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───気をつけて。
[ミスターと自分を呼ぶ人]
[嗚呼、また名前を知らない]
[そんなことに気づく]
[今どれだけの人数の名前を知っているのか]
[頭の中で数えて]
[途中でやめてしまった]
[>>573言葉の後に頭を撫でる感触]
先生? う、ん。
でもね。……ううん。
[続けようとした言葉を飲み込む。
オトフリートの手が離れると今度は後ろから礼の言葉とともに撫でられた]
先生、お大事にね? 何だか、辛そうだから。
[オトフリートが少女に向ける明るい未来を示すような言葉。選ばれた言の葉と、医師が居ないらしき現状、ゲルダの目元、泣いた痕跡が残る──を合わせ、僅かに眉を寄せた。
サファイアブルーの視線をぐるりと一周させる。
けれども、目の見えないベアトリーチェには、お辞儀が伝わった事だけを伝え返した。]
じゃあ、素敵なご両親だ。
ベアトリーチェ、貴女は礼儀正しい。
と、食料があるのですね。
スパイスの香りが飛ぶ程度には、時間が経過している。
また、空腹になった時にいただけると助かります。
ゲルダさん。
[それほど多くの備蓄は期待出来ないだろな、と予想しながら食事を作ったと言うゲルダに首を傾けた。]
―― 自分のカプセル ――
[自分のカプセルにたどり着くと、転がり込むように倒れこんだ。
きっちり蓋をしめ、頭を抱える。
体の下に、固い感触があった。
歯をしっかりとかみ締めたまま、それを引っ張り出す]
…………ぐ
[先ほど放りだしたヤヌシュ・コルチャックの伝記だった]
[目尻に浮かぶ涙をこらえ、手を組んで神に祈りを捧げる。
祈るのは、自分の無事でもこの頭痛の終焉でもない]
[先ほど、けなげに振舞っていた盲目の少女の無事。
ベアトリーチェが病を癒し、健やかに成長するようにと]
[頭痛をこらえる瞼の裏に、ベアトリーチェの隣で、彼女を庇うように動いていたノーラの姿が浮かんだ。もし、もし特効薬が存在し、病が治るなら。きっとベアトリーチェには保護者が必要だ。それも、女性の]
[―― ひどく勝手で、無責任な願い。
自分が彼女の隣に並ぶことは考えなかった]
[だって、教え子たちを結果的にこうして裏切っている自分は、病が治癒し、ここから生きて出ることなど許されないと思う]
[親子にたとえられた時の、ノーラの暗い表情は気にかかる。
けれど、かなうなら。本当に、かなうなら]
[知らない]
[自分に投与された薬のせいなのか。
それとも、 が蝕み、食い荒らされてるせいなのか。
その相乗効果からか]
[無責任で、醜くて、けれど本心からの祈りが。
神に捧げられたものではなく、悪魔との契約になってしまうなんて]
[知らない]
大丈夫、眠いのはいつもです。
[にっこりと微笑み大丈夫なことをアピールした]
扉はそうです、か。
じゃあ、適当に入ってみるです。
[コップを手に先生の所へ行って、ゆっくり休むように伝えて。]
…ぇ?
[何か呼ばれた気がして、ふわりと振り向いた。]
二階?…うん。
[焦点の合っていないような瞳と相俟って、傍目からはおかしな様子に見えただろう。
何かに導かれるように、広間を抜けて二階へ。]
[ヘルムートの言葉に戸惑いがちに微笑んで]
ありがとう、ヘルムートさん。
パパとママのことをそういう風に言ってもらえるのは、とても嬉しいの。
[かける声は嬉しそうな響き]
扉は…知らないねえ。
ナタリーのお嬢さんを運んだら、探っていってみるか。
[ユリアンの調子に、眉を下げた後笑った。
また、咳が一つ。]
―2F廊下―
当然でしょう。
――ああ、けれども皆の分、と謂ったのはノーラよ。
[笑うハインリヒを見下ろしながら付け加えた。]
そう。……熱が?
――…それならこれかしらね。
[ケープ状のものも一つ手に取る。]
……?何?
[手招かれれば少し怪訝そうにしながらも
差し伸べらるまあ、ハインリヒに近づく。]
オトフリート。
……ご無理なさらず。
[医務室に人が居ると言う情報に感謝しつつ。
オトフリートの首輪の数値──11%を確認しながら、少し重い声で、冷凍装置のある部屋へ戻って行く小学校教師と、彼を追いかけるゲルダを見送った。]
水が出るなら、目元を冷やすと良いかもしれません。
多少すっきりするかもしれない。
[ゲルダに掛けた言葉は、届いたかどうか。]
大丈夫なら構わないけれど
…変なところで眠ってたら、酷くてよ。
[大丈夫だというユリアンに釘を刺したが、
聞いているのかいないのか。]
−回想・2F廊下−
変なところで眠ってたら、起こしてあげてくださいです。
ただし、酷くじゃなく優しくですよ?
[まるで他人事のようだった]
[医務室と大広間の間]
[扉に近づけば其処から見えた光景]
……?
[見たことの無い金糸の男性と
睡眠装置の部屋へ歩いて行くせんせいの姿]
[みたことの、ない……?]
……
[何か引っ掛かりはするものの]
[思索に耽りながらゆっくり医務室のベッドへ戻る]
[ほんの少し息を乱しながら階段を上がり、夢遊病者のように廊下を行く。
あけたのは、突き当たりの右のドア。
そこに居た姿に、陶然とした目を向けて。]
それ、を?
[白い彫像のような姿。
その手にしっかり握られた小さな鍵に吸い寄せられるように見入った。]
……じゃあ、失礼するよ。
[本当はまだ医師免許を持っていない学生が、
医療行為をするのは良くないことではある。
――それでも、コールドスリープを選んだ理由の一部は、
医学に携わる者としてもあって。
手つきだけは、一端の医者のように。
唯、少し感覚が鈍い手故に、慎重に差し出された場所に針を刺した。]
insulin、あまり在庫なかったりしますか?
[打ち終えて、それだけを確認する。
年齢的なものや、様子から1型糖尿病だろうか
……と推測をしながら。
その推測で脳裏に浮かぶ医学の知識。
――1型糖尿病にとってinsulinは生命線。
insulin欠乏は、石化病より前に命を脅かすかもしれないと。
もちろん違うかもしれないとは考えていたけれど。
少し息を吐いたところで、カルメンが医務室を出ようとしていることに気がついたか。]
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