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あ………
[千切れるベルト……きっとそれは、それまでも、彼女が自分自身で引っ張っていたせいだろうか。
ゆるんで、いとも容易く……]
カル……
[そして、目の前で彼女はみるみる石化していく。]
/*
おはようございます。
午前中はちょっと覗く程度ですが、
午後は誰か居られたら、超低速で反応できるかもです。
イレーネさんも、寝落ちしないようにですよ。
そろそろ寝落ちが風邪に繋がる季節ですから(ぽむぽむ**
―衣装部屋―
[石になったカルメンを見て、ただ、呆然としていた。
が、ふと、我に返る。
そして、手に握っていたバンドを再び彼女につけようと……
つけようとして、それはぽとりと落ちた。
そう彼女は石のまま……。]
………ッ
[それからはじかれるように立ち上がると、部屋を出ていく。もしオトフリートが呼んだとしても振り返らずに…。]
[そして、部屋を出た瞬間胸に痛みを覚えて一旦蹲るが、
荒い息をしながらも、すぐに立ち上がり、のろのろと移動する。
三階への階段を上る。エーリッヒの石像は上った先にあっただろうか。
それを見ると、顔を伏せ、先によろよろ歩いていくが…
やがて、その途中でやはり胸を押さえて片膝をついた。]
どうして、…
[皆、居たのに。
目の前で、石に。
誰が。ピューリトゥーイ。ゼルギウス。
何がしたいのだ――何が。
階段で立ち尽くす。
震える唇を手で覆った。
繋いだ手も、震える。
ノーラの眸は濡れていて
ベアトリーチェも、
其処に居たならゲルダも泣いていて
けれど、――ノーラの眸は確かな星を宿す。]
─ 階段 ─
[皮肉な事に回復薬は12本。目の前のエーリッヒを除外した全員分あった。
階段を降りて来たブリジッドに、ヘリ内にあった手紙を無言で差し出し、]
ロシアンルーレットでは無いと、
私は考えるよ。
[回復出来る人数と、ヘリの定員が異なっている事が根拠。
これが実験か、悪意あるゲームならば、被験者同士が椅子の奪い合いをしなくては意味が無いだろう。]
ご丁寧に自打ち出来る形態の注射器が、12本。
──人数分ある。
ベアトリーチェに打つのは、
私は怖がらせてしまいそうだ。
[と言って、一番適任そうなハインリヒを見た。]
―階段―
[ヘルムートにメモを差し出され、
ブリジットは包帯に包まれた手でそれを受け取る。]
――“ゼルギウス”
[眉を寄せた。常緑樹の眼の奥に湧き上るのは憤りか。]
どういうつもりなの――この、ひとは
[誰かがメモを見たいというならば、直ぐに渡す。]
12 で 人数 分 ?
待って 足りないわ
……、―― まだ 13人、居る でしょう?
[彼が居なくても、とは謂えなかった。
ずっと、姿を見ていないけれど。カルメン。あの、ナイフを持って居た、虚ろな目の(いつか、の 自分と重なるような)女性。何処へ。]
―3階階段前―
ブリジット…、…
[人が増えれば少し窶れた顔を彼女に向けて
白い花、気になって、違えばよい。だけど僅かな不安。]
…、――みせてもらうわ。
[新緑は深く、彼女を視ただろう。]
私も最初同じ事を考えた。
ユリアンだ、ブリジッド。
だが、エーリッヒがユリアンだった場合は
──その通り。数が足りない。
それに、ヘリはついさっきまで閉じていた。
[ノーラが落ち着き、研究室の方へ行くのを視送る。自身はエーリッヒの像の側を離れずに。
ノーラが戻ってきて注射を打つのをじっと聞いていた。
12人分。エーリッヒはもう、いない]
あと一本足りないわ。ああ。
ユリアンさんはいらなかったっけ。
[呟いた]
[出来得る限りの速度で下る階段に、響く靴音がやけに大きく感じられる。
否、靴音なのか自身の心臓の音なのか。ずっと続いている頭痛が鮮明だ。それに身体がさっきよりも重い。手足に痺れがあるのは、石化が脇腹の傷口から内臓に到達しつつある所為か、それとも市販薬が合わなかったのか。ヘリポートから走っただけでこうなのか。それとも──。]
ダーヴィッド。
──死ぬな。
[名前を呼んで、すぐ目の前にしゃがみ込んだ。
閉じられたダーヴィッドの目蓋。誰もがそうだったが、色の悪くなった皮膚。
指を伸ばし滑らせるのは、ダーヴィッドの首筋。
バンドの数値を確認するため。
──触れた男の首筋は、]
嗚呼。
まだ温かいな、ダーヴィッド。
[息を漏らして、目を伏せた。数値もさほど変わっていない。]
[彼にしてはだらしなく、脚を投げ出すようにして床に座り、]
腕を出してくれ。
一時的かもしれないが、回復薬がある。
[ダーヴィッドの腕を引く。
相手が病状の悪化ではなく、酷く動揺している事にまだ気付いていない。]
[像の傍に腰を落とす。聞こえてくるのはブリジットと、ヘルムートの声。ハインリヒの声もしただろうか]
注射……。怖くないよ。少し、痛いだけだもの。
でも、刺すときは刺すと言ってね。
急に刺されるとびっくりするから。
[ぽつぽつと口にする。
聞こえなかったノーラの声を、思い出した。
好きだったのか、と問われた気がする]
好きだったけど。たぶん、ノーラさんのとは違うの。エーリッヒさんは、違うのよ。
[医師の卵だった青年の魂は、古城の中を彷徨う。
生前の身体の重さを感じさせず軽やかに、
まるで飛ぶように行ける足。
少しだけ苦笑いが浮かぶ。]
どこにいらっしゃるかな……。
[こんなに軽いなら、もう此処には居ないかもしれない。
ふと、そんな想いが擡げるも。
否――と直ぐに思い直したのは何故か。]
あ〜……。
[やがて、割と直ぐに彼女達の姿を見つける。
3人の女性の姿――自分が思うより1人多い。
傍には老人の姿もあっただろうか。]
……大丈夫ですか?
[ちらり――石像になったカルメンの姿を見。
視線は幽体となった彼女達へ。
そして、生前と変わらぬ穏やかな微笑を湛えて、
一先ずは、そう問いかけた。]
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