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……病は気から、かな。
でも、離れていて通じたなら、運命?なんてね。
[いつもの軟派に一歩届かないような声音で、
ノーラの手を取った。
そこに棘が残っていたならとれる範囲で取って、
視線を上げて確認する数値――彼女もまだLv.2だ。
やはり覚えるのは少しの安堵と、多くの不安。]
あはは……。
やっぱり、ノーラさんには隠し事出来ないみたいだ。
[ふっと身体が軽くなった。先程一瞬増えた重さと同じほど。
もしかすれば、首輪の数値の動きを彼女はとらえてるかもしれない。
その感覚に少し、緑は瞬いて]
折角、可愛い服着てるのに、血で汚しちゃったら残念だね。
足洗いにいこうか?1人で歩ける?
[はっと我に返ると、怪我をしたベアトリーチェに声をかけた。]
[触れると、老人の脆く擦り切れた首輪が切れて。
小さな音を鳴らして、ベッドに落ちる。]
―――……ッな……!?
…ッ
[驚いたように手を引いて、次いで咳込んだ。]
[6の部屋から人が出てくる。
お互いの状況を話し合い人々の姿。
遠くからその姿を眺める]
うーん、皆お疲れですか。
なら、医務室で休むといいです。
上に行くのは僕に任せるといいです。
[戻る人たちとは対照的に3Fに行く気満々の様子を見せる]
[傷口から流れる血は、次第に固まって、そこを塞ぐ]
ううん、エーリッヒさん、大丈夫みたい。
血が止まるのが早いのは、病気のせいね。
[指先で触れると、痛みとさらさらした傷口がそこにあった]
だから、もう大丈夫。
[少し痛いけれど]
センセも…ツヴァイさんも、大丈夫?
[二人の様子に心配そうな顔。
オトフリートの表情が片側だけ歪んで居る気がして眉を潜めた。]]
−部屋4−
───元気なことで。
[背中に投げつけられた声]
[久しぶりに声を出して笑った]
[目の前にある服たちを眺めながら]
[青灰簾石を細めた]
[やがてたどり着く]
[自分の着ていた服]
[白いシャツと褪せた紺のジーンズ]
持って帰ったら、ヴィンテージかな。
[意図せずそうなってしまった服を手に]
ッ。
[くらりと、また、眩暈]
ノーラさんと、エーリッヒさんも大丈夫?
人の心配もだけど、自分たちも同じ病気なんだから、無理しないで。
[二人の方に声をかけて、杖をついて向かうのは1階へと下りる階段。
杖が段差を示すと、こくりと喉を鳴らした]
/*
初回占いキタ――!!
今回、灰でも真っ白だったしね。
そんな気配はしてたのさ(*ノノ)
ある意味、赤弾けれて正解だったのかも……。
[それは脆くて崩れただけなのだけれども]
……ッん で…!
[まるで、自分が切ったと錯覚してしまうような。
落ちたバンドを見て、悔しげに眉を寄せる。
湧き上がるような痛みと共に、咳が止まらない。]
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