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踊り子 ミュウ がきたらしいよ(8人目……だったかなあ?)。
踊り子 ミュウ は 余り物 になれるよう、天に祈った。
[薄明かりの廃墟でリボンが揺れる。
近付いてくる足音の数は10、かなり重たい音をしている。
そして現れる完全武装の男達]
おやまぁ。
か弱い女一人を相手にするのにご大層なことで。
[舞は止めずに薄く笑う。
問答無用と殺到する男達は、しかし直前で動きを止めた。
いつの間にか周囲には薄い霧のようなものが取り巻いていた]
馬鹿だねぇ。
対象の能力も正確に理解できていないのかい?
そこはもう、アタシの領域だよ。
[揶揄する口調でそちらに向き直る。
男達に艶然と微笑みかけ、ゆっくりと腕を開いた]
[満足そうにそれを見下ろしていたが、クルリと振り向くと]
さて、ほかに死にたい子は居る?
[血を纏い、緋色に染まって無邪気に笑う彼女に黒服たちは恐怖から何もすることが出来ない]
ふぅん……腑抜けばっかか
[興が削がれたかのように呟くと、つまらなそうに]
じゃあ、皆殺し決定
[ひぃっという悲鳴に耳を貸さず、右手で首を刈り、左手で頚椎を握り潰していく
その右手は爪の長く伸びた猛獣の手、左手は肥大したゴリラのような手となっていた
[やがて、ショッピングモールに居た黒服を駆逐すると]
思ったよりも逃げ腰ばっかで手間取っちゃったな。疲れるからあんまり使いたくないんだけど
[そう言うと、黒ずんできた上着を脱ぎ、その場に蹲ると意識集中。すると、その背中から緋色の体から似つかわしくない純白の翼が生え、飛翔。一路会議場のあるビルへ]
ま、最後の舞も楽しんでいって頂戴。
[宣言とほぼ同時に男達は苦悶の表情で自らの喉を握り締めた。
痙攣を始める男達の前で優雅に舞を舞い続ける。
その動きが止まった時には、最早誰一人として生きている者はいなかった]
お粗末さまでした。
御代はアンタ達の命ってことにしておくさね。
[クツクツと笑いながら歩き出す。
後には微かな甘い芳香だけが残った]
[返される言葉は予想の範疇内。
故に、それ以上は特に何か言うでなく、のんびりと紅茶とタルトを味わって]
……はふ。
[しかし、眠たげな様子は変わらずに、零れ落ちるのは小さな欠伸]
畏まりました、すぐにお持ちいたします。
[にこりと微笑んで少年のオーダーを脳内で反芻してまたキッチンへ。
ややしてワゴンと共に戻る。
ミントグリーンとアイボリーのポットとティーカップにソーサー。
彼の前にまず陶器の砂時計をひっくり返して置き、その傍らにポットを置き、カップを置き、そしてティーミルクピッチャー。
砂が落ちるのを待ちながらストロベリーのピンクとブルーベリーの淡い色でマーブルになったレアチーズケーキにラズベリーとグロセイユ、チェリーを添えたプレートを置く]
砂が落ちきったらどうぞ。
[カルロすやディーノに用意したフォークよりも若干小振りのものをデザートプレートの脇に添えながら微笑む]
/中/
そして、ハイペリオンリングを調べてみる。
……なんだこれw
てゆっか参照元も凄いなー、色々と使えそうだ、コレww
[微かな欠伸が零れるのを見れば、空いたディーノのカップにアールグレイを注ぎながら]
随分退屈そうですね。
…まだ、集まるには少し時間がかかりそうですけれど。
皆様気ままな方ばかりですからね。
[まだ空席の目立つ円卓に視線を走らせて肩を竦める]
まったく、久しぶりに呼び出されたと思えばいきなりこれとは。
相変わらず騒々しいことだねぇ。
[路地を抜けて整えられた市街へと渡る。
場違いともいえる格好のまま、そのビルの中へと入った。
困惑の表情を浮かべる受付係にヒラリとカードを突きつける。
慌てて下がったのを一瞥もせずに奥へと向かった]
[新たに注がれる紅茶に、ありがとー、と言いつつひらっと手を振って]
あー、オレは基本的に、動いてるか寝てるかどっちか二択のヒトですから。
こうやって、ただじっとしてるのは、性に合わないんだよねぇ……。
[言いつつ、ため息を一つついて]
ま、気ままが多いのは確かに。オレもヒトのコトは言えないけどねー。
[会議場を見回しつつ、軽い口調でこんな事を]
■1.ミュウ・フリーダム(Meu Freedom)
■2.24
■3.双魚宮
■4.特殊能力としては霧状物質による幻惑その他。
目立った武器は身につけていないが武器戦闘も可能らしい。
肉体的にはかなり柔軟な身体をしているらしい。
■5.薄布とリボンと宝石で構成される舞台衣装を好んで纏う。
快楽主義者であり、組織にも呼ばれた時だけ現れる。
―円卓会議場―
おやおや、ご大層なメンバーがいることで。
随分と暇そうだけれどネェ。
[専用のエレベーターを使い、辿り着いた会議室。
自分の他にも星座の称号を持つ幹部が既に複数いるのを見ればクツリと笑い。
ヒラヒラと片手を振りながら適当な席に着いた]
[礼の言葉にはただにこりと微笑むのみ。
自己分析を口にするディーノに少しだけ瞳を細め]
うーん。何ともわかりやすい行動選択ですね。
まぁ、確かに坊ちゃんがじっとされているのは何となく不思議な気もしますけれど。
[ポセイドンブルーのポットを静かに円卓に置きながら気ままが多いと言う彼の意見には同意するように無言のまま頷いた]
[新たにやって来たミュウに、やー、と言いつつ手をひらりと振り]
実際、ヒマだし。
お茶があるから、どうにかなってる、ってとこですよ、オレは?
