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[今まで気がつかなかった、洗面台の死角から、
小さな女性の声が聞こえた]
………?
[半歩足をずらして、そちらを見やる]
ご気分が優れないのでしょうか。
大丈夫ですか、ミズ。
[座り込んでいる様子、体調が悪くなったのかと
慌てて彼女の前にひざを付き、そう声をかけた。
ちらりと彼女の首輪に視線を走らせる。
……一度では見切れず、何度か見返す羽目になったけれど]
[悲鳴]
[視線]
[自分を呼んだのか、彼女の声は]
[ことん、と首の輪が揺れた]
さっき、何人か。
[多分あちらにも]
[水音のしていたほうに視線を]
[それから床に崩れた女を見降ろす]
[>>307>>308でブリジットの口から、繰り返し出る言葉。
彼女の想いを伝えてくる気がして、まぶしそうに目を細めた]
高いところにある窓でしたら難しいでしょうが、地上付近なら十分出られるでしょうね。ああ、どこからか丈夫な布でも探し出せればよいのですが。
[そうして、女性の前にひざをついた後のこと。
彼女の首輪の数字を見ると、少し安堵の息をついた。
まだ、そう高くはない]
あなたも、お目覚めになってすぐなのでしょう?
でしたら、気づかれと言ってもそんなに油断は出来ませんよ。それに、そこでそうしていたなら、冷えてもっと体力を失ってしまいかねません。
もしよろしければ、肩をお貸しします。
[彼女の顔色を見ながら、そう言って手を差し出した]
ああ、私はオトフリート・フェヒナーです、マクレガーさん。
しがない薄給公務員ですから、怪しいものではないのですよ。
[返る声に、は、と内心で少しだけ驚いた
貧困地域にあった養護施設で育った上、
商売をしていた地域も"良い"とは謂えず
"ご機嫌よう"などという挨拶を初めてきいたからだ]
…ご機嫌、よう
[小さく返し、
茨を見上げる姿を二つの蒼が追う。]
……寝ても、覚めないのね
起きたら、ひょっとして
健康になった私が居るんじゃないかって、
少しだけ、思っちゃった
[くす、と笑う声は何処か自嘲気味に]
[差し出される手に淡い笑みを]
そう、ね
其の通り、……ね
[彼の謂うとおりだと、心底思う
余程、現状にショックを受けていたのだと、
今更、再認識する
差し出された手に、手を重ねる]
怪しいものじゃない、だなんて
……可笑しい。
[くすり笑いながらゆっくり立ち上がる]
…そう。
[感謝は視線でのみ伝えて、青年から視線を外す。
向けられた視線の先、人の話し声が聞こえたかもしれない。]
[長い眠りの淵で見た幸せな夢の続きを自分は求めたかったのだろうかと自らに問うが、冷えた心は何も返してくれなかった。]
[この城に訪れた時の記憶は徐々に蘇ってきてはいたけれど、その当時の様子と今では異なる建物だと錯覚してもおかしくはないと感じだ。]
…これは、…荊。
嫌。嫌よ。
指が動かなくなってしまう。
[死を恐れるのは当然のこと。けれどそれは恐ろしすぎて言葉にできず、もう一つの恐怖を口にする]
他にも、生きている人が。
[交わされる問答に顔を上げた。
見下ろしている男性を見つめ返すような形になった]
ああ。
[春は、まだ遠い]
[視線をそらした女を見て]
───指?
[それは悲鳴だった]
[漠然とした、疑問]
さっきは、いた。
[今はどこかに行ってしまった]
[でも回りに誰かしら同類はいる]
[辺りをぐるりと見回す]
[人がいればそこで視線を止めて示した]
[あちらにも]
[自分の手に、彼女の手が重ねられる。
その表情が、本当に大丈夫そうだとそっと見て取って笑顔を返した]
ああ。そう言われて見れば。
自分でいってしまっては、台無しですね。
[急かさぬよう、ただそっと支えるために力を込めた]
………あ。
しまった。失敗してしまいました。
そういえば、ゆっくり休めるような場所は、冷凍睡眠装置しか見当たりませんね。
あちらには、何か良い部屋などありましたか?
