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薬、一つ余分があるので、遠慮なく。
[鎮痛剤を拒否する人に、ちらりと視線を向けて。
アーベルに対して、遠慮なく飲んでくださいなのか、
ハインリヒに対して、遠慮なく飲ませてくださいか。
――唯、その一つの予備は。
亡くなった少女を思って、少し目を伏せる。]
僕も、今のところは、大丈夫ですよ。
[視線を上げれば手招かれて、
嗚呼、数値を確認する気かと――でも、隠す気は今はなく。
近寄ったところで、見られたなら仕方ない。
かわりに彼の数値を見るなら、お相子だろう。]
[小さな呟きはすぐ傍に居たから聞こえて。]
……うん。
[それだけ答えた。ライヒアルトの声が寂しそうだと思ったから、泣きそうな声で。
外に出て、広がる空を見上げる。他のみんなが外へ出た時より暮れて、夜になっていた。]
少し冷えるけど、綺麗だね、星。
[ヘリも見えているけど、それよりも降り注ぐような星を見ていたくて。手が届きそうに見えるけど、手を伸ばす事はしない。]
[白杖の音]
[右の耳だけが音を拾う]
[ぺたり]
[自分より小さな手が触れた感触]
[それを手だと思えない自分の左]
だって───空、見たかったんだ。
[大きく息を吐いた]
[ハインリヒがブリジットに出した援護要請]
[薬は嫌だ]
[小さい子供のよう]
[嫌がる表情はまだ健在]
[鎮痛剤。
痛みを鎮めるクスリ。
痛くない。 なら、
それなら、どうなのだろう。
自分の症状、何と書いてあった。
膝をついて、アーベルを覗き込むように見る。]
―― 3F 休憩室 ――
[ふらふらと。
足の赴くままにたどり着いたのは、ピアノのある部屋。
先ほど、隣を通り過ぎたときは注視しなかった。
けれど、ふと見るとそこには昨日はなかった石像と。
あと、へたり込んでいるゲルダが見えた]
……し、ぐなっ、さん?
[ぽつり、と声をかけて足を踏み入れる]
おとーさんの、けち。
[頑固親父]
[似合うなあ]
[ぼんやり思う]
[それでも薬は断固拒否だ]
俺よりも、ブリスにあげてよ。
[出るのだと]
[強い意志を持って言っていた彼女へ]
[自分のポケットをゆっくりゆっくり探って]
[未使用の鎮痛剤]
───莫迦だから、しょうがないだろ。
[医務室]
[そんなことを言っていた]
[取り合わなかったのは自分だ]
─屋上─
……悪い。
つまらん事、言った。
[泣きそうな声。小さく呟いた。
外に出て、やはり見上げるのは、空]
……ん、ああ。
星……出てる……んだよ、な。
[確かめるように、言う。
夜空のいろは確かめられても、星の瞬きはやや、ぼやけて見えた]
……『夜天の紫黒』。
『天上の主』遠く、『銀砂の子』は瞬きて、と。
[触れた先。手だろうか。冷たくて、硬いと思った]
空なんて。時間が経てばみられるのよ。
あんな、急に無理するものじゃないもの。
元気だと思ったのに。
だから、薬は飲まなきゃ駄目。
鎮痛剤だから、状態がかわるかわからないけど。
嫌がっても、ツヴァイさんが無理に飲ませるんだから。
[とんとん、と振動が伝わるように軽く腕を叩く]
>>289
ああ、副作用として、洞察力の向上、霊感力、感応能力の発現、直観力、危機的状況予知……いろいろあるようだ。
[オトフリートと入れ替わりにやってきたノーラに内容を述べる。
が、ふと、カルメンのことを聴かれて、黙りこむ。
溜息をついたあと…。]
君も見ただろう。彼女がナイフを持ち出したところを。
だから、オトフリートは彼女がピューリトゥーイじゃないかと疑っているんだ。
ただ、元々、そういう性質だった可能性もある。
[そしてしばしの間……]
僕は、そうでないのを祈りたい…。
――…ほら、逃げ道なくなってきたぞ。
そろそろ観念しろ。
[エーリッヒからの追撃にはアーベルを小突いて言う。
今のところは、そういうエーリッヒへの手招きを止めることはない。
誤魔化すことは止めたのだろうけれども、
そういう性分のものは気付かずにいようと努めるものだから。
傍に近付く姿に確認していない自分の数値も見られるのだろう。
安堵する医者の卵の青年とは逆に男の顔は気難しいものになる。]
…痛む場所は?
[増えた咳。
カルテより後の進行を確認する言葉だった。]
[ノーラに嘘をつく]
[彼女の星詠み]
[それで探られるのは好ましくない。]
[浮かんだのは、そんなノーラとつながっていると、言った盲目の少女。
いや、彼女にもふさわしいのは石の死だとは思っているけど……。]
[──不協和音の後の咆哮に駆け出す面々のあとに続き、私は部屋を飛び出した。
後ろから様子を伺っていた私に、ライヒアルトや他の面々は気付かなかったのだろう。
そして、その咆哮の主が闇に消えた後、私はそっと彼らから離れ、階下へと消える。
……ひとつ気になることがあったのだ。]
─1階・冷凍安置室─
(ごそごそ)……あった。
[私は探していたものを懐へ入れると、みんなの元へ戻ろうと階段を上る。
そう、その時私はその発見に気が緩んでいたのだ。]
[──自身の病気と、メデューサの進行。
それが齎す自らの破滅を一時忘却する程度には。]
観念しないと、口移しで飲ましますよ?
……お父さんが。
[駄々っ子のようなアーベルに、そんな脅しをしれっと。
そんな冗談は、自分の数値を見とめて気難しい表情を浮かべる、
ハインリヒの表情を和らげようとしたものでもあったけれど。]
……少し、吐き出す砂が増えました。
背中の石化も進んでるんでしょうね。
無理に動かすと、欠け始めてるみたいで。
[潜めた声音は出来るだけ、ハインリヒだけに聞こえるように。
それは、ブリジットやベアトリーチェが傍にいるから。
もし聞きとめられても、不安がらせないように、
表情は声音は、焦りもなく淡々と穏やかなままに。]
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