─ 二階廊下→階下へと ─
んー?
[振り返ると主の翠色の目がこちらを見ていた。
物言いと>>0:423>>0:428群青色が笑むように細まる。]
ってもなぁ。
お嬢に洗いモンやら荷運びやら、させるのはちょーっと良心が咎めるのよネ。
[見えないところでならともかく、見てしまうと手を出してしまうのは長年染みた習性だった。]
ま、体質みたいなモンさ。そう気にしなさんな。
伊達に9年も付き合いがある訳じゃねぇからナ。
[へらりと笑うと、ブリジットの頭にぽんと手を置いた。
最近はあまり撫でる事もなかったが、昔はよく起き上がれない彼女の頭を撫でたりもしたものだ。
自分の荷物はベッドの方へと投げて、そのまますぐにブリジットと下へ降りるべく足を向けた。]