― →客室 ―
……熱?
[小さく問い返しながらドアを閉めた。>>6
熱があるのなら、確かに外気に晒されるのは拙いだろう]
風邪、ってわけじゃなさそう、だな、その様子だと。
……確かに、女の子には頼めないか。
[目の前で服を脱ぎ始めるのになるほど、と納得して、言われるままに示されたその背中を見て……]
え?何だ、これ……
[熱を持っている、と言う言葉に違わぬ色の中に咲いた、蒼
まるで、花のような……]
……なんか、蒼い痣みたいになってる、けど。
アーベル君、ここ、どこかにぶつけた?
[浮かんだ疑問はそんなことで、取り合えす確認のために一つ、問う]