― 村の通り ―[それから、少し経って、いくつか話をしたあとで]ソーヤお兄ちゃんは、これからどうするの?[と短く聞いた。なるべく一人では居たくなかったからそれは彼も同じらしく、広場に向かうと言うなら一緒について行こうとして少し歩いた所で、ソーヤが小さく声を零した]お兄ちゃん?[見上げた彼の顔は、少し驚いているように見えて、だけど、それも一瞬す、っと目を閉じて、ゆっくりと、まるで崩れるように力が抜けて]え…っ!?[慌てて正面に回りこんで、全身でソーヤの体を支える]