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……?
…………なんだ?
[気だるげに開いた天鵞絨色の瞳が映すのはぼやけたあか。
それが疎ましく思えて、振り払うよに手を伸ばす。
しかし、あかいろは消えず。
ゆっくりと起き上がり、ぼんやりと周囲を見回して]
……ここ……は?
俺は…………。
[混濁した記憶。
天鵞絨色の瞳を数度瞬かせ、もう一度周囲を見回す。
ピースの欠けたパズルのような、頭の中。
それを、一度崩すかのように、数度、頭を振った]
7人目、シスター ナターリエ がやってきました。
[──…‥ 音が、聞こえた気がした。ピクリ、と指先が動く。
動いた手を顔の前へ。最初は合わなかった視点が合い、手が見えた。]
あ。
[漏れた少し掠れた声。誰の声。]
あたし、の。
[手を伸ばし、触れた物を押し上げる。いとも容易く開き、視界が開ける。見慣れぬ天井。否、確かに記憶にある。]
生き延びれたのね。
[細い息、細い声。身を起こす。そして、眠りにつく前に習慣だった、首のバンドの数値の確認をした。]
ん……。
[首に感じる違和感。
手を触れたそれ、見える『数値』]
俺、は。
……そう、か。
[ゆっくり、ゆっくり、蘇る記憶。
不意の体調不良、検査、宣告──そして、抽選とその結果]
[起き上がる刹那。
ぐらり と視界が揺れる。回る。
少女は細い手指で顔を覆う。小さな息。]
――…は、…
[――音。遠い音が聞こえる。
かちりかちり 時を刻む音。
無遠慮に刻み続ける音。
顔を上げる。亜麻色の髪がさらりと落ちた。
長い睫毛を震わせて、手指の隙間から
その光景を、 見た。]
8人目、消防士 ダーヴィッド がやってきました。
[脳裏に映るのは、黒い煙に侵されていく青い空。
伸ばした手の先、求める鮮明な青。
カチリ
その時、何か音がして……
すべてが瞬時に消えた。]
…鳥、かしら?
[何処からか響く音。目を開ける。
硬質なアクリルの殻。まだ体温の戻らぬ掌を、ひたりとつけた。]
じゃ、ここは……たまごの、中?
[生まれる前の雛のように、殻の外をフシギそうに見上げて、
そっと、蓋を押し開けてみる。
]
それにしても、これ……は……。
[目に入るのは、あかの瞬き。
気だるい身体を引きずるように起き出して、隣の装置を覗き込む]
………………。
……なんの。
冗談だ。
[抑揚のない声が小さく呟く。
赤のアラートが彩る、無機質なしろ。
それが意味するものは、説明を求めるまでもなく、知れて。
故に、説明がほしかった]
うっ……。
[アラーム音が、コールドスリープから目覚めた頭に響く。]
成長期は、随分昔に終わったはずなんだけど。
[成長期には、足を引っ張られるような感覚で度々起きていた。
そう寝起きの霞かかった思考で、思い出す過去。]
イカロス……かな。
[酷く鮮明に覚えている夢。
その内容に、小さく呟いて、
長い眠りの為か凝り固まった首に手を当てる。
――そこにある感触に眉を顰めた。]
9人目、研究員 ハインリヒ がやってきました。
…… …なに これ
[囁きと吐息の合間のような声。眉を顰めた。
ゆっくりと、眸に光が宿る。“夢”の焉わり。]
何事なの…?
……Errorだなんて、…――
[花が咲くように、赤いランプが点滅する。
秒針は知らん顔で時を無遠慮に刻む。
頬から顎先、咽喉元へと滑らせた手。
頚に巻かれた黒い首輪に触れると、僅かに表情を強張らせた。]
10人目、盲目 ベアトリーチェ がやってきました。
[トクトクトク。規則正しい音がする。長い時間この音を少女は聞いていた。それがどれくらいの時間であったのか、かぞえるのも忘れ、深く深く眠っていた。
その音が、大きくなって、目を覚ます]
……何の、音?
[腕を先に伸ばす。かつん、と爪の音が響いた]
ああ。
目が覚めたのね、私。
こほん。
[小さく咳払いをして、冷凍睡眠装置から抜け出す。辺りを見回すと、いくつかの開いた装置と、赤いランプが点滅する開いていない装置と、未だ沈黙を守る装置が目に入った。]
目覚めたという事は、治療法が見つかったはず。でも。
[眉をしかめる。蒼い目が映す景色は廃墟のよう。]
責任者はどこ。
[声を張り上げて踏み出した足がよろけたのは、病気故か、久しぶりに歩くせいで歩き方を忘れている為か。叫び声をあげかけた口を自分の手で押さえ、前のめりに倒れ込んだ。]
……とりあえず、これは違うが。
あいつらも、確か、いるはず……。
[零れ落ちるのは、掠れた呟き。
昔馴染みや、仕事上付き合いのあった者。
その内の幾人かも、ここにいた、と記憶していた。
そんな事を考えながら、ぐるりと周囲を見回す]
……俺だけ、というわけでは。
ないようだな。
[他にも開く蓋を見て、ぽつりと呟く。
声にはほんの少しだけ、安堵したような響き]
11人目、写眞家 アーベル がやってきました。
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