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今晩のおかずはカレーになりました。
ランダム神、空気詠み過ぎなのよ。
……[ダーヴィッドをじとめ。]
[こちらは夢だから まだいいと、おもいたい。]
―何処か―
[椅子に座って、老人は居間から聞こえてくる話し声を聞いていた。小さな子の、泣く声。しばらくすると、それは治まり、やがて静寂が訪れる。
ほの暗い部屋の中、書棚にある一枚の写真。古惚けた、家族の肖像。
今はもういない、二人を思い老人は目を閉じた。
病を持つわけではなかったが、先はもう長くないと悟って、けれど、写真に写る少女のことが、いつまでも後悔として心の中に燻っている]
……。
[別れた時の寂しそうな、顔。例え治ったのだとしても、その時に自分たちがいるのだろうかという不安。
施設に預けて1年後、妻は同じ病で没した。キャリアになり、発病するまで約一年。発病から死に至るまではただの二日。
最後まで、娘のことを案じていた母の笑顔が、その写真にはあった]
「父さん、お茶でも一緒にどう?」
[息子の声が響く。既に孫まで生まれた息子は、60を過ぎていた]
ああ、行こう。
「書類、この前届いていたよ。施設からの報告書。持ってくるの遅くなって、ごめん。死亡報告書と、後……これ」
[欠片が一つ。古びた石]
今頃か。遅いな。だがこれで、私も二人の元にいけるさ。
[漏らす苦笑。悔しさを滲ませて。メデューサ病の特効薬が作られてから、施設の方へと問い合わせ、幾度もはぐらかされながら、ようやく届いた報告書。それは、装置のエラーにより死亡したとの知らせだった]
眠ってる間になくなったのなら、良かったのかもしれないな。
「父さん……」
[息子から見たら、さらに老け込んだように見えただろう]
…!!
[いつもより大きめな声は、悪戯めいた声の後に響く。
彼を見ようと新緑を向けた時、黒い髪にも羽が落ちた。]
…っ、…
[心臓が、ばくばくと高鳴っていて彼以外が全て遠い。
彼が私を全て欲しいのなら―― あげる、あげたい。
解らない、知らない事も、知っていきたい。]
…えぇ、…
[緩やかな頷きは、髪に落ちた羽をすぐに落とし
彼女を守る最後の布もまたそうなのだろう。]
[居間へと足を運ぶ。ソファに座り、紅茶を口へと運ぶ。
テーブルに置かれた、一冊の古惚けた写真集。
娘のために、購入したものだった。生まれた孫が気に入って、ここへ来るたびに開き中を見ていた。
写眞家の名前はAbel=Schachbrett。
いつか、見せてあげたかった]
[テレビからニュースが流れる。その3つ目、懐かしい場所を見た。崩れた古城。カメラが入ったそこは、朽ちた茨と崩れた石像、そして蛇の楽園と化していて。ただ、崩れる城を映した映像の影に、何か飛ぶ姿があった。
TV局か軍隊か警察か。けれど、その影はどこか遠くへと消えていく]
ここは、あの城か。何故、今頃になって崩れた?
あの、石像の中に、あの子が、リーが……。
[テレビに掴みかかるようにして、ソファから降りた。息子に止められて、又ソファへと座る]
「テレビ、消すよ。いい?」
[音が消える。その、数分後に流れるニュース。施設の、生存者を伝えるものだった。
次の日には知れるだろう。52年の歳月を経て、施設から出てきた数名のことを**]
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テレビはきっと薄型なの。
新聞という媒体はあるのかしら。
報告書着てすぐ城崩れるとあれかなと思って、報告書届いたのをもう少し前にしたの。
きっと弟はその報告書を渡すことが出来なかったのね。
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メモにまとめるの忘れてた。た。
リーチェの家族話、いいなあ。
俺も、なんか書けるかしら。
両親無理でも、多分、弟一家は残ってんだよなー。
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家族話にごろごろに追従。
医学が発展して目の治療ができれば、
リーチェはアーベルが見ていたものを
見ることができるかもしれないんだな…。
…そうなればいいな。
紙媒体は現存していることを望む ぞ…!
俺は家族は残してないからな…。
城の中に埋もれたパスケースくらいだ。
◆ENDRP
[掬ってくれても涙は溢れる。でも、嬉し涙だから。零れる涙が体中にかけられた呪いを流してるように感じる。]
だって、嬉しいから。
[嬉しいと、言葉で、態度で表して。]
早く、落ち着けばいいね。あたしのいろ、か。何色だろ。
[どれほどライヒアルトが忙しくて、一人の時間が増えても。もう寂しいなんて思わない。くれた言葉があるから。くれたぬくもりがあるから。]
うん、離さないで。あたし、あなたがいてくれたら
[子供がいなくてもいいと、続くはずの言葉は不意のくちづけに遮られ。伝えなくてもわかってくれているだろうと*目を閉じた*]
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家族…
まだ闇が残るわ…ノーラさん。
数日で多少変わっても
劇的変化はまだ無理なの、よ。
私、だけ、荷物 見当たらない
だったのよね
自分に関するものが 何もないのよ
……。
[隅で小さくなった。 &]
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[くろねこは どなべのそこで ちょっと ぢたごろった!]
やばい、自キャラの後頭部に「果報者っ!」と言いつつハリセンしてぇw
ナタリーはお付き合い感謝ですよ。
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