─ 前日/聖堂 ─[向けられた同意、その後に続いた願い>>22に、天鵞絨は緩く瞬いた]……うん。その方が、いい。きっと。[言葉少なく紡いで返すのは頷き。理由はわからないけれど、その方がいい、と思えたから。ふたりの亡骸は、同じ場所に眠らせて]…………。[部屋を出る前に銀十字架を握り締めるものの、祈りの聖句は紡げなかった。ただ、静かな眠りを願うだけで、留めて。一度厨房に寄ってお茶を用意してから、向かったのは談話室]