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[暫くして、ゆるりと手を動かす。其れは白か黒か、両方か]
……行くか
[立ち上がる。身体にだるさは残っていない
……といっても痛みを抑えるもので有るのだから
少し動きは鈍いかもしれない。
其れを感じさせる様な事はないだろうが]
……行くか。
会議場に居るかな
[考えながら、*部屋を空に*]
そりゃあ炎と氷のどっちが強いか…確かめてみたいもんだろ?
[ニッコリと―それだけ見ればなんの邪気もない―笑顔を浮かべ]
バカにしてっとヤケドするぜ?なんせ、世の中にゃあ花火の暴発で死んだヤツもいるんだからな?
[その言葉が引き金だったか―]
んじゃイイカゲン寒くなってきたし…いくぜ!
[言うが早いか左手の火球を解き放った!]
・・・来なよ。
[ニヤリ、と微笑む。それと同時に火球を絶対零度の冷気を膜とした真空の空間で包む。火球は音もなくその勢いを落とし、消える]
さて。小手調べだ
[呟くと同時に懐から銃を取り出し、三回引き金を引く。
一つは心臓へ、一つは眉間へ。そして最後の一つは右の腿を狙って。時間差で放ったにも関わらず、それらは向かう対象に対して同じ距離を保つ。それと同時にカルロスの前方以外の方向全てから、無数の氷柱が襲いかかった]
ふん…中々やるじゃねぇか。
[消え行く火球を見ながら不敵な笑みを浮かべる]
だが…まだまだ甘いぜ!
[右手を振るうと全周囲に緑色をした炎の壁が立ち氷柱と銃弾を溶かす]
へぇ・・・緑色、か。
でもこれは・・・溶かせないよ?
[言うとニヤリと微笑み、次の攻撃を繰り出す。
見えない無数の「真空の刃」がカルロスの居る空間に出現し、彼を切り刻まんと襲い掛かる。同時に鋭い氷柱をカルロスの全方向へと向けたまま静止させ、先の炎を打ち消した絶対零度の真空の膜で包み込む]
―会議場―
[入った先に姿は無く]
――
[吐息が軽く落ちた。
其れから其処に居たメイドに声を掛ける]
牡牛のの部屋は何処だ?
[ディーノの時もだが態々聞くのは何故か。
……判りきって居る。
其れから聞いた部屋へと向かった]
ちっ…!
[真空の刃が...の首を落とさんとしたまさにその瞬間...の姿はその場から―“消えた”]
ったく…テレポーテーションなんて久々だぜ。
[その声がオーフェンの背後から聞こえるのと青き炎が放たれたのは同時だった―]
卑怯くさいと我ながら…でも他に思いつかなかったんで勘弁してくれorz(原作の蟹はテレポーテーションでギリシャから中国の(蟹曰く)邪魔者を滝壺に落としていた)
――!
[背後にカルロスの気配が移ったのを確認すると。]
『これは少し拙い・・・か。』
[頭の中で少しだけ思考を巡らすと、衝撃波を自分の周囲に浮かべて解き放ち、「青い炎」ごとカルロスの身体を強烈な冷風で吹き飛ばす!!]
[どこかで剣戟の音が聞こえる。
ただ、ナナエにはそんな事よりも、弟であるレッグからの指令の方が優先であった。
パタパタと気配を消しながら廊下を走り、シャロンよりも一足先にエドガーの元へと辿り着くと、すっとレッグからの現在の状況について記したカードをドアの隙間に差し入れると、すぐにその場を立ち去った。
カードには、ノブとシャロンがクローディアの私室で何か話しているのを見かけたため、情報操作に乗り出す事。
アヤメにシャロンを見張らせた事。
アヤメがクローディアと同じく『詠む』事ができるという事実。
但し死体限定である事。
自分もノブに対して暗殺を行っても問題ないか? の判断について。といった内容が書かれていた]
双魚宮(ミュウ)の能力は近接戦闘には向かない。
摩羯宮(ディーノ)はいずれにせよ始末する。余計なリソースを割きたくない。
同様の理由により、最初から疑惑の対象である双児(ノブ)も除外される。
金牛(シャロン)、巨蟹(カルロス)は、彼らは血に酔う。放っておいてもいずれコロシアムに上がるだろう。
宝瓶(マイルズ)、天蠍(アヤメ)、処女(ジョエル)、人馬(オーフェン)…あたりが適当か…。
[軽い足音。武器を確かめてドアの脇に張り付くと、ノックが響いた。この符丁は…]
ナナエか。
[言ってドアを開く。同時に入ってきた空気をかいで、目付きが変わる、あらぬ方向を睨みながら、]
フム。レッグやカレンではなさそうだな。
[メッセージを受けとる、礼を言うと同時に、]
君は少し、今行われている戦闘の様子を見てきてくれ。無理はしなくていい。見つかるなよ。
ぐわぁっ!!
[冷風に吹き飛ばされ背後の壁に激突する!]
グ……。
[口の端に滲む血を片手で拭い再び炎を現出させる―その色は禍々しき黒]
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