47 【いばらの王 blue-side】
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要らない……
要らない
[首を振りたいけど]
[今は重くて]
(*20) 2009/10/06(Tue) 12:57:33
[囁かれる言葉>>84。それに篭る決意に青い瞳を見あげた。
頷く。
剣の鞘へと導くその手の感触はしっかりとしていて。]
…ヘルムート…さん。
[帯びた武器。揺ぎ無い瞳。
必要ならば自ら手を汚す覚悟なのだろうと。
既に、二人"殺されて"いる。
誰も死んで欲しくないなどという奇麗事では、きっともう済まないのだから。]
(128) 2009/10/06(Tue) 12:58:06
消防士 ダーヴィッドは、政治家 ヘルムートを薄目で見上げた。
2009/10/06(Tue) 12:59:01
[きつく握られる手、本当なら
少しくらいは痛みを感じてもいいはずなのに>>126]
――大丈夫
[痛くなかった。
自分の手を見下ろすこと暫し。]
!!
[拳を叩きつける音。
びくりとして、気遣うように手を伸ばす。]
(129) 2009/10/06(Tue) 12:59:10
[胸を強く押さえたまま、聞こえた声>>+57に振り返る]
エーリッヒさん…。
[穏やかな微笑は生きている時に向けられたものと変わらない。
けれど届いた声は届かない世界からのものよりも鮮明すぎて。その意味が理解できると、瑠璃は潤んだ]
(+58) 2009/10/06(Tue) 12:59:22
[聞こえた咳の音。ハインリヒだとわかると、どこにいるのだろうと気配を探る。
先ほどのヘルムートの言葉を思い出し]
ツヴァイさん、私より先に、重い人に打ってあげて。
アーベルさんとか、先生とか。
私は、後でいいから。
[そう言って、階下へ行こうと立ち上がる。ノーラはもう大丈夫だろうかとそちらを視た]
(130) 2009/10/06(Tue) 13:00:01
[>>125 常緑の瞳――似ていると感じた彼女の奥。
白い花が、星が狂い咲いているように輝いて見えた。]
…、…
[けれどその輝きは彼女らしい気高しさと
内なる感情も秘めた光。
合わせた瞳、静かに閉じる。]
(良かった。)
…本当に、…
(131) 2009/10/06(Tue) 13:00:25
[ぴくり。]
[見開かれた目、息が詰まる。]
…ちが、
[口元に手を当てたまま、視線はゆっくりと虚空を追う。]
ユリアン、いれないと…11人、だよ。
だって、……カルメンさん。
[震える肩を抱く手に力が入らない。]
(132) 2009/10/06(Tue) 13:02:23
[>>121私の好きとは違う、その言葉の意味も今なら理解出来て
>>124ここに彼を置いていかなければいけないかもしれない、と眉を下げたけれど、姿勢を低くし少女の胸元にそっと手を置いて]
…ベアトリーチェのここに
ちゃんと いるわ。
私のここにも、ちゃんと。
[次に、少女の手を優しく包むように取り、自分の胸元へ。]
(133) 2009/10/06(Tue) 13:04:10
…こんな、ぼろぼろ……
蝕まれ…て……
[一点を見つめたまま、止まらぬ声無き嗚咽。]
(134) 2009/10/06(Tue) 13:05:06
[目の前を過ぎていったダーヴィッドのことも気にかかったが、
ヘルムートが追ったようなのでそこは任せることにした。]
……
[>>130ベアトリーチェの健気な言葉に苦笑いを零そうとして。
上手く…笑えなかったかもしれない。
けれども少しだけ冷静さが戻ってくる。]
―――…ああ。
わかってる…。
みんな――…順番にな。
[手を伸ばしてくるブリジットには>>129少し驚いたように
紺青を大きくさせてから、血の滲む手を軽く振って。]
――…お嬢さんも、順番にな。
(135) 2009/10/06(Tue) 13:07:39
[ダーヴィッドの目を見詰め、腕を取り脈を探しながら頷いた。
回復薬の効果。ゼルギウスからの物である事。先ほどノーラ達に述べた推論。現状を全て話そうとする。ゲルダの話の続き、カルメンに言及した部分は、耳に届かないまま階段を下って来た。]
使いたく無い、か?
(136) 2009/10/06(Tue) 13:10:46
[ハインリヒの咳――心配な顔を向ける。
壁を叩く音は彼を殺された事に対する苛立ち。]
……
[まだ大丈夫なわけはない。大丈夫に振舞っているだけ。
きっと今こうしていられるのは、繋がれた糸の先のおかげ。]
ベアトリーチェ。
エーリッヒから貴方の分の薬を貰ったわ。
もし辛くなったら…言って。
[ヘルムートにも伝えようとしたが、ゲルダの声に>>132]
…カルメン?
彼女に――何か、…
[彼女は霊感力が高まっていたはず、彼女が言うという事は―――それは、つまり。足りない注射。嫌な予感がした。]
(137) 2009/10/06(Tue) 13:11:46
―――…?
[ゲルダの様子がおかしいことに気付いて、
そちらを向く。…そういえば、まだ名前を知らない。]
…ど した…?
[出てくるカルメンの名に…虚ろな蒼の女性の名に。
つきりと何処かが痛むような感覚、緩く眉を寄せる。]
(138) 2009/10/06(Tue) 13:11:49
―階段―
っ…別に私は後でいいのよ――違う 貴方、手
[――痛そうだったから。
ハインリヒの血の滲む手を見てから>>135
いたみの無かった手を緩く握る。
逸らさず見つめてくる新緑が閉じられた>>131]
どう、したの、ノーラ?