[けらり、と笑って見せ]
実際、それ以外にナニがあるのかと。
というか、不思議って、どういうイミかな?
[ジョエルの言葉に、こて、と首を傾げつつ、問いを投げて見た]
[再びエレベーターの扉が開けば随分と艶やかな姿に瞳を細め]
おや。ご機嫌ようレディ。
今宵もお変わりなく麗しいご様子で。
[するりと流れるような会釈を一つ。
それから同じように紅茶とスィーツのラインナップを述べる。
ミュウが選ぶかどうかはともかくとりあえずは尋ねる、といった雰囲気]
[ティーカップに紅茶とミルクを注ぎつつ]
それにしてもまだ4人かぁ・・・これじゃあ全員集まる前に日が昇っちゃうよ。
[ふぁ、と欠伸を一つ]
あー、僕も眠くなってきちゃったな。
[扉の開く音。ヒラヒラと手を振る踊り子に]
やぁ、ミュウ。今日はどんな素敵な舞を披露してきたんだい?
『これで5人目、か。』
くの一 アヤメ がきたらしいよ(9人目……だったかなあ?)。
くの一 アヤメ は 余り物 になれるよう、天に祈った。
[首を傾げたジョエルに、同じように、けれど反対に首を傾げ]
おや、そのままの意味だったのですが。
…そうですね。
"仕事"以外のことをされている坊ちゃんが思い描けなかったものですから。
お気に障りましたのなら、無礼をお詫びいたします。
[申し訳ありません、と告げる割には表情に反省の色は欠片もない]
[...は壁に背を預け、ゆっくりと男の首へと腕をまわせば、それを合図に男は紅をむさぼり始める。]
[暗がりの静寂に響く水音。男の腕は、...の腰をしっかりと捕らえ。...の瞳は開かれたまま。指先の紅がつつと伸び。それは吸い込まれるように男の首筋へと。]
[見開かれる男の瞳に、...はすいと瞳を細めて。男の舌をぷつりと噛み切り、溢れ出る血を飲みつくそうと。]
■1.カレン・セインバスティアル(Karen=Seisbestial)
■2.14歳
■3.獅子宮
■4.純粋な肉体変異系。体内にいくつもの獣の因子を内蔵しており、任意に引き出すことが出来る
主に使うのは、右手の「猛獣の爪」と左手の「豪腕の腕」
ちなみに、「無い物を増やす」系の変異は痛いし疲れるらしい
■5.組織で「造られた」存在。「N計画」と名付けられた実験の公での唯一の生存例
まだ若く、幹部となったのは最近だが、精神年齢は年齢相当あるいはそれ以下なので、序列では下の方
むしろ、飛び抜けた身体能力を無邪気に駆使する実行部隊的な役割を担っている
ただし、体の維持に継続的な投薬が必要なので、あまり外に出ることはない
[一刻後。疾うに事切れた男の身体が、支えを失ってずるりと地に伏せて。更に鮮やかな紅を帯びた唇が綺麗な弧を描いて。]
もうちょっとゆっくり楽しみたかったのだけど、ごめんなさいね?
もう行かなきゃならないの。
[そうして、女は更なる暗がりへと足を踏み入れていく。]
別に、気にはしないけどー?
[形式めいた謝罪に、またけらりと笑って]
ま、確かにオレは仕事以外に何してるか、わかんないかもねぇ?
[もしかすると、自分でもわかってないかもー? と。
冗談めかして付け加えて]
ヒマなのはいいことさね。
好きなだけくつろいでいられるンだから。
ありがとうねぇ。
アタシが選ぶよりアンタが選ぶ方が味が揃うだろう。
チョイスは任せるよ。
[音も立てずに深く椅子に沈みこむ。
デイーノにはクツクツと笑い、ジョエルには肩を竦めてみせた]
いつものように舞ってただけさね。
無粋な輩にもちゃんと見せてやったよ。
[オーフェンの問いにはニヤリとしながら]
御代は頂いてきたけどネェ。
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