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―自室―
[あの後、一人クローディアとドールの遺体を確認した後、部屋へと戻り。]
[窓辺に立ったまま煙管をぼんやりとふかしながら、エドガーの「探し物に便利な能力」と言う言葉を思い返し、...は小さなため息を落とす]
ん……厄介、よね……。
私のは所詮、誰かを殺さなけれならない。
かといって無作為に殺す訳にもいかない……。
動き出した、そこから糸口でも見つかれば楽なんだけどね……。
[二つの遺体を脳裏に浮かべ。]
あれじゃぁ、ね……。
まぁ、ヤツらが最初のターゲットにクローディアを選んだって事は、その手の力を脅威に思っているのでしょう。
[そうして、ある一つの考えに思い至りくすくす笑い出す。]
そっか、なら……あえて私自身が餌になる、って手もあるわね。そうすりゃ、向こうからやってきてくれる、かもしれない……。
さて、どうやって餌を撒こうかしら?
―客室―
無駄な動きはするべきでない。
アタシは間違いなく不利だ。
[薄明るい部屋の中に白い肌が浮き上がる。
立ち昇る香気が部屋中に広がってゆく]
だが、ここまでゾクゾクするのは久しぶりさね。
敵さんのやる気が垣間見えるだけに。
…ああ、どこまで押さえておけるかネェ。
[低い低い笑い声が響く。
部屋の中に漂う香りは一段と強くなっていた]
<naka>では2組出来るなら2組やってもらう方向で。そうでないなら勝手に襲撃するなりまとめページでやるなり面倒になる、と。まとめページに人狼側要望として書いておきますか?</naka>
[自室の中から、気配が遠のいては近づき、行っては戻るという十二宮のメンバーの気配を室内で感じながら、気だるそうに息をついた]
結局は、全員近くが俺の報告をあんま信じてないと。
今度からメンドクセー状況調査何ざぜってーしねー。ってか、そういうキャラじゃねーし。
[そうゴチつつ、それでも暇という事実は覆しそうもないため、一度散歩がてら部屋を出た。
そのままのんびりと、やはり人の出入りが激しいクローディアの私室方面に足を運び、彼女の室内でノブとシャロンが一緒に居るのを目撃した]
(何だ? 確かに出入りが激しかったが、わざわざ何故二人で居る?)
[その様子を覗き見ておこうかとも考えたが、万が一二人が裏切り者だった場合、他の十二宮を殺害に走る可能性も高い。
そのため、...はそっと気配を消しながら、クローディアの私室前を後にした]
<中の人>
あ、そうですね。
その方がいいかも。少なくても24Hで2組バトルと時間が被って二つのバトルがゴチャゴチャになっちゃう可能性もありまうしね〜。
そうだねえ・・・。
ま、昨日の晩に聖書なんて朗読されちゃったせいかな。
ちょっとだけ今、信心深い気分なのさ?
[おどけたようにシャロンに返す]
君の用事は手向け…だけ?
[其の部屋の前をレッグが通った事に、気付く訳も無い。当然だった。
気配には鋭い訳でも無い。]
然し…見事に、急所だな。
此れは、メイドが殺ったとは思え無い。
[其れから、ノブの聲にくつっと哂って]
僕は既に祈りは済ませたよ。花は後で頼んでおいた。
然し、信心深い、ねぇ…?
ま、其れ以外にも。
エレベーターのカードが若しかしたら無いかと思って来たんだが、ぱっと見は見つからないね。
まァ、裏切り者が、持って居るのだとは思うが
・・・ん?
[暫くはベッドの上で風の音を聴いて辺りの動きを観察していたが、風の音に歪みが生じる。一つの星の気配が消える。]
・・・レッグ?
否、早計は禁物か・・・
それにしてもアリエスはあんなに寝ないでよく平気だよなぁ。
[暇そうに呟く。ベッドの心地よい感触に、思わず睡魔に意識を奪われそうになるも、すぐに取り戻し、再び少年は思案に耽る。]
まあ…殺した以上はきっちり持っていってるだろうね。
逆に残ってたとすると「目的」が見えない分ややこしい。
まあ、死者には弔いは必要だろう?
僕達みたいな仕事でもね。
しかし、めんどくさいことになったねえ。
あまりこうやって二人きりで居るのを『誰か』に見られると厄介かもだねえ。
[レッグの存在に気づいたのか気づいていないのか。ドアの外をちらりと見やるとそう言った]
てなわけだから、僕はそろそろ失礼するよ。
見るべき者は見、やるべきことはやったからね。
[シャロンに手を軽く振ると*部屋を後にした*]
[さてどうするか? と彼は顎に手を当てて考える。
クローディアの私室にたまたま二人が居ただけで、怪しいと踏むのは早計以外の何者でもない。
また、だからと言ってここで手を抜いたため、二人に足元を救われるのは勘弁である。
そうなると、出来れば二人を同時に見張っておいて、ある程度疑惑が晴れるのを待つのが得策だと思うが、ナナエやメイドでは間違いなく荷が重いだろう]
――と、すると、誰かに見張りを頼むか。
[一人は自分が担当するとして、身軽で逃げ足の速いタイプが望ましい。もしくは時間稼ぎを行えるタイプ]
オーフェン、ミュウ、アヤメの三人が候補か。
[そう考えて、足は一番近い私室のメンバーの方向へ向けた]
其うだね、若し残っていたのなら――其れこそ、一体何を考えて、此うしたのかが判らない。
若し焦って忘れる様な事が在ったら良いと思っただけだよ。
[続いた言葉に、違い無い、と小さく。]
別に見られても不都合は無いけれどね。
まァ、裏切り者だと勘違いされるのは勘弁だ。
其れ以外もね。
[紅い口唇が哂って]
嗚呼、また後で、と成るのかな。
[同じく軽く手を上げて、然し自身は部屋に残る。]
痛かったかい、蛇の?
[そうと傍にしゃがんで、其の頬に手を伸ばす。微かに触れるだけ。]
本当に愚かな子だよ。
お前のお蔭で、真実、此処に裏切り者が居ると明らかには成ったがね。
――其れはお前自身の命と替えられる事じゃ無かろうに。
[銀の髪がさらりと手に零れ。
額を隠した紙は取らずに、一度、目を閉じる。
其れから立ち上がると、部屋を出た。]
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