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[手の中で、ゲルダの指が曲がる。
眉をひそめた]
と しーな
[彼女の手を、そっと頬から外す。
ゆっくりと自分の右手をその手に重ね、両手でそっと撫でる。
視線が、顔の辺りを上下左右に動く]
[ふと、左手を上げて。彼女の喉の辺りに手を伸ばす]
あー ょー んー?
うーい めー
/*
吊りも襲撃も表次第かな。
いまのところ襲撃はカルメンの首輪を持ってたのがオトなので
オト殺害でもいいかなとは思ってますが
もうすこし身代わりになっていていただきたい…。
昨日のままユリアン襲撃もありといえばありです。俺的には。
/*
自分もユリアンにセットしてた。
じゃ現段階で、オト投票ユリ襲撃にする。
ちなみにブリジットを噛む理由ができれば、そっちはブリジットはどうだろうかと思ってる。
[がたがたと体が震えていた。咄嗟とは言え飛び込んだのはどうしてだろう。今までだったら、きっとそんな事はしなかった。]
…ユリアン、しっかりして。
助けが来たわ。
[手放した意識を引き戻そうと彼の名を呼ぶ。
ふと、何か視界に――光?と思って顔を横に向けた。
それは先ほど壊してしまった石像の一部。]
[あれは紙?]
[導かれるようにそれに手を伸ばしただろう。
それをポケットに無意識に突っ込んだ。]
[突入した二人を格好いいなぁってぽーっと見て。
ハッと気づいてライヒアルトを見る。]
えっと、これはミーハーな気持ちだから。
[言わなくてもわかってると思うけど、フォローしておいた。]
[蛇と石像。
正直、蛇の特性が非常に生きるとりあわせかもしれない。]
議員、石像を壊しては駄目です。
足元の瓦礫に蛇が隠れますから。
[といっても、かなりもう壊された後だったかもしれない。
そして、おしゃべりできたのはそのくらいで、
数十匹蛇を叩き潰したのち、やっとノーラ達のの元にたどり着いただろうか。]
ノーラ……無茶する。
ベアトリーチェを心配させてどうする?
/*
だよな、理由がな。
まぁ、でも、僕のエーリッヒ噛みも、理由はないちゃーないんだが…。
ただ、現アーベルの状況だと、ブリジットより、ハインリヒだよなぁ。理由あるの。
/*
そうだね、噛むなら断然おとーさん。
ベアトリーチェもあると言えばあるけれど、ブリジット並みに弱い。
そうなるとやっぱりユリアンかおとーさんだな。
……わざわざ、注釈せんでも。
[唐突なフォローに、やや、呆れたようにぽつり、と。
それでも、視線は危険物を扱う手元に集中する。
今、焦点がぶれるのは、笑えない自体に繋がりかねないから]
[奥へ辿り着く前に靴が紐状の弾力のある生き物を石像の欠片と共に幾つも踏みつぶしたようだった。血臭と靴裏の感触。瓦礫の中に潜り込んだ蛇を潰しながら、奥に辿り着くと、ノーラの周囲に見えている蛇達は弱っているようで、蠢いているが飛びかかる様子は無い。]
…ノーラ、ユリアン。
もう、大丈夫 だ。
ライヒアルトが残りを片付けてくれる。
[足の悪いノーラを引寄せながら、ユリアンに掛かっていた瓦礫を除ける。]
先にノーラを運ぶぞ。
ダーヴィッド。
その間に、ユリアンを見てくれないか。
彼が何処か打っているなら、すぐ戻るから
運び方を指示して欲しい。
聞かなかった事にして。
[床を見ながらライヒアルトに言った。]
あ、あたし救急箱持ってたっけ。エーリッヒから受け取ったやつ。いるかな。
[肩から下げた救急箱に視線を落とし、部屋の中をみた。]
[薬は、効いているのだろうか]
[わからないけれど]
[何かが血の中をぐるぐると巡る気配]
[きっと、何らかの薬効成分]
───。
[息を吐き出す]
[気持ち悪い]
[急に血液がめぐり出した]
[まるで、酷い立ちくらみに似ている]
……リ…ン、しっ……り、して…。
[誰かが自分を呼ぶ声が聞こえた]
うーん、まだ眠いで、す。
ほって、おいてくださ、い。
っててて!! いた、い……っ!!
僕、なに、してたんで、すっけ?
[寝ぼけていられたのも一瞬の間だった。
体の痛みで飛び起きた]
[いくらか]
[視界の虹が収まってゆく]
[曇りガラスが渇いていくような]
───?
[視線を泳がせる]
[左目は相変わらず]
[青灰簾石]
[結晶のまま]
[一度視線を部屋の奥へ。
二人がノーラたちの所に達したのを見て、やれやれ、と息を吐き]
……まったく。
[聞かなかった事に、という言葉に、先とはやや意味合いの違うため息一つ。
続けられた言葉の内、エーリッヒの名前には、やや、天鵞絨は陰るものの]
そう、だな。
必要になる可能性は高いだろ。
>>345
[先にノーラを運ぶという議員に頷く。
そして、ユリアンの様子を見る。]
………ッ
お前……
[>>300そして、目を丸くする。
その足に絡みついた4匹の蛇……それはぐいぐいとその身体を締め付けている。本当はもっと絡み付いてたのを彼なりに引き剥がしたのだろう。
とりあえず、その4匹の頭を抑え一匹ずつ潰してから…ユリアンを背負った。]
[ゲルダの首筋に伸ばした手は、触れる直前に止まる。
それは、男の声が駆けられる直前。
指先に、ゲルダが頷く動作と微かな湿り気]
[背後からの、鋭い声。
ぱちぱちと瞬きをして、首をかしげた。
ぱたりと左手が落ちる。
もう一度、彼女の腕を軽く撫でた]
[ゆっくり、振り返る。
首元にある、手。目を見開く。
反射的に、払う。顔が、ゆがむ]
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