[階段を降りて、二階へ。部屋を訪れるつもりだったけれど、二階に下りた時点で、気持ちが揺れて。気を鎮めないと、と階段を降りた。だから、半開きになった扉には気が付けないまま。階下に降りて、庭へと駆けだして]あー……も。なっさけな。[ぽつ、と呟き、空を見上げる。晴れない空は、今の自分の心境を物語るようで。とにかく気持ちを切り換えよう、と一度深呼吸をして]