごちる。
イレーネが周囲を調べようとするなら、一言]
いばらに気をつけろよ。
剪定されずに放置されていた以上、どこに伸びているか予測もつかんからな。
[ゲルダは素直に1Fに降りていく。少し、こちらが過剰に心配しすぎたかもしれない。
とりあえず、頭を振って、ノーラを見た。]
衣装部屋に行こうか。
君も寒いだろう。それに、下のカルメンやベアトリーチェにも服を選んでやってほしいんだ。
[医務室で眠っている者の名前をあげる。
その時>>466の言葉を聴けば、意味がわからないといった少し不思議な顔をした。]
とにかく行こう。
[そして、ノーラが足を引き摺るようなら、転ばないように手を差し伸べた。]
[>>465の発言に対して]
そうですか、一安心です。
缶詰もあるならなおさら助かる です。
体の調子は満腹で苦しいです、ただ石にはなってないみたいです。
鎮痛剤も 今は いらないいらないです。
[照れた様子のオトフリートの様子をみて更にニヤニヤする]
むっつり、スケベ、ですね。
幸いですね 綺麗 な 女性が多いようです。
もし、どうしても困った時の為に誰か口説くといいです。
[堪えきれず笑い始める]
…そりゃ賢明なこった。
[怒るのは疲れる、その言葉には笑って。]
…変な夢?
こんなところで寝るからじゃないのか…?
[こんな状況で快適な眠りが取れるとは思わないが、
それでもベッドを使えばいくらかはマシなのに。
それとが違う意味なのか、ナターリエに聞いて。]
…解熱剤もありゃよかったんだがなあ…。
ツヴァイでいい。俺は…探索だ。
ああ、あと服と荷物が見つかりゃいいと思って。
あとは…花の兄さんに訊きたいことはあったんだが…。
[特効薬があるとわかった以上、
そう急ぐことでもないのかもしれない。]
…解ったわ。
[ゲルダを見送る形となり廊下を歩む。
他の女性の服もと言われれば頷きはするが残された服の状態は見てからでなければ判断は厳しいだろうと思った。
不思議な顔には無表情で返すのみ。
差し伸べられた手を――握ろうと一瞬指先が動くがそこまでで]
…行きましょう。
[衣裳部屋に既にブリジットが居るとは知らないまま、足をのたのたと運んだ。]
───どう、も。
[幾度か瞬き見まわす]
[声を掛けてくれた金の髪の青年]
[同じか、年下ぐらいだろうか]
[瞬く]
───状況、は?
[あまり変わらないと思うけれど]
[尋ねる]
[エーリッヒが言い淀むと、彼女の名を思い出そうとする]
確か、リディ…さん? ツヴァイさんが、名前を呼んでいたわ。
私は、優しくなんか、ないよ。強くは、有ろうとしてるけど。
でも、エーリッヒさんみたいに弱さを隠すのも、優しさの一つだと思うの。
[再び撫でられる頭。ゆっくりと、ベッドから降りる。
不意に沸いた声>>475に、少しだけ驚く]
それなら何よりです。
……けど。
[笑い出したユリアンに、少し憮然とした表情になる]
そんあに笑うことはないじゃないですか。
というか、そっちに行くのですね。
[でも、その表情はそんなにもつことなく。
つられた風にくすりと笑いが漏れる]
もう。参ったな。いいですよ、私も男ですし。
………でも、きっと私なんかじゃ向こうに迷惑がられてしまいますよ。サンチェスさんの方こそ、どなたかと仲良くなればいいのに。
―衣裳部屋―
[ひとつ、手に取る。紅い宝石のついた
作りの良い服。ワンピースだ。
微かに褪せた、それ。]
……
[どれくらい経っているのだろう。
思い出せそうで思い出せない。
いまだ着れそうなれば、
その服に袖を通そうとするだろう。]
方舟に、置いて行かれる夢。
[呟いて。]
ツヴァイ、ね。微熱は慣れたから。やる事があるなら、あたしにかまわなくてもいいよ。おとなしく座ってるから。
