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んー……開きませんか。
[声のした先、男性の動きを確かめて、少し首を傾げる。
そして、落胆したゲルダの肩を、先程と同じよう、
励ますように一度ポンっと軽く叩いた。]
休憩するなら、あちらに戻ったほうがいいかもしれませんよ。
砂埃が収まるまでは、此処で寝たら肺を痛めそうです。
[少し目を放した隙に居眠りを始めた男性に、
もう届かぬかもしれない忠告を投げた。
――忠告後、咳が一つ、唇から零れ落ちた。]
痛いです、何をしやがりますか。
うーん、これ以上、ヘソを、曲げても変わらないと思いますけど……。
ふあーーーー。
[言葉は途切れ途切れだった。
最後に一つ大きな欠伸をして地面に座るとそのまま*眠り始めた*]
●業務連絡●
背後の方向けの、ぼろっちいマップを用意しました。
進行するにつれ、増えていきます。
ただ、ぼろっちなのはすみません。
http://pipa.jp/tegaki/VEditBlog.jsp?TD=10452548
http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10452548
ごめんなさい。こっちです。
[そのまま居眠りをはじめてしまう青年の姿には、
どうしたものかとブリジットに視線向けたかもしれない。]
…自由な奴だ。
[少し、楽しむかのような口調で。
>>218ブリジットからも視線を逸らされると背から手を離して]
ええ、そうお呼びいたしましょう…ブリジット。
そう…だな、ここで特効薬の研究は行なわれていた筈だ。
…何か、この状況に対して情報になるものがあれば。
もしくは…他に、出る場所を見つけられるか…だな。
[首元のバンド、スリープから醒めた今。
そのような進行速度で症状が進むかもわからない。
ブリジットの首元の数値を見てから、自分の喉を指差して]
……幾つって、書いてある?
[自分では、どうにも確認するのが難しい。]
―大広間―
[老人が消えたあとのドアを何人かががんばって開けようとしているだろうか。
そこは任せて、別の場所に向かう。
そう、記憶にあった。
この城……施設に入ってきた玄関。]
………
[暗い闇が落ちているその廊下へ、行ってみようと足を向けた。ただ、そこにはいばらは生えている。少し、危険だろうか。]
ええ。寝てしまわれましたね。
[ゲルダに重ねて、困った声音でポツリと呟き、肩を竦める。]
流石に、男を一人で運ぶのは、しんどいかも。
マスクとかあれば、いいんですけどね。
[呆れたようなブリジットの視線の先から、
上げた視野には玄関の方に向かう、赤い髪の人が見えて。]
あっ、そうか、玄関……。
一番に確認しに行くべきだった。
[まだボケてるなぁ……と、語ちて、頭を掻いた。]
[暫くは記憶の整理をしていたが、思い立ったかのように
手枷をつけられたかのように重い手を上に伸ばし僅かに力を込める。]
…っ
[キシ、と霜が擦れ合う音が耳に届きそのまま更に力を込めた。]
[開かれた箱の隙間からは高い天井と、赤星が幾つも見えた。]
…。
[その赤い点滅と、新たに耳に響く音の不快さに眉をしかめた。]
マスク、かぁ…。替わりになるかな?
[眠る男の頭に巻かれたバンダナを外して、顔にかけてやった。ちょっと不吉な絵図になったが気にしない。]
玄関、そっちだっけ?
[そちらに向かうほど、いばらのツタは深く濃い。
ほころびかけた蕾も、いくつか見えた。]
…あっ、大丈夫?
[咳き込む男の背中をさする。
チラリと見えた首輪の数字。思った以上に進んでいた。]
>>233
[突然背中をさすられて、驚いてみると、さっき水を見つけた女性がそこにいた。]
ああ、すまない。僕は大丈夫です。
[とは言ってみたものの、彼女の視線がふと自分の首を捉えていて……
とりあえず、フッ……と笑みを零した。]
―――大丈夫です。
[もう一度、そう言っておく。]
それは……ないよりは、マシですか、ね。
[ゲルダが青年の顔に施した処置に、
それはちょっとと言いかけたのを、無理にまげた。]
っと、大丈夫ですか。
嗚呼、これは……。
[ベアトリーチェがまだ傍に居たなら、
どうするかを尋ねた後、ゲルダの後を追う。
そして、座り込んだ男性の首のバンドを確かめて、眉を潜めた。
Lv.3まで猶予のない数値。]
胸が痛むなら、無理をしないほうがいいですよ?
[医師ではなく、薬もない状態なら、
自分が言える言葉はそれだけしかなくて。
大丈夫という相手に、気遣わしげな視線を向けたまま、
立ち尽くした。]
>>235
いえ、大丈夫です。普段から鍛えてましたから。
[立ち上がると、二人に礼をする。そして、名を名乗った。]
とにかく、今どういう事態に置かれているのかの確認をしたいんです。行ってみましょう。
[男の顔は暗闇の中だが、その年齢よりは若く見えただろう。]
[つ、と細長い指先で首元をなぞれば違和感と金属質な感覚。
「07」と印された数字が躰を余計に重く感じさせた。]
…。
[自らのカプセルの蓋を開ききり、顔の表情を半分は隠してしまうような長い髪を揺らしながら周囲に視線を配った。]
―玄関―
[おそらく、エーリッヒやゲルダも一緒に来ただろう。
この城に入ってきた場所……そこは記憶にあった場所だが、その記憶が符号しなくなるほど、変わり果てていた。
重厚な扉には幾重もの蔦が絡まり、手をつけるとこすらない。
あきらめて、玄関周りを見回す。
もしかすると、何か使えそうな装飾品などがあるかもしれないと思いながら。]
それでも、無理はなさらずにお願いします。
[言葉の端々に、おそらくは自身の身体に自信があるような、
そんな矜持をダーヴィッドから受け取り。
それでも、今、貴方は病気だ……という、
言葉を飲み込み、自身も自己紹介を済ます。]
そうですね。行ってみますか。
[そして、自分も彼も数値的にはそう変わらないのだ、
と思えば、忠告もそのうち仇になりそうな気もして。
咳をかみ殺し、ダーヴィッドの後に続いた。]
ゲルダさんも、来るなら気をつけてね?
[見やる先。奥まるにつけて深まる茨の緑に、
葉と同じ緑の眼をゲルダに向けた。]
>>240
駄目だな。ここから外に出ることは考えないほうがいい。この茨は、植物だけど、ここまで絡まると鉄のようだ。
[エーリッヒにそう声をかける。
そして、壁にかかった絵画や装飾の剣などに目をやった。]
必要かと思うか?
[そう訊く。]
―冷凍睡眠装置安置所―
…ここは。
[見上げた先に天井、その先にある空を思う。
見えずとも仄かに星の胎動を感じ取ろうと視線は上に。]
…?
[どこからか聞こえてきた鼻歌に耳を済ませて、声の主を探そうと細い視線を*動かした。*]
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