[少女は両の手をしばし見てから、目の前にいる青年を見る。ライヒアルトが静かに広間を辞す>>4のには気付かない。ぞくり、とした快感に似た何かが背筋を駆けて行ったが。それを堪えながら、少女は感じていた違和に。眼を逸らしていた事に眼を向ける。]……エリお兄ちゃん人狼、だよね?[少女はできるだけ笑みを作る。銀のナイフは結局取りにいけてないから、少女は無防備のままだ。]