[額に汗で張り付いた髪を左手で払った。]
─ 覚醒までの記憶 冷凍装置安置所 ─
[そこは、茨に囲まれた古城。
両眼を開いても深緑色と石膏の様な白、汚れた石灰色が混じり合い、ただ曇って見える景色。紅いランプの色だけが神経を突き刺した。
周囲で、話し声が聴こえていた。複数の音が反響するのは、その部屋が広く天井が高い所為だろうか。焦点が定まらないまま、首を傾けた。
人、が居る。
暗色、暗色、黄金、ランプの点滅とは異なるぬくもりのある赤。
それらは髪の色だろう。
己は今、何処で何をしているのか。
繋がらない記憶を繋げようとこめかみに指を当てた。
頭痛。己のものとは思えぬ重い身体。
「覚醒している」>>0:600聞き覚えの無い男性の声に、そう答えた事は記憶している。
普段、周囲で聞く事が無い若い女性の声が重なり、不可解さと重くなる頭痛に、こめかみに当てた指を目蓋にずらした。以前から偏頭痛持ちだった。]
― 医務室 ―
状況……ですか。ん〜……。
[起きた青い色彩の青年の問いに、少し悩むように唸る。]
僕たちに投与されたクスリは、特効薬ではないだろうこと。
2階にはどうやら服があるみたいですね。
あとは人数分、1人1回分の鎮痛剤は見つかりました。
お渡ししておきましょうか?
[ひとまず青年が此処にいたことを考え見て、
それだけの情報を示す。]
……リディさんか。鎮痛剤はいらないのかな。
入用だったら言って下さい。預かってますから。
[本人とベアトリーチェの言葉に、
薬品庫に吸い込まれる背にそう声をかけ]
あはは。でも、ベアトリーチェさんに
『弱さを隠してる』って言われるってことは、
隠し切れてないってことだね。
[ベッドから降りる少女に向けたのは、
自分に向ける嘲笑にも似た、苦笑。]
─ 覚醒までの記憶 冷凍装置安置所 ─
──…ッ
刺された傷は、
まだ治癒していない のか 藪医者 め。
否、私の石化が進んだ と
言う事か?
[周囲に人の気配がなくなってから、脇腹に手を当て、鈍痛をやり過ごすように息を吐いた。]
─ 覚醒までの記憶 冷凍装置安置所 ─
[それは、記憶。
深く靴が沈み込む豪奢な緋色の絨毯のエントランス。
記者団の一人が奇妙な動きで、彼の方へ向かう。
視線が合った──瞬間に、閃いた刃。
ただ、熱い、熱いはずの痛み、──搬送された先で知った己の感染。
それから。
少しだけ、冷凍されていた記憶が繋がる頃に、蓋の開いたカプセルの中で再び眠りに落ちたの*だった*。]
─ 冷凍装置安置所 ─
[再びの覚醒。
どれほどの時間が経過したのだろう──ヘルムートの首輪の数値は「3」。数値を確認した記憶が曖昧な所為で、メデューサ病が進行しているのか否か、自身で把握する事が出来なかった。几帳面な動作で手足がどの程度動くかを確認してのち、カプセル型の寝台を降りた。]
あの音は、やはり現実だったか。
なら、私が聞いた人の声も現実か?
[不吉に紅いランプは点滅したまま。
脇腹にあり、医師にメデューサ病への感染ゆえ完全に塞がる事が無い、と言われた傷口に触れる。引き攣れるような感覚は、記憶が見せる幻影だろうか。それとも?]
3%は、さしたる数値では無いはずだ。
………………。
[衣服の下の傷口を確認する事無く、彼は無言でたち上がる。]
ぜひがんばってくださいです。
僕は外にでれたら、その時に考えるです。
でも、僕の相手なんかしたら 疲れ そうです。
だから、きっといないです、そんなお人よしは。
[そんな話をしているうちに食事を終える。
立ち上がり食器を片付けた]
さて、探検 だ!!
それじゃ、またです。
[厨房から出て行き2Fに向かった]
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