[ピュウピュウと吹き出る返り血に染まりつつ、事切れたことを確認すると、パッと手を離す。ずしゃりと血溜りの中へ崩れ落ちる亜佐美。それを冷めた目で見下ろしていたが、七重がこちらに駆けてくると、ゆっくり振り向き、]……やぁ、遅かったですね。待ち草臥れて蒼さん殺しちゃったじゃないですか。[血に染まった笑顔をにこりと向ける。]