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お兄さんって声じゃないと思うけど……。ツヴァイさんって呼ぶなら問題ないね。
でも、エーリッヒさんは、お兄さんって感じがする。
そんな近くに来なくても聞けばわかるよ?
[>>94 近くまで降りてきた声にくすくすと笑いながら、大広間の方へと歩く。
撫でられた頭を擽ったそうに震わせて、エーリッヒの後を追うように大広間に足を*踏み入れた*]
[ケージの中で人が動いている]
[まるで飼われた動物みたいだ]
[蓋があいた]
[人だった]
───おはよう、ございます。
[頭を下げられた]
[どうしよう]
[とりあえず、つられたし下げておく]
[笑ってる顔]
[この人がどうして笑ってるのか、わからない]
[傍らの少女の漏らした言葉に私は一瞬彼女に視線を向け、天井を見上げる。]
……なるほど。その可能性は低くはないな。
だが、結論を出すには少し早いな。
もう少し、調べてみないと何とも言えねぇ。
[私はそう言うと、よっと立ち上がり]
……くそ、やっぱ体が重いな
[ぶつくさと不平を呟きながら下へと降りていく。]
…あれ、センセ?
[見覚えのある顔に、きょとんとして。
幼い弟が良く懐いてたのを思い出す。]
ごめん、センセ…トビー入れてあげられなかった。
わたしのかわりに、ってお願いしたんだけど、進行しちゃってるからダメだって。
あの子、もう…肩まで来てたから。
[思い出してしまって潤む目を、袖口で拭って涙を堪える。]
[相手が自分をどう見ているか、想像もしなかった。
ただ、相手の表情に目が覚めた喜びや、治る幸福感があまり見えないのに首を傾げる]
――― ?
あれ、どうしました? スタッフの方、ではないですよね。
[まず見るのは、彼の服装や首輪。
認めた途端に何だか首元がくすぐったくなって
自分のそれに右手で触れる]
[そうして、次に見るのは周囲の様子。
荒廃して、人がまばらで、
寝る前の雑多でこぎれいな様子とは全く違う]
………ええと。あれ、これ………。
何か、トラブルでもあったのでしょうか。
[周囲に小さな女の子の姿が見えたから、少し声を潜めて聞いた]
───。
[ああ、やはり]
[少しだけ目を細めた]
[首を横に振った]
[自分の首輪を軽く引っ張る]
同類。
[自分も、同じ]
[石になって死ぬ定めの存在]
[小さな少女に尋ねる姿を見る]
[瞑目]
[そんな時、何だか聞き覚えのある声が右手から聞こえた。
そちらを振り向くと、少し視線を彷徨わせ、首を振ってから知り合いの姿を認めた]
ああ、シグナスさん。おはようございます。
こちらにいらしてたんですね。
[笑みが深くなったのは、一瞬。
次の瞬間、教え子の情報を聞いて表情がそのまま凍る]
………そう、ですか……
[何か言おうと口を開くが、そのたびに言葉に詰まった。
瞼の裏に少年の笑顔が浮かび、鼓膜に笑い声の残滓が蘇る]
……あれから、きっとすぐに特効薬が見つかってますよ。
そのうちに、大人になったトビーが迎えに来てくれるかもしれません
[結局、舌にのせた言の葉は、自分でも空虚だと思う。
ただ、元気付けるようにぎこちない笑顔を作る。
涙を拭くハンカチを探したが、それはどこにもなかった]
14人目、娼妓 カルメン がやってきました。
…うん、そうだといいね。
[教師の優しい声に頷いて、自分の眠っていた冷凍睡眠装置の縁に腰掛ける。
冷たいカプセルはまるで柩のようだった。*]
[深さも長さも解らない空白に
優しく堕ちたのは幾つかの、音]
っ、か
[忘れかけていた空気が、喉の奥を刺激する]
ごほっ!
ごほっ!!
[睡眠装置の中、咳き込む音が反響する]
[ゆっくり立ち上がりながら、こめかみを抑えた。
体はそう重くはないが、かすかに眩暈がする]
………同類……
[青年のしぐさに、彼とゲルダの数値に目をやった。
マナー違反に思えて、すぐに目を逸らす]
[庇護すべき少女たちに聞かれないよう声を抑えた問いに、
帰ってきたのは静かな瞑目。
それが全ての答えに思えて、ため息をつく]
………世の中、やはり上手くはいかないものですね
[確認するように、この室内と自分の左隣の装置を見る]
…………。
[はっきりと思い出せる。
今は赤いランプがともるそれは、元気な高校生位の少年の装置だった]
[未来人の彼女を作るのだと、はにかみながら言っていた]
[しばし瞳を閉じて、こみ上げてくる感情の大きなうねりを抑え込もうと自分の身を抱えた**]
[もう一つのケージ]
[誰かが目覚めた、音がする]
[少し視線をそらし、そして戻す]
でも、よかったね。
[せき込みの聞こえるほうに足を向け]
[センセ、と呼ばれた人物を振り返る]
───まだ、人だよ。
[眠ったまま死んでいったものが]
[その名残が]
[たくさん、たくさん、ある]
[こつん]
[緩慢な動き]
[咳込みの聞こえるケージの蓋を叩く]
[大丈夫、だろうか]
[咳き込む口を押さえる]
…っ
[眠たげな瞳。
辺りを確認する様に深い蒼が幾度か瞬く]
……!
[丁度そこで、こつん、と蓋を叩く音
思いも寄らぬ音にびくりと身体を強張らせる]
───。
[首をかしげる。
中の女の、蒼い瞳が見えた]
[こん、こん、こん]
[だい、じょう、ぶ?]
[もしも開けられないのなら]
[外から開けるのを手伝ってやる必要があるだろうか]
[全てを問いかける]
[こん、こん、こん]
[お、は、よう]
[音に次いで見えたのは男の蒼
丁度視線がぶつかる形になり、
眠たげな蒼は驚きで少しだけ見開いた]
あ、ええ、と…
[こん、こん、こん]
[続く 『だい、じょう、ぶ?』]
[こん、こん、こん]
[叩き返す 『だい、じょう、ぶ』]
[こん、こん、こん]
[叩き返す 『お、は、よう』]
[僅かに開いた蓋から外の空気が忍び込む]
ぁ
[感じる事が嬉しいのか微笑は一層の綻びを見せるが
更に開けようと力を込めても開ききらない。
1cm程の隙間から先へは進まない]
……っぐ!
[強く力を込めているが、
どうやら足りないらしい。]
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