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まあ…殺した以上はきっちり持っていってるだろうね。
逆に残ってたとすると「目的」が見えない分ややこしい。
まあ、死者には弔いは必要だろう?
僕達みたいな仕事でもね。
しかし、めんどくさいことになったねえ。
あまりこうやって二人きりで居るのを『誰か』に見られると厄介かもだねえ。
[レッグの存在に気づいたのか気づいていないのか。ドアの外をちらりと見やるとそう言った]
てなわけだから、僕はそろそろ失礼するよ。
見るべき者は見、やるべきことはやったからね。
[シャロンに手を軽く振ると*部屋を後にした*]
[さてどうするか? と彼は顎に手を当てて考える。
クローディアの私室にたまたま二人が居ただけで、怪しいと踏むのは早計以外の何者でもない。
また、だからと言ってここで手を抜いたため、二人に足元を救われるのは勘弁である。
そうなると、出来れば二人を同時に見張っておいて、ある程度疑惑が晴れるのを待つのが得策だと思うが、ナナエやメイドでは間違いなく荷が重いだろう]
――と、すると、誰かに見張りを頼むか。
[一人は自分が担当するとして、身軽で逃げ足の速いタイプが望ましい。もしくは時間稼ぎを行えるタイプ]
オーフェン、ミュウ、アヤメの三人が候補か。
[そう考えて、足は一番近い私室のメンバーの方向へ向けた]
其うだね、若し残っていたのなら――其れこそ、一体何を考えて、此うしたのかが判らない。
若し焦って忘れる様な事が在ったら良いと思っただけだよ。
[続いた言葉に、違い無い、と小さく。]
別に見られても不都合は無いけれどね。
まァ、裏切り者だと勘違いされるのは勘弁だ。
其れ以外もね。
[紅い口唇が哂って]
嗚呼、また後で、と成るのかな。
[同じく軽く手を上げて、然し自身は部屋に残る。]
痛かったかい、蛇の?
[そうと傍にしゃがんで、其の頬に手を伸ばす。微かに触れるだけ。]
本当に愚かな子だよ。
お前のお蔭で、真実、此処に裏切り者が居ると明らかには成ったがね。
――其れはお前自身の命と替えられる事じゃ無かろうに。
[銀の髪がさらりと手に零れ。
額を隠した紙は取らずに、一度、目を閉じる。
其れから立ち上がると、部屋を出た。]
[思い返すは先の言葉。魔法銀。
――時の神。
あの時は云わなかったが、其れは人が多数在ったからだろうか。
若しも思っている通りならば、彼は誰かが裏切り者か、判別できるのではないだろうかと。
考えるように口元に手を遣って]
−エレベーター前−
[にゃう、と猫が鳴いた。
どうやら本当にエレベーターは動かないようだ]
…さて、どうしましょうかレギーナ?
[ちら、と視線を落とせば首を捻っている猫の灰色の視線に気付く。
このままクローディアの部屋を尋ねてもよかったが、誰かしらいるだろうことは予想されてやめておくことにした。
そのまま、結局足は会議室へと向かう]
よりによって、何も無い駅で電車止まったー!(泣)
お金は持ってるから、せめてネカフェぐらいあれば…っ!
(電車の中で一泊というオチになりそうな予感)(ほろ
いけないね、落ち着かないと。
このままじゃ奴らも巻き込んでしまうさね。
[ヒラリと手を振れば香気は散り、微かな残香となる。
甘くどこか刺激的な香りが仄か漂い続けるか。
それも衣擦れの音と共に拡散してゆく]
やれよ、これではまた白羊のに説教を食らいそうだネェ。
奴らを無駄に刺激するなと。
[考え事をしているからか、その足は遅く。
メイドを捕まえて、彼の部屋は何処かと尋ねた。
殺気には反応するだろう。
然し只の気配には疎い。
悩むように、其の扉へと向かい]
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