はっは、参るのはこっちだと思うがねぇ。頭に瘤は出来るし…[針山の壁を見やれば小さく笑い]カードを使わされるんだからねぇ。――『破滅の塔』!![倒れてくる壁よりもカードが光を放つ方が早いか。男の足下から針山の壁よりも高い塔がそびえ立つ。そして、頂上に立つ男は小さく笑った]ほれ。追いついたぜ。[とん、と塔から屋根へと飛ぶと同時に、左手の甲から銃身が出てきて。特にねらい打つわけでもなく、ディーノに向かって乱射した]