─ 屋敷の裏 ─うん、視たよ。[肯定はごくあっさりとしていた。回りくどく言っても仕方ない、なんて、そんな思いもあったから]……それはお互い様でしょ。[それでも、嘘ついてる、という言葉には、ほんの少しだけむう、とした響きを乗せる。誇示される体格差。力では勝てないのはわかっている。ここ数年でようやく動くようになったけれど、元は筋金入りの引きこもりだ]