[あいている手でホールの方を指し、ブリジットたちに尋ねてみる]
…部屋?
私は見ていないけれど、
…あちらには扉がありましたわ。
1つは老人が鎖した部屋。
他の部屋については知らないわ。
開けて、確かめてみてもいいかもしれない。
[自分を抱くように腕を組んだまま、
指先の示す方へと顔を向けた。]
貴方は、何かご存知?
[エーリッヒとダーヴィッドに向けて、訊ねる]
動かなくなったら弾けなくなってしまうもの。
ピアノに二度と触れないのなんて、嫌。
[漠然とした問いに確りとした答えを返す。
相手にとって知りたい答えとなっていたかは分からない]
でもまだ動く。生きてる。
私も、あなたも、あのひとも。
[青年を見て、女性を見た。視線で示された先も見て頷いた。
勇気を奮い起こすように口にする]
[どういたしまして、とにこり笑う彼に
随分と心が救われた部分もあったのだろう]
そうよ、ミスター・フェヒナー。
台無し。
[支えるための力を感じ、
感謝の意を笑みに乗せる
名乗りに、名乗りを返すべきかと思うが
"人殺しの娼妓です"などとは言える筈も無く]
……。
[黙ったまま、"良い部屋"と問い掛ける指先を見る]
>>284
[ブリジットの手を流し、また小さな布で縛った。
すると、そこに黒褐色の髪の男性が話しかけてきた。]
ええ、貴方も起きた方ですね。
[そして、カプセルを見まわす。男性はブリジットと話している。>>292
それをじっと聞きながら、男性がこちらをみれば握手を交わし、名を名乗った。>>301
そして、窓という話になれば、残念そうに…]
僕はさっきあちらの部屋を確かめましたが…窓はありませんでした。天窓は見えますが、蔦が…。
[そして、二人が近くにいた女性に気がついてそちらの介抱に向かうのを見守った。>>317
>>323>>325 良い部屋といわれると否定の方向に首を振ってこう答えた。]
大広間には砕けた石がある。たぶん、あまり休まらないだろう…。
───そ。
[ぽつんと落ちる声ひとつ]
[瞑目]
なら、どうにかしないとね。
[無責任な応援]
[指先が微かに動く]
───ああ。
[未だ、生きてる]
治す、ために。
[ブリジットの呟きが耳に入ると、そう小さく繰り返した。
その声が、一瞬目の奥に沈んだ光を宿す。
それは、すぐに表情筋の動きによって隠されたけれど]
ありがとうございます、エグランティエさん。
ご老人が閉じこもった部屋があるなら、他の部屋も誰かが閉じこもれるだけの施設がある気がしますね。
[そうして、カルメンの方を振り返る]
ああ、気を悪くされたらごめんなさい。
勝手にお名前を拝見してしまいました。
[カルメンの沈黙を、勝手にそう解釈をして、
申し訳なさそうな声を出した]
どうなさいますか、マクレガーさん。
こちらのカプセルでしたらそう動かずに入れますが……。
もし、嫌ならば、すこしお疲れかもしれませんが、もう少し快適なべ……部屋を探しに行きましょうか?
[無言のまま、見つけてきた箒で砂を小石を掃き集める。
白い砂が、白い塵が、かつて命であったものらの残滓であるならば。
ひび割れた壁の傍らに集めた砂を積み上げて、先ほど手折った花を捧げた。]
…おせっかいだったらごめんね?
でも、そのままにしておいちゃいけない気がしたの。
[弔いの作法など知らなかったけれど、静かにその前で目を閉じる。]
[そのあと]
[彼女と彼女がどうしたかは知らない]
[探さなくては]
[浄水キットのようなものはないのか]
[そうして]
[男はまた、自分の揺籠に]
[ピアノ、と悲しそうに言う女。病が進行していけば恐らく指も石化してしまうのは確かなことなのだろう。
目が覚めれば全て解決しているなんて虫の良い話だったのだろうか。それを信じてこの城へと来、目が覚めることなく永久の眠りへとついた者を思うと言葉は出てこなかった。]
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