[本当に――なんだろう。と
訊ねた時、ダーヴィッドの声が聞こえた>>127
其方を向いて、小さくくちびるを開く]
…大丈夫ですの?
胸
[指差すようにした。]
(139) 2009/10/06(Tue) 13:13:33
[はたり。瞬く。
ゲルダの嗚咽とどこか虚ろな声が聞こえる。>>132>>134]
ゲルダ …―― ?
[それは 休憩室の時の彼女とよく似ていた。
蝕まれて。 何に?――何に?]
(140) 2009/10/06(Tue) 13:15:20
>>136
………ッ
[まだ胸が痛くなってくる……。
そして、空気が飲み込めない塊のようにどんよりとしていて……。額から、全身から脂汗がにじんだ。
目をまたぎゅっと閉じて……息はしようと口は大きく開けた。]
……あ……
[だから、ヘルムートが何を言っているかが聞こえなかった……ただ苦痛に顔は歪んだ。]
(141) 2009/10/06(Tue) 13:16:20
盲目 ベアトリーチェは、星詠み ノーラにこくりと*頷いた*
2009/10/06(Tue) 13:18:29
(-62) 2009/10/06(Tue) 13:19:48
消防士 ダーヴィッドは、令嬢 ブリジット>>139にも返事ができない。
2009/10/06(Tue) 13:20:24
―3階階段前―
[>>139の声、此処にいる人を咄嗟に確認する。
ブリジット、ハインリヒ、ゲルダ、ベアトリーチェ。
階段の中腹、ダーヴィッド、ヘルムート――彼らには僅かに届かない声で真面目な面持ち、けれど口早に伝える。]
ブリジットは…
ピューリトゥーイでは …ないわ。
そしてハインリヒも。
(142) 2009/10/06(Tue) 13:20:30
/*
占われてなかったー。
つか見抜かれててわざと避けられてる?か、
ノーラからそんなに信用されてないのか。
…う、あ、ま、いーや。あやしーよねー。デビー
(-63) 2009/10/06(Tue) 13:24:39
[砕け、千切れていくこころの欠片。]
…あぁ……ぁ……
[蹲り、頭を抱えた。]
人殺し
ひとごろし
[アリス・マクレガー。その名が脳裏に浮かぶ。
赤い、赤い、ナイフと共に。]
欲しいわ
だから、いらない
[ポツリと呟いて、うなだれたまま動かなくなる。]
(143) 2009/10/06(Tue) 13:24:53
[ダーヴィッドから返事はない。
気遣わしげに視線を送るが、
ノーラの抑えた声に>>142]
――え?
ノーラ、貴方… 何、…
[謂いかけて、石像が持つメモに書いてあった
“クスリ”の一覧がふと思い出された。]
(144) 2009/10/06(Tue) 13:25:30
──…ッ
[ダーヴィッドの腕を強く引寄せ、上着を捲り上げる。
関節の内側のまだ滑らかさの残る皮膚をさすり、浮き出た血管を目指して、注射針を突き刺した。──相手の了承を待たず。
抵抗されて、針が折れては不味いと、ダーヴィッドの身体を壁際に押さえつけ、抱き込むような体勢。]
少し我慢してくれ。
頼む。
[床に投げ捨てる使用済みの注射器。
容態の急変が恐ろしい。背筋が凍り付くようだ。バンドの数値変化とダーヴィッドの歪められた顔のどちらからも目がそらせない。息が酷く荒くなっていた。]
(145) 2009/10/06(Tue) 13:29:15
[人殺し]
[(見殺し)]
[――かすかな眩暈]
っ―― ゲルダ
[いらない]
[呟いたまま動かなくなる>>143]
[地に膝を着いて――肩を支えるように抱いた]
(146) 2009/10/06(Tue) 13:32:54
大変な想いをされましたね。
[印象的な瑠璃が潤むのを見て(>>+58)、
口から零れるのは、そんな陳腐な台詞。
何処か困ったように、また微笑んで、
イレーネの頭を撫でようと指先が伸びる。]
胸、苦しいんですか?
[そして、彼女の胸に当てられた手に、
そんな風に尋ねてしまうのは、生前の癖だろう。]
(+59) 2009/10/06(Tue) 13:34:17
ころす
何
どうし て ?
わからない
わからない
嗚呼
――こわい
(-64) 2009/10/06(Tue) 13:39:29
>>145
[痛みにまた意識が遠のいて、もう手放していいと思った時、
腕に何かが刺されて、ビクリと身体を震わせる。
痛さは感じない、熱い、熱くて、冷たい…その違和感に無意識に押しのけようとする動きを何かが制して、そのままただ、動けずいたけど……。
痛みの頂点が過ぎたようで……下り坂を感じる感覚にほっとしたけど、痛みが逃げると同時に浮かんでくるカルメンの顔…。]
……あ……
[思い出して、また震えた。]
………僕が………
[ヘルムートの肩口で掠れた声をだした。]
………僕が………ころし………
[そこまで言いかけた時、今度は深い睡魔が頭を包み込んだ。*]
(147) 2009/10/06(Tue) 13:40:26
違う………
ちがう
[僕はこんなことで動揺したりなんかしない]
[これは、メデューサのせいだ]
[僕は]
[僕は]
僕は……
[気がついている]
違う
[違わない]
(*21) 2009/10/06(Tue) 13:44:33
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